[ 金沢便り2012.3月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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3月31日(土) 人生の節目
 昨日の夕方の小松羽田便で移動し神奈川県にやってきています。相模原市の橋本に宿泊、午前中から引っ越し作業の手伝いです。下の息子が就職し、会社の寮に入れてもらうことになったので、ついてきました。すでに送ってあった荷物を広げて、家電品等を設置し、荷物を収納、ダンボールはすべて小さくまとめてひもでしばり、梱包材はまとめて袋に入れたりと、この地域の基準に従い分別ごみとして出せるようにしました。そんなこんなで、昼になり、雨の中を近くのショッピングセンターに行き、まずは昼食。追加で買うべき冷蔵庫や生活上の消耗品等を買い集め、寮に戻り、会社の総務の方がこられてのオリエンテーションの前に、片付けは終了。自分が最初に東京に出てきたころを考えると随分恵まれた環境でのスタートです。あとは当人の活躍に期待するだけです。息子の成長について大したことはしていないような気もするが、社会に出て学ぶことが圧倒的に多いはずなので、確実にいろいろなことを身に着けていって欲しい。今日が、当人にとっても、親にとっても人生の節目であることはたしかですね。ちなみに、お世話になるのは 日本山村硝子さんです。よろしくお願いします。


お世話になる寮

3月30日(金) 海藻しゃぶしゃぶ
 午前は珠洲で打ち合わせ。わくわく広場をたずねた後、市役所で打ち合わせ、最後は 珠洲ビーチホテルで打ち合わせ。エステルームの改装の様子を拝見した後、レストランカメリアで海藻しゃぶしゃぶをいただきました。季節限定のメニューで4月上旬まで提供予定です。今年は海藻の量が少ないとうかがっていますので、貴重です。酒粕鍋に5種類の海藻を通していただきます。ワカメやホンダワラなどの褐藻は熱に通すときれいなみどりに色が変わります。その変化も楽しみの一つ。珠洲市の飲食店や宿泊施設のいくつかで提供中です。 海藻まつりのページで紹介してあります。


海藻しゃぶしゃぶ

3月29日(木) 年度末
 正確には明日が年度末であろうが、県庁を訪ねたらすでに年度末であった。レイアウトは変わり、引き継ぎを行なっておられるような様子がいくつも見られました。おつきあいのある方も多くが異動されます。そのような中で、退職される方に一言だけお礼が言いたくて参りました。県庁を完全に離れられるようです。2001年1月にエコツーリズムの研究会を最初に石川県で行なった際の予算をいただいた時からのおつきあいですから、それ以来10数年、いろいろとご支援いただきました。ただただ感謝です。今後もご活躍されんことを期待しています。


3月28日(水) 丸福
 一日、金沢事務所にいたので、昼はお向かいの丸福(金沢市泉1-5-60 TEL 076-243-8059 月曜定休)でいただきました。随分久しぶりのような気がしますが、新しいメニューができていました。さっそく注文、もやしラーメンです。ポップの表現通り、しゃきしゃきしたもやしの歯ごたえがあって、強火でさっといためた感じがいいですね。めんもほどよい茹で加減でした。おすすめのメニューかもしれません。夕方、暗くなってから事務所のあるアパートの廊下の蛍光灯を代えました。2階の廊下は3本もつかなくなっており、点灯管も壊れていました。ずいぶん明るくなった印象です。廊下が暗いと気分も暗くなりそうなので、春を迎えてちょうどよい作業でした。


丸福のもやしラーメン

3月27日(火) 能登の美味しい海藻
 珠洲の元気創造まつり実行委員会で制作を進めてきた『能登の美味しい海藻【ダイジェスト版】』がようやくできあがりました。のと海洋ふれあいセンターの池森貴彦さんの原稿と写真を活用させていただいています。長年、研究を蓄積されてきた成果が詰まっています。海藻料理を提供されている飲食店や宿泊施設で活用いただくことがねらいですが、もちろん、のと海洋ふれあいセンターでも活用いただければと思う。池森さんがまとめておられる能登の海藻は30種以上ありますので、次は本格版を作成したいものです。能登の里山里海の振興を図るためには、貴重な資源をジャンルごとにまとめていく作業も重要ですね。今日も朝から珠洲に向かい午前中に会議を行ない、昼はビーチホテルでいただき、水中運動の成果を評価するための計測の様子を拝見して、夕方には金沢に戻りました。


『能登の美味しい海藻』

3月26日(月) 商店街とは異なる存在へ
 富山県射水市太閤山の千成商店街のミーティングに参加。次年度の事業について、意見交換が行なわれました。お客様が面白がっていない事業については廃止し、楽しみにされている事業は継続することに。さらに今年度初めて取り組んだスタンプカード活動は継続実施することになりました。最後に提案させていただいたのは、商店街という概念で語ることをおやめになってはどうかということ。20軒程度の集まりのショッピング広場のような空間ですので、商店街と呼ぶことに違和感があります。太閤山の住宅団地の中には、大きな商業集積やスーパーもあり、近くの小杉駅周辺にも商業集積ができています。そのような環境の中で商売を続けるためには、特徴のある商売を行なわないと難しい。飲食店が半分はあるので、そのことを柱に集客を図ることが早道でしょうし、お客様にとっても多様な飲食店が集積していることは魅力的です。今後も新たな飲食店の誘致を積極的に行なうことが良いのではないかと思う。「千成広場in太閤山」「食の広場・千成」のようなネーミングが機能を表現しています。 


3月25日(日) 能登半島地震から5年
 東日本大震災に比べたら小さな地震でしたが、能登半島地震があってから5年です。能登の復興はいかがであろうか。門前の街並みはきれいになり、総持寺通り商店街の被災した店がすべて営業再開したとの報道もあります。一方で、人口減少と高齢者比率は高まり、門前地区は50%以上が高齢者になっているはず。総持寺へ参拝に来られるお客様が手仕事屋さんをはじめ商店街に寄って下さるので、いくらかは総持寺通り商店街が賑わっていますが、黒島地区の活性化はまだまだですね。雪割草の群生地である猿山岬にはお客様がお越しになられています。地域の再生のためには、若者が定着していろいろな仕事で活躍できるようにならないといけないが、そのためには、地域に暮らす若者たちが思い切り楽しんで暮らしていることが重要です。そのことにどれだけ地域のリーダーたちが想いをいたして、活動していただけるか。能登での商店街リーダー養成研修会を広域の商店街の方々に集まっていただき実施して感じたことは、まず若い人がリーダー役を担う商店街があることを知るべきことだ。いろいろなジャンルでそのようになることが早道ではないか。


3月24日(土) 森の不思議
 先日の東京行きで感じたことの一つは都会の異臭。ターミナル駅で乗り換えた際、駅構内で強い異臭がしたが、通り過ぎる人たちに違和感をしめす表情は無かった。慣れっこになっているのかしれないが、こんなことを気に留めていては都会では暮らせないのかも。このようなところに暮らす人々に必要なのは、森の中のような爽やかな空気の中で過ごすことではないか。なぜ、森が良いかを分かり易く紹介している本が神山恵三著の『森の不思議』です。1983年に初版が出ているが、現在も販売されています。都市生活の方々には是非一読をおすすめします。森林に関わる方にも読んでいただきたいものだ。特に杉林のことをよろしく思っておられない方々は読むべきですね。スギやマツ、ヒノキは、α-ピネンなどテルペン系の物質を多く発散しており、微生物には「フィトンチッド」(植物が出す殺菌物質)として作用し、人間にも一定のプラス効果が期待されるとのこと。テルペンは皮膚刺激剤、消炎剤、消毒薬、去痰剤等として利用されていました。現在でも香料や医薬品の原料として利用されています。次の愛知県衛生研究所記事静岡新聞記事参照。


『森の不思議』

3月23日(金) 継続できる仕組み
 東日本大震災の被災地にどのように関われるか、そして何ができるか。被災状況からして相当な時間がかかります。その間、継続的に関わるためには、それなりの仕組みを作らないと難しいのかもしれません。地域の産品を買い続けるサービスの仕組み、旅に出かけるツアーの恒例化、そして、現地に赴いての支援活動、いくつかのパターンを設けて、多くの人々に関わっていただく必要があります。例えば、年に何回か特産品が届くパックになったサービスを用意して、毎年1万円ぐらいで参加できるようにするとか、料金も5年間は口座引き落としにできるようにすると便利かもしれません。旅の恒例化については、旅行代理店がそのような商品を造成するか、金融機関がお客様サービスに組み込んで、毎月決められた額の積み立てを行なうとか。現地に赴いての支援活動は企業としての活動が望ましいですが、個人でも参加できるプログラムがあると良いですね。一次産業の作業の手伝いのツアーを毎年実施するとか。可能なことをしっかり構築していきたいものです。すでにいろいろな仕組みが作られてきていますので、それらを一覧にして選べるようにすることからですかね。


3月22日(木) 日本エコツーリズム協会理事会
 午後から目黒で 日本エコツーリズム協会の理事会がありましたので、東京に行く。午後1時からは、鳥取の方々と打合せ。来年秋にエコツーリズム国際大会を予定しており、エコツーリズム協会もお手伝いしますので、担当理事ということになっています。大山をメインにした里山里海でのエコツアーの可能性を探りたいものです。理事会は、いろいろなご意見が出て面白い会でした。その後は、いつものように懇親会でした。企画委員会や理事会に参加して最も有意義なのはこの場での意見交換です。会議ではできない突っ込んだ話や全国各地のエコツアーの現状をうかがうことができます。9時過ぎには終わりましたので、その後、新橋に移動し、のとだらぼちに行く。久しぶりですが、新しいメニュー開発をされていますので、それを試させていただきました。


3月21日(水) 花嫁のれん展
 10時から16時まで、能登空港で、震災復興基金事業の審査会が行なわれました。輪島市から中能登町まで、それぞれ取り組まれている事業について説明があり、質疑応答があるというものです。地域の魅力発信をテーマにしていますが、持続可能な事業を行なっていただきたいというのが、基金を管理している県の希望です。なかなかそのような事業になっていません。現在は委員会を組織して事業を推進しているとしても、既存の組織等と共催することで、将来はその組織等が継続して事業に取り組むように誘導することが一つの方法です。そのようなアプローチは珠洲市での取り組みです。一つのモデルを示すつもりで、事業のお手伝いをしているが、そのことはどれだけ理解されているであろうか。本日の会場の能登空港では、1階に七尾の花嫁のれん展のPRを兼ねて、花嫁のれんが何枚もつり下げてあります。春らしい雰囲気を演出する意味でも面白い試みです。七尾の一本杉通り商店街の花嫁のれん展は商店街の女将さんたちの発意でスタートし、毎年継続することですっかり定着しました。継続して行なえる事業のフレームを企画していくことが各地域に期待されていますね。


能登空港の花嫁のれん

ポスター

昼食についていたアカモクのお吸い物

3月20日(火) 本の買い方を変えないと
 これからのことを考えると、変えないといけないことがいくつかある。その一つが、本の買い方である。これまでは、いつか役に立つかもしれないと思えば、買っていたところがあるが、それでは貯まる一方で、すでに読み切れない程の蔵書数になっている。すぐ読む、利用するという本に限定しないと、置く場所に困ることになっています。能登事務所に半分程は運んであるが、金沢事務所と家にあるものだけでも読み切れないと感じているので、買う本はセーブしないといけませんね。学生時代のように、図書館をもっと利用すべきなのかもしれない。変えないといけないと思うことは他にもいくつかあって、デジカメで撮影した写真のストックの仕方、食事の仕方、移動の仕方、エネルギーの利用の仕方、仕事の仕方、地域との関わり方、人とのつきあい方、・・・きりがないか。


3月19日(月) 赤かぶ掘りツアー
 10時に五箇山の道の駅ささら館に集合し、赤かぶ掘りツアーのモニターに参加しました。楮集落に移動し、かんじきを履いて、赤かぶ畑に移動、赤かぶ掘りに挑戦しました。今回で3回目です。観光業の方にも参加いただき、旅行商品としての可能性を体験的に評価いただきました。雪は1メートル半程残っており、赤かぶにたどり着くにはかなり時間がかかりました。ようやく見つけた赤かぶを、そのままかじってみたり、焼いて食べてみたりして雪の上で楽しみました。その後、晴天に恵まれたので、棚田を歩いてかんじきハイクも楽しむ。雪が融けた土手の部分にはアサツキが自生しており、それも試食させていただきました。雪を楽しんだ後は、公民館に移動し、そこで、地元のおかあさんたちが作って下さった赤かぶ料理を堪能。赤かぶが漬け物以外でもいろいろ楽しめることを存分に味わいました。5,000円以上で販売可能との評価もいただく。今後具体的な旅行商品として販売されることを期待したい。


赤かぶ掘り

かんじきハイク

赤かぶ料理

3月18日(日) 学舎
 朝から珠洲に行く。まずは能登学舎に行くが、里山マイスターの先生をされていた小柴さんだけがいらっしゃり、コーヒーをいただきながら、今後のお話をうかがう。その後、調査をお願いしていた後藤さんたちが来られたので、調査内容を確認させていただきました。その後、ビーチホテルに行き、スポーツクラブウェーブの大畑さんと打ち合せ。昼はビーチホテルのレストランで豆腐丼をいただき、次の約束まで時間があったので、1時間ほどプールで歩く。海を眺めながら歩くのは気持ちよい。その後、外浦をめぐりながら、塩田村まで行き、ここでも調査結果を預かる。最後は再度、能登学舎に戻り、中谷さんから調査票を受け取る。昨日、修了式があった里山マイスターの事業も一旦終了です。次年度の具体的な事業内容は不明確ですが、この学舎がさらに活かされることを期待したい。学舎は人が集ってはじめて機能します。同じ時空を共有することで、学び合う関係が構築され、それがその後の人生に役立つことが望まれます。


3月17日(土) サリーナ
 昼はサリーナでピザとパスタをいただきました。久しぶりですが、相変わらず人気のお店です。11時半過ぎに行くとすでに5組はお客様がおられた。12時には満席です。予約を受けないのは理由がありますね。回転率を上げるためには、予約を受けて席を空けておくのは無駄です。来店されたお客様にも失礼というもの。食事をするだけなら1時間もかからないですからね。パスタについてくるパンの塩味が効いていて美味しい。おすすめです。


石窯で焼いたピザ

3月16日(金) 森はいいですね
 今日も5時半に起きて森へ行く。海側の森から入り、台地状の所から、頂上エリアに向けて道をつける。獣道を少し広げて、人間が通れるようにする程度です。太枝切り鋏で切れる程度の細い木を除伐していく。マツは極力残し、混淆林を目指すイメージです。2時間は作業を行うが、まだまだです。今後の楽しみにしておきましょう。ホテルに戻ってから、温泉につかり疲れを癒す。チェックアウトの後、女将さんと30分ほど話してから、ホテルを後にしました。山内鮮魚店入谷yes工房で土産を買い、一路仙台空港を目指す。途中、高速が渋滞しているところがあり、ヒヤヒヤでしたが、何とか20分前には空港に到着できました。行きも帰りも、加賀の御菓子城加賀藩の社長ご夫妻と一緒になりました。気仙沼等に足を運ばれたそうです。復興応援のために被災地に足を運んでいただけることは良いことです。地域のために頑張っておられる観洋さんを選んで泊まりに来ていただいているお客様も多いようです。そのような輪を広げていくことが大切ですね。


観洋から拝めた日の出

朝日を浴びる森

マツを残し歩く道をつける

3月15日(木) 南三陸憩いの森
 今日も南三陸町にいます。午前は中央大学の学生諸君と、南三陸町長表敬、山内鮮魚店入谷yes工房を訪問。その後、観洋にもどり、日本エコツーリズム協会広報誌のために女将さん、志賀さんにインタビュー。昼食の後、志賀さんを栗駒高原駅まで送り、戻ってから、再度、森に参りました。朝早くに上った、手前の森から入り、昨日作業をした場所まで辿り、さらに、松林、杉林をいくつも抜けて、森を降りました。途中には、広い作業道があったり、それなりの面積があります。観洋さんが持っておられる森は広葉樹を主体に、松がところどころに混ざっていて、森林療法のフィールドとしても有効です。なだらかな稜線が続き歩きやすく、途中にいくつか休憩ポイントを設ければ、もっと過ごしやすくなることでしょう。住民の皆さんや観洋のスタッフも参加して、作業を続けていただけるとよいですね。


山内鮮魚店の加工品コーナー

古い木造の建物の入谷yes工房

大勢のスタッフが仕事を

3月14日(水) 南三陸町へ
 12時に小松空港から飛び仙台空港へ。レンタカーを借りて、午後3時過ぎには南三陸町に着きました。4度目の訪問です。中央大学の後輩たちと谷下先生、そして、南三陸町語り部ガイドの後藤一磨さん、南三陸ホテル観洋の鈴木さんにおつきあいいただき、 南三陸ホテル観洋さんの裏手にある森に連れていってもらいました。今回は観洋さんの所有されている森に入り、道をつけ、眼下に志津川湾を望める場所までたどり着きました。湾全体を見下ろせる好立地です。徐々に歩くルートを整備し、住民の皆さんにも観光のお客様にも森で癒される時間を提供できるようにしたいですね。その可能性を十分感じることができ、有意義でした。森についてお詳しい後藤さんという素晴らしい先生がいらっしゃることも貴重です。


土手にフクジュソウが

シュンランも生えています

森を整備(全て観洋の鈴木さん撮影です)

3月13日(火) 射水市商工会青年部
 夕方、久しぶりに八尾に行き、商工会に報告書の残りを届ける。その後、射水市商工会大島支所に行く。青年部の勉強会の2回目。特産品開発をしたいという皆さんの意欲を形にするには、どのようなプロセスを描けばよいか、基本的なフレームを説明し、意見交換を行なう。ブレーンライティング法を解説し、試しに行なうことを提案。少し時間があれば、実際に行なえば良かったのですが、次の機会があれば、取り組んでもらいましょう。基本フレームをしっかり構築して活動を進めたいという部長の意思がしっかりしているので、それを基軸にことを進めていただければよい。リーダーたるもの、方向性を指し示すことが重要な役割だ。「射水丼」というものがマスコミで発表されたようだが、射水市にとっては、「射水御膳」が良いように思うという話を最後にさせていただいた。商工会議所と商工会が一つの市の中に共存しており、エリアも資源も限定して発想しているが、オール射水市として、地域内の資源を有効に組み合わせた商品開発を進めてほしい。


3月12日(月) 商店街
 商店街リーダー養成塾の最後の会合が穴水であった。実際は来週も七尾で個別商店街の勉強会があるのだが、全体で集まる最後です。個々の商店街での取り組みについて発表いただいたが、試しに何らかのことを行なった商店街は、動きが感じられます。継続性のある商店街振興活動を期待したいが、商店街での活動と同時に重要なのは、個店を強化し、魅力を発信していくことだ。強力な店があれば、広い範囲からでもお客様はやってくるし、そのような店の集積があれば、再訪し易くなるのではないか。歩いて楽しい商店街のためには、街並みの美しさや見て楽しめる要素も必要だ。そのためには、商店でない人たちの参画も重要だ。そして、高齢の方々がぶらぶら歩けるような安全の確保も不可欠です。課題は山積していますが、世代交代を促進するためには、若手がリーダーとして活躍するように、先輩方が元気なうちに仕向けないといけませんね。


穴水・もりそばでいただいた「かきそば」

3月11日(日) 3.11
 あの日から一年が経過しました。昨年の今日は極めて少ないコメントが残っているだけです。地震発生時は能登事務所に居て、中央大学の谷下先生と話していました。その後、金沢に戻り、テレビやネットでニュースをチェックしていましたが、状況は極めて厳しいものでした。しかし、まだ原発のことは大きくニュースになっていなくて、津波で街が壊滅していく様子を何度も拝見していました。とりあえず、情報収集を始め、深夜には東日本大震災関連情報コーナーをアップしました。震災復興のために、東北のモノを買い、東北に行こうという呼びかけはしていますが、強力に勧められない側面もあります。それは、原発事故の影響が計り知れないことです。政府が発表しているデータは意図的に限定されているような気がしています。可能な限り正確な情報を集め、提供していきたいものです。


南三陸町・戸倉小学校職員室の時計

3月10日(土) 珠洲からのスタート
 午前は金沢大学・能登学舎での里山マイスターの卒論発表会に第2弾でした。3名の方の発表があり、これで全て終了です。後はしっかり卒論としてまとめていただくだけですね。それで5年間続けてきた里山マイスター事業が終了します。次年度は体制を立て直し、新たな仕組みを作り後継事業として行なわれる予定です。地域への新たな人材誘致のきっかけを作る機能を果たすように期待したい。午後は、能登空港で県立看護大の「きときと朝ご飯」レシピコンテストが行なわれ、その最初の部分で地域看護診断、能登町健康・栄養調査の紹介がありました。地域看護診断の一環で能登事務所で一度ヒアリングを受けていたので、その成果を拝見に参りました。現状把握としては、よくまとめられています。今後の健康増進のための活動とその成果評価を継続的にしていただけることを期待したい。バランスの良い食事の作り方、適度な運動、筋肉をつけるための活動の具体的な提案が望まれます。夜は、高校の同期会がありました。長い一日でしたね。


里山マイスター卒論発表会

3月9日(金) 古海魯肴(こみろな)のラーメン
 午前は珠洲ビーチホテルでヘルスツーリズムについての打ち合わせ。スポーツジムスタッフが指導されている健康増進プログラムについての見直しも提案させていただく。やさしい、ゆるやかな運動のイメージが一方に欲しいです。12時までに終了し、能登町に移動、昼を古海魯肴(こみろな)でいただく。みどり色をしためんをいただきました。細麺で食べやすかったです。午後は、やなぎだ荘で行われた能登キャンパス構想活動報告会でした。能登各地で行われた地元大学のゼミ活動の報告です。物足りないと言えば物足りないが、学生諸君が地域に入って、地域の人々の話を聞いたり、祭りの手伝いをすること自体は良きことだと思う。そのことがきっかけで何を学び、次につながる関係が構築できていくかで評価すべきでしょう。地域課題の解決を学生諸君の活動だけで導き出すことは難しく、学生諸君との交流を通じて、地域住民が何を学び、未来に向けての何等かの新たな動きをはじめられるかどうか、地域も試される面があるのではないか。


古海魯肴のラーメン

3月8日(木) 震災から1年
 あらゆるメディアが震災から1年を特集しているようです。ささやかながら情報収集を続けてきた「東日本大震災関連情報」のページも震災翌日から始めて、1年近くになります。毎日のように東北の新聞のネット記事をチェックしていますが、おかげで地域の事情に詳しくなりました。これはという記事が少ない時は全国メディアや雑誌の記事なども拾ってみたりしています。このコーナーをご覧いただいている方は相当数いらっしゃいますが、少しは継続的に東北のことに目を向けていただいているのではないかと思います。来週は再度、南三陸に参ります。連泊して、エコツーリズの発想での震災復興の可能性をさぐりたいと思います。南三陸ホテル観洋さんから歩いていける距離にある森をツアーフィールドとして整備できないか、森に入って確かめてきたいとも考えています。中央大学の後輩たちも応援に来てくれますので、一緒に活動できればと思います。仙台の志賀さん(中央大学の先輩)も駆けつけて下さいます。1年が経過した直後ですが、現状を再確認し、これからの活動計画を立案します。皆さんのご協力をお願いいたします。


3月7日(水) 老人が一人で暮らすこと
 久しぶりに伯母さんに自宅で過ごしてもらう。年度末で平日に時間がとれず、今年初めてのことです。平日にしたのは、近くの信金や郵便局に行き、生活費を移動させることが目的でした。おかげで、普段お世話になっている福祉施設の利用料が口座から引き落とされても当分大丈夫になりました。家で生活したいと時々は言われるのだが、足腰が弱っており、現実的には難しい。誰かがそばについていないと不安です。もともと、足腰が一気に弱くなったのは、一人で家で暮らしたいということで、家で生活していた時に転倒し、腰の骨を圧迫骨折したためですから。足腰の弱った老人が家で暮らすためには、多面的なサポートがいりますね。


3月6日(火) のと115椎茸ステーキ丼
 朝早くに東京から来られた方を駅前のホテルにむかえに行き、珠洲に向かう。まずは、商工会議所で打ち合せ、その後、ビーチホテルに行く。レストランでは、水中運動の成果を測るための実験に参加されている方々が食事をされていました。ヘルシーなメニューも試食をしていただいています。その前に、成果評価の測定をしていただいている藤原先生(金沢大学)が運動の仕方を指導されいました。当方は、先日始めた新メニューの「のと115椎茸ステーキ丼」を試食させていただく。価格は1150円です。支配人には、少し回りに盛りつけてある野菜の改善を提案しておきました。その後、珠洲焼資料館で打ち合せ、さらに塩田村に行き、横道社長と相談し、曽々木回りで戻りました。長い道のりですが、金沢には6時前には到着しました。


のと115椎茸ステーキ丼

3月5日(月) 千成商店街
 昨年の7月以来の千成商店街です。何度か勉強会に参加しているが、前回提案したことは実践していただいていました。マップを作成し、スタンプラリーを実施、ホームページも簡単なものが出来ていました。スタンプラリーは9000枚も印刷されたとのこと。それなりの反響があったようです。ただし、ホームページは作られていますが、まだまだ情報発信は弱い。ホームページがほとんど更新されていません。飲食店が多いのだから、もっとネットを活用されると集客につながるはずですが、ご主人たちの認識は薄いようだ。繰り返し、提案し続けないといけませんね。自分の代で終わるつもりの人が多いので仕方ないが、飲食店の集積があるので、そのことをもっと活かしたらよい。


3月4日(日) 桜ケ池クアガーデン
 随分久しぶりに、桜ケ池クアガーデンに参りました。一時は毎月のように来ていましたし、泊まったことも何度もあります。創業して間もないころで、当時の城端町が経営されているようなものでしたから、町の商業振興・観光振興のお手伝いをしていたので、経営委員会のような場に加えていただいていました。売上データをもとにどのように経営改善するかについて、協議していたものです。今回は珠洲ビーチホテルのエステチームと体験学習のためにやってまいりました。彼女たちは、1dayプランを体験させていただきました。当方はランチを一緒にいただき、プールで1時間歩いてみました。水温が33度前後に設定され、室温は30度とのこと、温かい感じです。年配の方から家族連れまで、多くの方が利用されています。一番大きなプールは片側半分に手すりがいっぱい着いているので、歩くのには邪魔ですが、そこで立ち止まって行なう運動には便利なんでしょうね。地域住民の方々の健康増進には役立っていそうです。帰りがけには、薪の音も見学、空間づくりと料理の勉強に再度お越しいただこうと思う。


桜ケ池クアガーデンのランチの一品

3月3日(土) 朝風呂
 キャッスル真名井に泊まっていたので、朝は本館のお風呂に入りました。眼下に穴水湾と穴水の街を見下ろすことができるよい位置に設けられています。お部屋からも同じ様な眺めが楽しめるのですが、風呂場からの眺めは格別です。風呂のへりはすべて木造にされています。そのような点も心地よいポイントかもしれません。自然光だけで十分明るく心地よい空間です。夜は貸切風呂にしていただけますので、もっとゆったりと活用可能です。朝風呂の後にいただいた朝食は、お品書き付きでした。メニューを詳しく書いていただいているので、思わず素材を確認しながら食べたりします。他のお客様も、メニュー内容を会話しながらいただいておられましたので、有効ですね。さらに驚いたのは、食事の後、レストランから出てきたら、スタッフ出入口から調理人さんがわざわ出て来られ、挨拶されたことです。民間会社に指定管理で委託され、接客サービスの改善が進むことは良いことです。


キャッスル真名井の朝食

3月2日(金) 世界農業遺産ワークショップ
 先日の志賀町に続き、能登町での世界農業遺産ワークショップでした。今回は、あん・まくどなるどさんによる基調講演があり、その後、40分ほどの意見交換を行いました。限られた時間でしたので、宿泊施設での活用可能性、有機農業への取り組みや漁業現場での資源管理型の漁の仕方、海藻等について意見を出していただき、あんさんにコメントいただきました。事前に少しだけ、打合せを行いましたが、地域の現状への認識はおおむね共通していました。もっと時間をとって意見交換ができればと思います。夜は、穴水町でかき食談議に参加。かき浜さんでご主人にお話をうかがうが、カキ養殖は、ホタテの殻をつなげたものを海に沈め、それに自然の海に浮遊している卵を着床させるところからしておられるのがすごいところです。自然とともに生きているという感じがします。ここでも、里海の保全と海につながった里山の保全や環境保全型の農業が重要な課題になりますね。


かきを炭火で焼いていただく

3月1日(木) 能登便り
 のとだらぼちITOKO会の皆様に届ける情報として「能登便り」を発送いたしました。午後から門前の能登手仕事屋で、『季刊能登』を発行している経塚さんと一緒に作業をしました。『季刊能登』をもっと多くの人に知っていただきたいと、バックナンバーを同封することにしたので、封筒も使わせていただきました。最後は手仕事屋の橋谷さんにも手伝っていただいたので、2時間程度で終了。帰りは富来経由にして、2部だけ、直接届けました。事務所に戻り、八尾の報告書の修正チェックを行い、最後に能登便りのネット版を作成しました。手づくりですから、相変わらずHTMLを書いて作成です。手間が掛かり、アップしたのは、新聞配達の方が来る頃でした。


手仕事屋のそば

以前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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