[ 金沢便り2012.10月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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10月31日(水) お食事・寿司 高尾
 昼は、穴水の「お食事・寿司 高尾」でいただきました。能登有料を穴水で下りて、此木の交差点を直進していくとトンネルの手前にあります。昔は春蘭の里にありましたが、こちらに移転されて随分たちます。お店を訪れたのは、久しぶりのこと。通りすがりに入るには、能登有料が能登空港ICまで延伸されたので、確率は減りましたかね。もっと発信していただくとお客様が増えるのではないかと思う。店の中はカウンターとテーブルで、年配のお客様も都合が良さそうです。最近は小上がりは小さなお子様連れに好まれ、高齢の方々はテーブルが良いと言われます。カウンターに座って一番手頃な寿司ランチ840円をいただきました。味噌汁付きで9種盛りです。仕事の途中の昼食としては十分です。


高尾の寿司ランチ

10月30日(火) 珠洲から山中温泉へ
 朝は珠洲で打ち合せ。商工会議所で打ち合せの後、市役所、珠洲焼資料館と回り、その後、山中に向かう。石川県を端から端まで縦断したことになります。所要時間は3時間程度ですね。山中では山中温泉医療センターでヘルスーツーリズムのモニターツアーについて相談させていただきました。温泉旅館に泊まって、医療センターで温泉での水中運動を行います。温泉旅館すずや今日楼での食事は管理栄養士の指導のもとにつくられたヘルシーな食事「百湯食」です。水中運動を2日続けて行っていただき、生活習慣化していただくこともねらいに含まれています。医療センターでは、健康チェックを行い、食事等の指導も実施し、温泉旅館では、湯治場の歴史を活かし、温泉の入り方の指導も行います。分かり易いプログラムにしたいですね。


10月29日(月) のと鉄道
 のと鉄道の有効活用を考えるためのツアーに参加。朝5時過ぎに金沢を出て西岸に行く。西岸駅からのと鉄道に乗り、和倉温泉に戻りました。駅前にタクシーがいなかったので温泉駅から歩いて海望へ。穴水の四村の発信事業に参加いただいているブロガー6名と一緒に海望から遊覧船で西岸まで参りました。二つの橋の下をくぐり、船頭さんの楽しい話をうかがいながらの遊覧はあっという間でした。途中、かもめへのえさやりは十分楽しんでいただきました。西岸、田鶴浜、笠師保、能登中島、能登鹿島と各駅を見学。さらに、田鶴浜家具センターや鹿島神社も見学させていただきました。穴水に戻ってからは、跨線橋のところでカキの昼食を食べていただき、その後、のと鉄道の運転体験、サロンカーでの意見交換でした。最後は能登空港でお見送くり。積極的に生きている人たちの意見は常に前向きで、たくさんの具体的なアイデアを出していただいていました。どこから、実現できるか、ご一緒したものの責任として、のと鉄道の山下社長とも相談しながら、具体化のためのプランを提案していければと思う。参加いただいたブロガーの皆さん、楽しい時間をありがとうございました。


かもめとたわむれる

西岸駅で

運転体験

10月28日(日) TERRA
 昼は、金沢工大近くのTERRAというラーメン屋に行く。自家製麺でスープもこだわって作っておられます。「スープへのこだわり」には次のように書かれています。「動物系スープは北陸産の丸鶏のみを使用。魚介だしには羅臼昆布・根昆布、干し貝柱、瀬戸内産煮干、宗田鰹、うるめ節他、数種を使用。野菜&青果スープには、玉ねぎ、青ネギ、にんじん、生姜、りんご、他、数種の天然素材を使用。これら三種のスープに四種の天然塩、自家製香味油、その日の朝に丸鶏から採取した新鮮な鶏油(チーユ)を適量加えて調味しています」とのことです。本日はあっさり塩そばをいただきました。器は小ぶりですが、めんの量は十分でした。次回は、竜宮そばを試してみたい。


あっさり塩そば

10月27日(土) 金沢大学地域志高塾
 午後から武蔵ITプラザで金沢大学地域志高塾がおこなわれました。特別講師として「エコツーリズムの発想を活かした地域振興」と題して講演させていただきました。後半は、もう一人の講師、加賀の岡田さん、金沢大学の武田教授を交えての鼎談でした。その後、会場をスカイホテルに移して交流会があり、その場で多くの参加者と意見交換を行いましたが、わざわざお金を出して参加されている受講生は問題意識が高いように感じました。この度の出会いが今後につながることを期待したい。


10月26日(金) しん馬
 金沢事務所に一日いましたので、昼は久安のしん馬へ。久しぶりですかね。住宅街の中にあるので、分かりづらいが、店の前には花が常に咲いていて心地よい空間です。店の中にも小さな花が生けられています。女将さんの心づかいが清々しいですね。いつものようにもりそばと麦とろご飯をいただきました。夜はプールで水中歩行を1時間。必ずどなたかが、歩いていますが、まだまだ少ない。住民の健康増進のために、もっと広めるべきです。


もりそば

麦とろご飯

小さな花

10月25日(木) 清水そばそば峠
 朝一で富山市山田のあざみ園に向かう。金沢大学横を抜けて山越えし、福光、城端、井口、井波、庄川を走り、さらに2つ山越えして山田です。その八尾側の山の上にあざみ園はあります。今日は避難訓練の様子を拝見。毎月訓練されているようで、想定よりも多くの利用者が自ら動いていました。いろいろな状況を想定し、動きのパターンを練習していくことが重要ですね。その後、取り付け道路が土盛りした印象ですので、いざという時の避難路を探しましたが、施設の奥の畑のところから、下にいける道を発見しました。複数のルートが可能ですので、次回はスタッフの方と歩いてみたい。来た時と同じルートを金沢に戻り、途中「清水そばそば峠」(富山市山田清水10-15 TEL050-3433-5500 11:00〜14:00 水曜定休)でそばをいただきました。昼前に入りましたが、席はほぼ埋まっていて、人気の店です。店前では、地元産の野菜やりんごなども売っています。おばあちゃんたちが3人、一番奥の席で食事をされていました。地元住民にとっても貴重な交流の場になっているようだ。


ざるそばの大盛り

店の外観

野菜も売っています

10月24日(水) 人工林
 能登の人工林の現状を拝見しました。集落から少し入った場所であるにも関わらず、手入れがされていない人工林の惨状は厳しい。森林環境税も創設され、人工林の枝打間伐に投入されているが、まだまだです。斜面に植えられ、スギやアテが林立した森の根元には草が生えていません。そのような場所では、大きな木が何本も根元から倒れています。枝打間伐した形跡があるのですが、途中で行われなくなり、木の生長とともに枝が茂り、根元に光が入らなくなり、根元に草や低木類が生えなくなっています。その結果、激しく雨がふると根元から土壌流出がおこり、根が露出するようになり、木が倒れるようになってしまいます。同じエリアにある森でも枝打間伐した森は根元に草が生え、低木が茂っています。そのようなところでは倒木もほとんどみられません。いずれにしろ、このような状態が続けば、森から出て来る水が安定せず、雨が降れば一気に流れ出て、悪くすると倒れた木も一緒に流れ出して、洪水の要因になります。もっと枝打間伐が進められるようにすべきです。そして、成長したスギやアテを切り出し、お金に代えて、持続的に森林の保全活用ができるようにしないといけません。スギを敵視する方も多いが、何故スギが多く植えられてきたか、まっすぐで建築材として使い易く、成長が早いなど、良さを再評価すべきではないか。それも、里山に暮してきた人間が蓄積した知恵の成果だと思うのだが。


斜面に草も生えていなくて倒木が目立つ人工林

太陽光の入る斜面には草木が生える

水も流れています

10月23日(火) 中心と周縁
 能登事務所に泊まる。昼間の激しい雨もやみ、静かな夜です。そんな夜は本を読むに限ると本棚をつらつら眺めていて、「中心と周縁」というタイトルの本を見つける。1988年に自分が買った本であるが、手元を離れて随分たつ。岩波の叢書「文化の現在」の4巻目で、その中の大岡信氏の「創造的環境とはなにか」という文章の中に、次のような件がある。「「中心」は潜在的にすでにして「周縁」であり、「周縁」は潜在的にはすでにして「中心」である」。かつて、半島会議という事業を企画した際に読んだ本で、能登半島の可能性を表現する概念として活用できるのではないかと感じていました。それは今でも有効そうです。中心を遠く離れた存在のようにとらえられている能登を、次代の先端にしていくために必要なことは何かを考えたい。同じ文章の中に引用されている加藤周一氏の文章がヒントになります。「創造する、新しいものをつくるということは、旧いものを忘れて新しいものをその代わりに受け入れるということではなく、むしろ逆に旧いものを受け入れて新しいものをそこに付けたすということだ」。再読味読したい。


10月22日(月) 能登町
 午前は穴水ので能登ワイナリーの小川さんのお話をうかがう。昼は宇出津のしたひらで刺身定食をいただく。魚屋さんでいただく魚料理は魅力的です。お刺身の盛り合わせをメインに小鉢がいろいろついて950円です。午後は、能登町商工会の事業で、町内の企業を見学して回る。岩井戸農産、むらのもちや、柳田食産、数馬酒造、ヤマトを見学。町内の人も初めて見学されるとのことで、このような機会も意義があります。現場を拝見し、説明をうかがうことで、発想が広がることもありますね。夜は、風来坊で参加メンバーと一緒に夕食をいただく。今後の展開が楽しみです。民宿ふわで泊まりました。


したひらの刺身

岩井戸農産のしいたけ

風来坊の料理の一品

10月21日(日) 上高地
 年に一度の上高地です。金沢を6時半過ぎに出て、平湯のあかんだな駐車場に9時過ぎに到着。9時10分発の臨時バスで上高地に向かう。上高地には9時半に付き、歩き始める。今回は一番奥の横尾まで行く。途中、明神、徳沢で休憩し、横尾でも休憩して戻ってくる。バスターミナルに戻ったのは4時半で、間もなくのバスに乗ることができたので、平湯には5時に着きました。バスターミナルで足湯に入り、高山経由、東海北陸道で福光で下りて、山越えして金沢に戻る。


河童橋からの眺め

遭遇した猿たち

木々の紅葉も良い感じです

10月20日(土) イベント日和
 午前は珠洲でイベントを見学。ビーチホテルの目の前のわくわくランド駐車場で行われていた珠洲焼まつりの様子を撮影。分かり易い場所での開催になっているので、どれだけお客様にお越しいただけるであろうか。次に蛸島漁港での珠洲市農林漁業まつりに。荷捌き場やその前に大きなテントが張られており、多くの店が並んでいます。9時45分から開会セレモニーが行われ、主催者の挨拶や市長の挨拶もありました。野菜、果物の即売や、きのこの販売も行われています。鮮魚の販売はセレモニーの終業後の10時からでした。きのこの量が少ないのが残念でしたが、自然相手ですので仕方がありませんね。珠洲のイベントは両方とも、明日迄の開催です。その後、穴水に移動し、森林組合で行われていた林業まつりを拝見。林業機械の実演もありました。こちらでもりんごや野菜、鮮魚の販売も行われています。飲食が充実しています。一通り見学した後、門前に移動、手仕事屋で昼をいただいたが、大勢のお客様で賑わっていました。秋の行楽シーズンですね。


貴重なきのこ

10月19日(金) のと鉄道
 夕方、穴水ののと鉄道本社の山下社長を訪ね、お話をうかがう。今年度は、バスツアーでのと鉄道に乗車いただいているお客様が20000人を超えているとのこと。花咲くいろはのファンなどの個人客も14000人ぐらいは乗車いただいているそうだ。地道な営業努力がお客様を増やしているようです。地元の人も、年に1回以上、乗ってみるという行動が必要ではないか。かく言う当方も随分乗っていないので、早々に体験してみたい。宿泊関係の方々にも是非乗車していただき、魅力を発見しておいてほしいものです。その前に、車で走った山間部には魅力的なお寺・来迎寺がありました。駅から歩いて行くことも可能ですので、そのような駅から歩いて行ける範囲にある魅力ポイントも紹介してほしい。補助動力付きのレンタサイクルや電気自動車もレンタルできるとよいですね。夜は珠洲ビーチホテルに泊まる。


来迎寺

10月18日(木) 能登里山里海市場
 近江町のいちば館地下に10日に開店した能登里山里海市場。ようやく様子を観にいくことができました。開店前には、チェックのために出かけていましたが、開店後初めてです。ずっと出かけており、久しぶりに昼間金沢にいましたので、見学に行くことができました。通路側に野菜類が並べられ、豆腐やおはぎ、漬け物、お菓子なども能登から届いています。当初は能登町の皆さんが出品しています。こんなものが欲しいという要望をいただければ、新たな商品供給も可能ですね。今回の事業について、少しだけお手伝いしていますが、最大の貢献は店のネーミングを提案させていただいたことかもしれません。


能登産の野菜が並ぶ

10月17日(水) 「全国エコツーリズム大会inてしかが」最終日
 役割が最終日に集中的にありました。まずは、昨日のエコツアーの体験評価報告。川湯温泉さわやかサイクリングについて、コメントさせていただきました。その後、分科会があり、「自立した地域経済のデザイン」をテーマにした分科会でファシリテーターを務めました。パネリストは、志摩海島遊民くらぶの江崎貴久さん、大間あおぞら組の島康子さん、地元からは「お宿欣喜湯」の榎本明詞(あきし)さん、アーチストの今井善昭さんでした。参加者が10数名だったので、全員に発言いただきました。分科会終了と同時に会場を移動し、分科会報告。分科会の内容を紹介させていただき、湯治場としての歴史を活かし美容と健康増進プログラムに取り組まれることを提案しました。閉会式終了の後は、急いで女満別空港に送っていただき、羽田経由で小松に戻りました。川湯温泉の泉質は酸性が強く、お肌にも良いので、再度訪ねたい。


閉会式で挨拶される弟子屈町の徳永町長

日本エコツーリズム協会の愛知会長

屈斜路湖を見下ろす

10月16日(火) 弟子屈
 午前中はフリーだったので、町内を散策、川湯エコミュージアムにたどり着きました。館内の資料を拝見し、さらにリクエストして「弟子屈町史」を見せていただきました。その記述によると、本山七右エ門が、明治17年に本町に定住して、温泉を開発したそうです。その「本山七右エ門は加賀(石川県)の出身で、明治6年から北海道に住んでいたが、15年ごろに弟子屈に温泉のあることをきき、故郷の加賀が温泉場であった関係から関心をいだき、視察した結果、川渕の湿地帯であったところに温泉場をつくる夢を実現するべく、翌16年葦原を切り開いて、和人最初の家を建て、同18年一家ともども移住し、温泉宿を経営するにいたった」とのこと。石川とのつながりを確認できましたが、このことを知っている石川県人はどれだけいることであろう。今後の交流の拡大を期待したい。午後は、川湯温泉さわやかサイクリングを体験、北海道らしい風景を楽しませていただきました。夜はニコルさんの講演があり、最後は、昨日もお邪魔した「三三五五」で、ニコルさんを囲んでの懇親会でした。


川湯エコミュージアム

硫黄山

農村風景の中を走る

10月15日(月) 「全国エコツーリズム大会inてしかが」
 「全国エコツーリズム大会inてしかが」に参加のため北海道弟子屈町に参りました。午前の便で羽田に行き、羽田から女満別に飛ぶ。知床でエコツアーを体験にお邪魔して以来の久しぶりの北海道です。15日から17日の3日間で、当方の役割は3日目の分科会のファシリテータが与えられています。女満別空港で、ボーディングブリッジの故障で、隣に移動してやっと、おりることができましたが、荷物が出てくるのが遅くて、迎えの車に間に合わず、タクシーで会場へ。田川氏の講演がスタートしたところに到着。トークセッションをうかがった後、交流会でした。地元の飲食店さんなどが作られた地元素材を活かした料理が揃っていましたが、さすがに参加人数が多くて、いくつかの料理だけいただきました。よい素材は沢山あるので可能性はありますね。交流会の後は、「三三五五」という居酒屋で、二次会でした。


途中の風景

トークセッション

交流会で一番おいしく感じた料理

10月14日(日) スローライフ逸品フォーラム2日目
 6時前に起き出し、旅館の隣りの道路でのたかおか朝市を見に行く。大勢のお客様と多くの出店者で大賑わいです。飲食できるものも沢山あり、十分楽しめました。実演しながら販売されていた竹籠を買い求め、それに買ったものを入れて、買物を楽しませていただきました。フォーラムに参加している地元のNPOのメンバーが店を出されていたので、うどんをいただき、大仏焼を買う。仏具屋さんでは、古い本を買いました。周辺の店も営業しているのがよいですね。旅館での朝食をいただいた後は、同室の方と1時間ほど意見交換、面白い話をうかがうことができました。9時45分にバスで旅館を出発し、瑞龍寺と前田利長墓所を見学に。地元の観光ガイドの方に解説いただきながら、1時間半ほど歩きました。昼前には全体会議の会場のウイングウイングに移動。荷物を預けた後、いつもの古本屋・文明堂へ。午後は、全体会議があり、神野直彦さんのキーノートスピーチ、分科会報告の後に、パネルディスカッションが行われました。神野直彦さんも、高岡に来ると古本屋に行かれると話されたので、挨拶させていただきました。


朝市の様子

竹細工のおじさん(語りが面白い人です)

大仏焼(金型は地元・高岡製)

10月13日(土) スローライフ逸品フォーラム
 高岡で行われたスローライフ逸品フォーラムに参加しました。設立の時から会員になっているスローライフ学会が主催されていますので、初めてパネリストとして参加。昼前の各駅停車に乗って高岡に行く。駅で受付の後、市内を見学へ。金屋町や(株)能作の工場を見学。能作さんのショールームに掲げられたフレーズ「より能(よ)い鋳物を、より能(よ)く作る」は、能登にも応用可能です。午後4時半からは、国宝瑞龍寺の大茶堂での「ものづくり分科会」のパネリストです。スローな商品として、いしりの紹介をさせていただきました。地元のパネリストが男女ともに若い人でしたので、そこに可能性を感じることができます。分科会の後は交流会が金屋町の曹洞宗の寺・宗泉寺で行われました。地元の食材や食文化を活かした料理をいただきながら、交流することができました。ここでも裏方として活躍する若者が多く、よい会でしたね。2次会は市長を囲んで居酒屋で楽しませていただきました。高橋市長中村桂子さんとお話しすることができ有意義でした。


金屋町を見学

能作さんの型倉庫

交流会の料理

10月12日(金) 健康の森
 ヘルスツーリズムを具体化するフィールドとして、相応しい空間の一つが能登空港の近くにある健康の森です。健康増進のためのプログラムを用意することで、もっと利用客を増やすことも可能です。今日は、石下さんの案内で森を歩かせていただきました。きれいに歩道が整備された森は歩き易い。遊歩道の脇に生えている植物だけでも楽します。場所によってはさらに森の中に入れると良い。いくつかある広場のところで、癒しのプログラムも行えそうです。大阪生まれ育ちの若いスタッフが入っていることも素晴らしい。健康の森スタッフブログをご覧下さい。お父様は大学で薬草の研究をされていて、地元の三井での勉強会でお話をうかがったことがあります。保全と活用についてまとめて提案したいものです。


石下さんの案内で森を歩く

きのこのとり方を教わる

松風が聞こえる

10月11日(木) 元気な人
 午前は研究会の最後のプログラム、特別講演がありました。その前に、上山城に行き、かかし茶屋で買物。最初に上山を訪ねた時から、お世話になっている増戸さんが運営に参加していらっしゃいます。特別講演の後は、まちづくり塾の塾長の鈴木さんの「くだものうつわ」を見学に。小さなギャラリーショップが出来ていました。由布院の時松さんが指導に来ておられます。近くにある斉藤茂吉の生家や菩提寺を見学、記念館にも参りました。昼を近くのカフェでいただく。最後に、商店街の山小酒店タケダワイナリーのワインを購入、十五屋さんも訪ね、女将さんのお話をうかがう。喫茶コーナーが広くとってあり、お菓子作り体験も可能です。結局、上山を出発したのは午後3時でした。


上山城

くだものうつわ

十五屋

10月10日(水) 第3回温泉クアオルト研究会
 朝はお宿の近くを散策。武家屋敷群は集積していて魅力的な存在です。御薬師さんと源泉を観た後、小学生たちの通学路を通り、上山小学校を過ぎて、裏山にある月岡神社を拝見。そこから下ると武家屋敷群の入口に戻ります。程よい散策コースです。午前は、クアオルト研究会のプログラムとして、蔵王高原坊平のコースを体験させていただきました。18名のグループにガイドが2名。相当長くなってのウォーキングでした。スタート前と、途中で脈拍を測定します。午後は、上山市体育文化センターで基調講演とセッションがありました。最後は古窯で交流会でした。大勢の人が参加していて、大交流会でした。結果的には同じテーブルにお座りの方や地元の方に紹介いただいた方との交流ができて有意義でした。二次会として、高太郎にお邪魔して、元気のよい女将さんのお話をうかがうことができました。満足でした。


武家屋敷

蔵王の森を歩く

高太郎でいただいた卵焼き

10月9日(火) 上山(かみのやま)
 金沢を7時に出発、新潟から山越えし、南陽回りで上山に参りました。随分久しぶりのような気がします。市役所でマップをいただき、気候性地形療法のコースに認定されているコースの中から、まずは葉山温泉の裏山に挑戦しました。車をとめる場所がなくて、道路わきの空きスペースに強引に駐車して歩く。最初は舗装道路でしたが、途中からは砂利道になり、一番上の部分は新たに設定されたルートで、チップが敷かれています。神社がある頂上エリアからの眺望は素晴らしく、ベンチが欲しいところ。下りは昔の道を利用してありますので、きのこや山野草など森の生物たちを観察できます。春の山野草も楽しみです。ぐるーっと回って2時間コース。温泉旅館を起点に森を歩いてくるコースとして、もっと活用すべきです。一旦、宿泊する「はたや」にチェックイン、お茶と手作りスイーツをいただいた後、商店街を歩く。昔ながらの商店街は面白い店もいくつかあるので、もっと楽しめるようにすべきですね。夜はカミンの中の会議室でまちづくり塾のメンバーたちと懇親会でした。懐かしい皆さんに再会できて良かったです。


新たに設けられた道

眼下に上山の街を見下ろす

商店街の店

10月8日(月) 金沢観光
 アメリカから若者が金沢へやってきたので、半日おつきあい。昼前に名古屋より車で到着。まずは、福わ家で煮込みうどんを楽しんでいただく。玄関横の個室を予約できたので、どのようなお客様がお越しになっているかも拝見できました。連休の最終日でしたが、大勢のお客様で大賑わいでした。アレルギーに注意しながらメニューを注文しましたが、みんな箸を使うのが上手です。日本にやってくるだけの人たちです。ゆっくり昼食をいただいた後は、歩いて移動し、あめの俵屋箔座を見学。兼六園と金沢城も見学したら5時過ぎでした。半日の観光としては十分でしたね。良い旅を!


福わ家の煮込みうどん

箔座で

兼六園

10月7日(日) 三十三観音の旅
 能登空港の午前の便で到着した三十三観音の旅のお客様を出迎える。多くの方がITOKO会のメンバーですが、初めてお会いする方もいらっしゃいます。まずは、中島に移動、谷内妙法寺へ。白山神社と並んで、観音堂があります。参道には彼岸花が並んでいます。昼はお冨さんでいただく。午後は藤津比古神社でお話をうかがい、虫ケ峯に登る。発見に手間取るが、風力発電の大きな塔がたっている足下の杉林を抜けると、小さな祠がありました。次に富来に移動し、酒見の高台にある龍護寺へ。曹洞宗の寺院で、総持寺祖院の方が住職を兼ねておられるようで、お話をしてくださいました。最後は大福寺の高爪神社へ。こちらもざわざわ白山ひめ神社に勤めておられるご子息が説明のためにお越しいただきました。輪島に移動し、夜は助寿しの2階で懇親会でした。初めてお会いする方とお話をすることができ、有意義でした。


谷内妙法寺

龍護寺

高爪神社

10月6日(土) 鉢伏山
 能登事務所に泊まっていたので、久しぶりに鉢伏山に行きました。朝の森は清々しくて気持ちよい。新たな看板が設置されている場所の上に広がる森はユニークな樹形のブナが林立し、斜面のブナはすくっと立っています。平たい場所のブナは切られたことがあり、斜面は切られずにきたためではないかと想像されます。昔から柳田側と輪島側をつなぐ道があり、多くの人々が行き交っていたようです。そのなごりが森の中に残っています。自然を楽しむだけでなく、歴史も感じられる森ですね。宇出津で打ち合せを行った後、八尾に向かう。久しぶりの八尾で坂のまちアートinやつおを拝見しました。町家での展示は、落ち着いた雰囲気で楽しめますね。


鉢伏山のブナ林

ユニークな樹形

坂のまちアートinやつお

10月5日(金) 商店街実践塾
 午前中は市内のホテルで金沢大学の事業の打ち合わせ。午後は能登に向かい、富来で信用金庫の支店長さん、寺岡さんと富来にある資源をいかに活かすかについて意見交換。歌仙貝をもっと活用すべきでしょうね。その際に重要なのは柱を明確にすることです。夜は輪島で商店街実践塾。若手が集まって下さったので、今後が楽しみです。頑張るお店を発信し、旅のお客様も確実に楽しめる店づくりを進め、各店にお客様が増えることを促進したい。ネットを活用した方法は多様化しており、分散して何を観ればよいのか分からないような状況になっていますが、基本となるホームページを作成し、それにブログやツイッター、ユーチューブ、フェイスブックなどを組み合わせていくアプローチではないかと思う。


10月4日(木) 坂のまちアートinやつお
 富山県の八尾で毎年10月に行われている事業が「坂のまちアートinやつお」です。町家や商店、寺院や神社、坂道など、街全体を舞台にしたアートイベントです。今年も今週末の6日(土)から8日(月・体育の日)の3日間行われます。八尾の商工会のお手伝いを始めた平成10年、第3回目から毎年のように拝見に行っています。最近はホームページの制作を担当しています。詳しくは次をご覧下さい。坂のまちアートinやつお、今年は17回目ですが、早めに当日パンフレットが仕上がったので、ネット上にもアップしてあります。画期的なことではないでしょうか?


10月3日(水) 知の回廊
 中央大学の広報番組に「知の回廊」があります。多摩地区のケーブルテレビをメインに全国のいくつかのケーブルテレビでも放送されているようです。そのシリーズの一つとして、谷下雅義教授のエコツーリズム研究ゼミの活動を紹介する番組を制作いただきました。8月に南三陸町で活動した内容が30分番組としてまとめられています。先輩として、仙台の志賀さん、南三陸町出身で復興事業に関わっている西城さんなどのインタビューも盛り込まれています。新たなプログラム開発のために歩いた山の神平ややすらぎの森づくりも出てきますし、漁業体験も紹介されています。大学のゼミ活動のモデルとしても参考になると思います。ネットでもご覧いただけますから、お時間のある時に、ご覧下さい。「知の回廊」を!


10月2日(火) 後楽園
 羽田からモノレールで浜松町へ。浜松町から山手線で神田に行き、神田で中央線に乗り換え、御茶ノ水まで。御茶ノ水からは地下鉄丸ノ内線に乗り、後楽園へ。大学1,2年の時は、御茶ノ水から後楽園に週に一度通っていました。体育の実習があり、バレーボールをとっていたので、後楽園にある理工学部の校庭にあったコートで行っていました。そんな場所はどこにあったのか分かりませんでしたが、今は立派なビルになっている中央大学理工学部の建物に、谷下教授を訪ねました。30分程、今後の取り組みについて意見交換。対話することを通じて明確になることが多いので、限られた時間でしたが、有意義でした。大学の目の前の歩道には大きなクスノキ(?)があり、いい雰囲気です。隣には東京都戦没者霊苑もあり、都心にあって緑の多い一角になっています。後楽園から丸ノ内線で銀座に出て、ホテルにチェックイン。メールチェックの後、目黒へ。久しぶりに日本エコツーリズム協会の企画委員会に出席しました。今月から事務局長が交代されましたので、事務局近くのイタリアンレストランでの慰労会兼歓迎会にも参加させていただきました。


中央大学理工学部

10月1日(月) 輪島市門前町
 朝早くに家を出て、門前町に行く。まずは、手仕事屋で星野さんと話す。その後、商店街理事長の五十嵐さんを訪ね、経過報告。商工会の向口さんと久しぶりにお会いしました。その後、輪島市漆器商工課を訪ね、総持寺通り商店街への支援をお願いしました。県の経営支援課の伊藤さんが主にご説明されるのに同席していただけですが。再度、門前に戻り、手仕事屋でそばをいただいた後、輪島市門前総合支所に行き、輪島市に提出すべき書類をいただきました。その際、先日の東洋大学の能登ゼミの発表会に参加いただき、お顔を拝見したことがあった方と目があったので、気軽にお願いしたら、支所長さんでした。最後に、五十嵐さんを訪ね、お話の結果を報告し、金沢に戻る。今回の商店街での活動は、先月の審査会の審査委員の方々からは理解されなかったようですが、なかなか理解いただけないところに、可能性を感じますし、やる気も出てくるというものです。異人にも加わってもらい、若手が新たな商業活動(交流商業)を構想し実現すること、そのような活動を通じて、次の世代に早めにバトンを渡すモデルを構築しようとするところに新規性とオリジナリティがありますが、どれだけ推進できるか、地域の皆さんの参画度合いにかかっています。


以前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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