[ 金沢便り2011.2月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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2月28日(月) 日本エコツーリズム協会企画委員会
 東京目黒での日本エコツーリズム協会の企画委員会に参加するために東京に行く。午前中に着いたので、八重洲ブックセンターや東京駅八重洲口地下街にある古本屋で資料を探す。今後のために役立ちそうな本を探しまわりました。おかげで想像していなかったような本に巡り会えました。夕方からの企画委員会では、次年度事業についての議論が行われました。エコツーリズムを広めることが協会の目的の一つですが、参加事業体にとっては、顧客開発やスタッフの人材育成などにつながる事業も期待されているのではないかと思う。参加団体へのニーズ調査も実施すべきですね。会議の後は、目黒駅近くのイタリアンの店で懇親会でした。個々での議論はより本質的で有意義でした。今後も継続的に参加したいものです。


2月27日(日) 珠洲まるかじり
 珠洲市飯田の商店街で、珠洲まるかじりがありました。市内外の飲食店や特産品を作っている組織、有志のグループなど、数多くの出店がありました。「珠洲の塩」の事業のプレゼンもありました。商店街の一角にある夢のと2号館では、能登杜氏の酒の試飲会も行われています。これは能登杜氏まつりの一環として、3月6日まで続けていただきます。飯田わくわく広場では、奥能登B級グルメ選手権が行われ、18チームが参加されました。それぞれ大勢のお客様で売り切れの店が続出でした。珠洲まるかじりの方もお客様が多かったと言われていましたので、本当に多くのお客様にお越しいただいた感じでした。B級グルメ選手権のことが事前に何度もテレビや新聞、ラジオなどで取り上げられていたので、市外のお客様も多かったようです。参加いただいたチームはそれなりの売上があったようで何よりでした。


珠洲まるかじり

能登杜氏の酒試飲会

奥能登B級グルメ選手権

2月26日(土) 里山マイスター
 金沢大学能登学舎で里山マイスターの卒論発表会が行われ、評価者の一人として参加しました。一人20分程度で発表し、質疑が10分という時間配分だったでしょうか。午前5人、午後6人のプレゼンが行われ、熱心な質疑が行われました。海洋深層水を使った米づくりは栽培実験も行っての評価発表でした。時間と手間のかかったものがあります。一方で情報収集や資料にあたって課題を整理し、今後に向けての提案や企画をまとめた発表もありました。ご当人のテーマにかける意気込みや実現に向けての意欲が発表から感じられるようです。卒論の出来不出来は別にして、地域振興のために具体的に活躍してくださることを期待したいし、そのことを大学としても応援いただきたいものです。


へんざいもんでの昼食

2月25日(金) 千成商店街
 午前は、富山の太閤山にある千成商店街の勉強会の講師をつとめさせていただきました。大きな住宅団地の一角にある20数軒の商店の集まりです。広場を囲むようにして、店が立地しており半分が食関係の店です。広場を使ってイベントを継続的に行ってきておられますが、マンネリ化しており、それを如何に打開するかが当面の最大の課題のようです。そぐそばにある公民館なども移転することになっており、お客様の減少が懸念されています。個々のお店にお客様が入りたくなるようなイベントを企画することが基本ですね。テーマを設定して、競い合って新たな商品やメニューを開発し、それを試すための場としてイベントを行うことです。飲食店が多いので、特長のあるメニュー、地域の素材を活かしたメニューを徹底して開発することで、他との差別化を追求すべきです。接客のスキルを高め、情報発信を積極的に行うことで、集客力を高めていただきたい。周辺にお住まいのお客様とのコミュニケーションを図る機会を設けるべきですので、公民館移転後の活用策を考えるミーティングを企画し、住民参加で方策を立案すると良いのではないかと思う。オリジナルのホームページをお持ちなのは、雑貨屋こけこっこひのき酵素風呂Naturalboxですかね。


千成商店街

2月24日(木) 能登杜氏まつり
 27日の珠洲まるかじりのイベントに会わせて始めるのが、能登杜氏まつりです。27日から、夢のと2号館(珠洲市飯田町14-40-3 TEL0768-82-0074 地図)で能登杜氏の作られている酒の試飲会を行います。期間は3月6日までで、能登出身の能登杜氏の酒を一通り集めて、試飲できるようにします。さらに3月20日ごろまで、能登杜氏の酒を積極的にお客様にご紹介いただく活動に取り組んでいただきます。酒肴まつうらろばた焼あさい灯りの宿まつだ荘民宿山中荘寿司一和風グリル瀬戸・磯の宿せと珠洲ビーチホテル料理民宿田崎荘さんが参画されています。通年で、能登杜氏の酒を提供している店もありますから、広がることを期待しています。能登杜氏のふるさとで能登杜氏の酒を!。もちろん、地元の酒も能登杜氏が作っていますから、珠洲では、櫻田酒造宗玄酒造の酒が優先的に利用されていますので、ほとんどの店で能登杜氏の酒を味わうことが可能です。なお、27日は市役所横の飯田わくわく広場で、奥能登B級グルメ選手権も開催され、奥能登一円から17チームが参加されます。


2月23日(水) 床坊 学さん
 珠洲市の飯田町商店街協同組合理事長の床坊さんの息子さん、床坊 学さんが亡くなられ、お通夜がありました。300席用意された会場は一杯で、多くの人が立っておられました。小学校から高校までの同窓生の花輪が飾られ、仲間から愛されていたことが偲ばれます。遺影はギターを抱えた写真で、当人が最後の入院生活の間に選ばれていたとのこと。36歳で亡くなられた無念を想うと同時に、しっかり死を見つめて生きておられた姿勢が素晴らしいと感じました。死後のこともまとめておられたようです。地元のカラオケ大会では「千の風になって」を熱唱され、亡くなる1ケ月前には、お父様に「先に行くから!」と言われていたとうかがいました。商店街の活動のことで、理事長のお店・らごら三和さんにお邪魔すると、いつもレジのところで立っておられ、会話に参加されることはほとんどありませんでしたが、お店の一角に祭りコーナーを設けた時は、積極的に関わっていただきました。燈籠山祭の燈籠に使った大きな虎の絵が店内に置いてありましたので、それにきれいに縁取りをして、準備をしてくださっていましたし、自らがつくられたキリコを展示してくださいました。虎の絵をバックから照らすためのライトをホームセンターまで買いに行き、作業を一緒にしたのが懐かしいですね。お祭り好きでしたから、面白がっていただけたのかもしれません。そのコーナーを作った後、隣接する市町からも、祭り用品を買いに来られたり、旅の人も立ち寄られることがあるそうです。学さんに手伝っていただいたコーナーをさらに充実し、らごら三和が盛り上がるお手伝いをできればと思う。ご冥福をお祈り申し上げます。


黙々と作業する床坊学さん

2月22日(火) 飯田のおかみさん会
 今年度、珠洲市飯田のおかみさん会が中心となって、 だんだんで行ってきた事業の最終回でした。地域の高齢者の方々にお集まりいただき、昼食を一緒に楽しんでいただくと同時に、お楽しみを提供するという内容です。前回と今回は化粧講座でした。お化粧をされると、みなさん表情が明るくなります。他の人と一緒に化粧に取り組むと常に笑顔があふれます。商店街の3軒の化粧品店さんに協力をいただきましたが、みなさん楽しそうでした。夜は懇親会が 谷野旅館であり、元気あふれるパフォーマンスを楽しませていただき、楽しい一夜になりました。


だんだんでの昼食

2月21日(月) 医療ツーリズム
 医療ツーリズムの話題が多い。富山県は次年度の予算として医療ツーリズムの研究費300万円を計上したと朝のニュースで報道されていました。夕方のNHKラジオでも医療ツーリズムの可能性と課題について特集していました。国策として推進されているようですので、自治体も取り組むことになっているのでしょうが、医療従事者からの否定的な意見も紹介されています。高度医療を売り物にするのならば、実施できる病院や地域は限られるでしょう。それは、医療保険の問題はありますが、ツーリズムと言わなくても、海外からの方も普通の医療として受けることは可能ですね。リハビリや予防医学的なヘルスツーリズムであれば、個人の開業医との連携によっても、いろいろな地域でできます。そのような可能性を追求すべきではないか。


2月20日(日) 八尾食談議6
 珠洲から輪島に移り、輪島のにぎわい大市を見学。輪島市道の駅ふらっと訪夢横の広場に大きなテントが張られ、全国から飲食ブースが出店していました。島根の海士町や小田原からも出店されていました。隣りの文化会館では、輪島塗の感謝市が開かれていました。知り合いの方にうかがったところ、前年より、売上は良いとのことでした。リピーターも増えているようだ。昼過ぎには輪島を後にして、八尾に向かう。八尾では最後の八尾食談議山元食道で行われました。夕方5時からスタートし、9時過ぎまで行われました。最初に、食材を提供いただいた長谷川さんに八ツ頭について語っていただいき、山田さんにはお米と大根についてお話しいただきました。料理は山元家の食卓をテーマに盛り沢山な内容でした。得意の肉料理を柱に、ふろふき大根や八ツ頭の煮物など、美味しくいただきました。


ふろふき大根

八ツ頭の料理

会場の様子

2月19日(土) オムライス食談議
 宝達志水町でのオムライス食談議のお手伝いに参りました。朝からの打ち合わせにからおつきあいし、直前の準備も立ち会わせていただきました。大阪の北極星の社長・北橋茂登志氏にゲストでお越しいただき、オムライスにまつわるお話をしていただき、オムライスづくりも実演してもらいました。父上の北橋茂男氏(故人)がオムライスを最初にメニュー化された方で、大阪で洋食屋を店舗展開され、成功をおさめられた方です。現在でも、オムライスが一番の人気メニューとのことです。北橋社長は76歳になられ、すでに一線を退かれていますが、何十年とオムライスを作り続けてこられた経験は大きいです。18歳で料理界に入られ、東京のレストランで修行した後、北極星に入られています。目の前で、ケチャップライスをつくり、オムライスを作る様子を拝見しましたが、楽しそうでした。食談議の中での実演では、最初に町長さんに挑戦していただきましたが、上手に出来ていました。教え方がうまいときれいにできるものなんですね。参加者の方々にも全員発言いただきましたが、面白い食談議になりました。今後、地域全体でオムライスの郷づくりを推進していただければと思います。2月の1ケ月間をオムライス試食会と銘打って、7店舗でオムライスを提供いただいていますが、これからさらに2店舗増えるとのことです。多い店で1日10食ほど注文があり、新たなお客様との出会いもあるでしょうし、宝達志水町の飲食店を発信するよい機会になっているようです。食談議の後は珠洲に移動し、打ちあわせを行い、珠洲に泊まる。


ケチャップライスを厨房で作る北橋さん

食談議の中でオムライスづくりを指導

いただいたオムライス

2月18日(金) 水中運動のすすめ
 久しぶりに水中運動を続けています。プールで1時間歩くだけですが、少なくとも身体が軽くなったような気分になりますね。体重も少しずつですが減っているような。1月後半からは、毎日、体重と体脂肪を測り、記録しています。運動の成果を、データで確認することが、運動への動機づけとして有効なようです。水中で歩くことは、身体が軽くなるので、足腰を痛めることがなく、逆に水圧に抗して歩くので、筋肉が着くと言われています。脂肪が燃焼され、体脂肪が減るはずです。これを繰り返すことはメタボ対策にもなりますね。高齢で足腰に不安のある方には特におすすめですし、太ってきている方は早めに取り組まれることをおすすめします。生活習慣病の予防には、新たな生活習慣を作ることですね。


2月17日(木) 世界遺産集落の未来
 午前は自治研修センターで政策形成研修の打ち合わせ。研修の成果を浸透させるためには、部局横断で取り組むべきプロジェクトについて検討を行う際に、部局横断のメンバーが集まり、さらにテーマに関係した民間の人も参加して政策ミーティングを実施することが必要ではないか。アイデア出しレベルであれば、多様な視点を導入することに大いなる意義があるはず。それと次年度事業について検討を始める段階で、各部局での政策会議を開催し、そこに多様な主体が参加する場を設けるとか。研修に参加した個人の活動に期待すると同時に、組織としての取り組みを定着させることが不可欠です。自信をもって提案できるようにするためにも、取り組んでみて欲しいですね。夜は五箇山・菅沼集落で、次年度以降の取り組みについてのミーティングに参加。世界遺産に指定されている合掌集落の持続可能性を高めるためには、いかなる活動をしていくべきか。新たな建物を建てることは難しいであろうから、現在住んでおられる皆様の参画を得て、どのような事業が可能か。集落の皆さんが幸せに暮らせるようにするためには、何が必要なのか。絶対多数を追い求めることではなく、適度な人数のお客様と関わることで、充実感を感じられる商売や事業に取り組むことではなかろうか。地域内の循環構造を形成することと、地域外との連携をいかに進めるか。質を追求した事業を目指していただきたいものである。


2月16日(水) 八尾食談議5
 今日は北吉での八尾食談議。昼食としての企画でしたので、11時前に八尾に到着し、商工会に車を置いて早めに北吉さんに向かう。大火の際にも燃えなかったという由緒ある離れでの開催でした。この空間に入るのは2度目ではないかと思う。最初は、坂のまちアートin八尾の初期の頃に古川通泰さんが大きな作品を展示されていたことがあり、その際に見学した記憶があります。特に明確に覚えているのは、その時に古川さんと初めて言葉を交わしたからです。その後、じっくりお話をうかがう機会を得ることになりましたが、そのスタートが北吉さんでした。本日の料理は、八尾農林産物加工組合の大野克子さんと村田葉子さんをゲストに迎え、彼女たちが生産されているゴマや切り干し大根、そばなどが活かされていました。素材の生産者の語りが加わることで、食事の魅力は格段に深まるように感じています。本日もお二人の作物へのこだわりがしっかり伝わったのではないかと思う。そのおかげで、北吉さんの料理の評価も高まったのではないかと。コーディネーターには、濱 博一さんをお願いしていたので、彼の得意とする建築の観点から、北吉さんの離れの魅力を伝えていただきました。県内各地から参加いただいたお客様からは、また参加したいとの声を多く聞かせていただき、良かったです。


北吉のご主人

村田さんと大野さん

ごぼうやこんにゃくなども入った味噌鍋

2月15日(火) オムライスの郷
 昼はオムライスの郷づくりに取り組む宝達志水町でオムライス試食会に参加いただいている牛太郎さん(今浜ヘ135 TEL 0767-28-2438 水曜定休 昼も営業)にお邪魔して、焼き肉屋のオムライスを試食させていただきました。石焼ビビンバの上にふわふわのオムレツが乗っており、それを開くと、オムライスの感じになります。デザートのシャーベットもついて750円でした。牛太郎さんでは能登牛が食べられると同時に、ご主人はちゃんとした和食も作られる料理人さんのようです。今度は魚料理をいただいてみたいものです。オムライス試食会には、7店舗に参加いただいていますが、もっと多くの店で取り組んでいただきたいものです。テレビでやっていたお菓子屋さんや寿司屋のオムライスも食べてみたい。オムライス試食会参加店については、宝達志水たんけんたいにレポートあり。


牛太郎さんの外観

石焼ビビンバのオムライス

オムレツを開くと、・・・

2月14日(月) 八尾食談議4
 今日はエルバッチャでの八尾食談議。夕方を目がけて八尾に行き、泊めていただいた北吉に車をとめ、商工会のスタッフと一緒に会場に向かう。暗くなりかけると同時に雪が降り始め、そんな中での食談スタートとなりました。ソムリエの方も加わっていただき、料理の説明とワインの説明もあり、さらに、語り手として、メインディッシュになった猪をしとめられた山田賢さん(山田)に猪の猟について語っていただきました。田んぼや畑を荒らす猪を駆除するために猟師にもなられましたが、本業は農林業です。山で仕事をする山田さんについて八尾・山田の山を歩いてみたいと思わせられる語りでした。料理1品ごとに異なるワインをご用意いただいたので、6種類のワインを楽しむことができました。これで会費10,000円は安いと思う。吉田屋さんでの食談議とは大きく異なりましたが、「命につながる食」として、魅力的な内容でした。命と命のぶつかりあいの成果としての食を感じることができました。八尾産の白菜、里芋、りんごなども活かされている挑戦的な料理でした。異なるテーマで楽しませていただければと思う。


ソムリエの浅野さんとシェフの松本さん

猪について語る山田さん

室牧でしとめた猪のラグーソースのパスタ

2月13日(日) のと・七尾 海鮮七輪まつり
 雪の中、朝7時過ぎに金沢を出て能登に向かう。輪島の朝市感謝祭を見学するべく、能登有料を下りて、三井から輪島に行く途中、三井の集落を過ぎたところで、車をとめられ、脇道に行くように指示されて、車が交差できない細い道に入ったが、直ぐにとまらざるを得なかった。対向車もやってきており、結局、太い道路にバックすることに。どうも、道路をふさぐような事故が発生しているようで、警察も到着していないので、交互通行の交通整理ができれば、通行可能だと思われたが、そのようなことはすぐには難しそうだったので、輪島に行くことをあきらめて、珠洲に向かう。珠洲では、まず櫻田酒造での酒の仕込みの様子を撮影させていただく。家族4人での作業は、ほのぼのとしていていいですね。その後、市内で打ち合わせ。午後は、七尾に移動し、「のと・七尾 海鮮七輪まつり」を見学しました。駅前の立体駐車場に車を入れて、歩いて御祓川沿いの会場に行く。真ん中にステージテントを張り、その前後に飲食テントが張られ、何カ所かの焼き牡蠣用の炉端コーナーも設けられていました。地元七尾産のカキや寒ぶりを販売されていました。七輪をPRするテントもありました。七尾の七輪だけでなく、珠洲の丸和工業の七輪も展示されていました。能登半島の珪藻土七輪を発信するおつもりのようです。このような事業は継続されることで、評価が高まることを期待したい。


蒸した米をスコップで運び出す

蒸した米を手作業で冷ます

冷やした米を若夫婦がタンクに投入

七輪まつりの会場

七輪の展示

焼き牡蠣コーナー

2月12日(土) 八尾食談議3
 昼前から、八尾食談議の3会場目の吉田屋での食談議でした。今日は当方がコーディネーター役をつとめることになっていたので、早めに行って、会場と厨房を拝見。11時半過ぎからスタートし、2時頃まで、いろいろな話で盛り上がりました。最初に、料理人・吉田竜三さんに素材と料理の説明をしていただきました。料理を順番に出していただき味わいながら、素材にまつわる話を楽しませていただく。山本勝昭さんに里芋の話を中心に語っていただき、澤井正治(まさじ)さんに、りんごの話をしていただきました。その後、参加者に自己紹介と食にまつわる話をしていただきました。割り箸やズイキ、リンゴ、食育、これからの観光についてのお話などを出していただき、皆さんが対等に談議を楽しんでいただくことができたのではないかと思います。人数も程よく、これまでで、最もバランスのよい会になったように感じました。料理人が農家を訪ね、野菜や果物についての話をうかがい、野菜を収穫するなどの体験をすることは、料理のイメージをふくらませてくれると同時に、双方向の関係を構築していくよい機会です。今後も、今回のような取組を継続し、地域内の連携が進むことを期待したいですね。詳しくはやつお食談議のブログをご覧下さい。


リンゴで作ったソースをかけた豚肉ソテー

里芋を活かしたグラタン

八尾牛乳を使ったパンナコッタ

2月11日(金) 八尾食談議2
 八尾食談議の2会場目の合掌での食談議でしたので、夕方を目がけて八尾に参りました。ご主人の山下信行さんが、農家の今村さんから提供いただいた野菜を活かす為に相当考えて作り出したメニューが並んでいました。寝れないくらいに悩んで料理を考えたようですから、よい勉強の機会になったのではないでしょうか。今日の進行は エコロの森の森田さんにお願いしていましたので、厨房が見えるカウンターから仕事ぶりを拝見させていただきました。参加人数が多くて、食談議の進行も大変そうでした。一つひとつの素材はもっといろいろな活かし方があるでしょうから、創造力を発揮できる面は多いと思われます。他のお客様もいっぱい入っている状況でしたので、大変そうでした。作業もお手伝いの方をお願いしての分担で行っていましたが、イメージが正確に伝わっていないところがあったのではないかと感じました。料理の評価は総じて良かったと思いますが、さらなる精進を期待したいですね。


会場の様子

厨房の中で

仕事をする山下さん

2月10日(木) エルバッチャ
 午後から八尾で打ち合わせがあったので、昼はエルバッチャでいただきました。周囲の田んぼは雪に埋もれていますが、道路や駐車場は雪もなくスムーズになっています。八尾の街中も幹線道路は除雪されていますので、車での通行には支障ありません。一方で、小路に入ると雪が残っていますし、城が山には大量の雪が積もっていることでしょう。そんな雪を楽しみにお越しいただくことも可能ですね。エルバッチャでは看板に書かれてメニューを2つ頼み、一緒にいったスタッフと分けていただきました。キャベツがふんだんに入ったパスタと、豚肉とジャガイモの料理です。いずれも程よい味付けで、食べやすかったです。せっかく新しいメニューを作り続けておられるのであれば、もっと情報発信して欲しいものです。来週月曜日は八尾食談議2011でワインと料理を楽しませていただきます。


野菜たっぷりのパスタ

分厚い豚肉料理

おまけの生チョコ

2月9日(水) あえのこと
 11時から能登町の合鹿庵で行われたあえのことを見学。早めに着いたので、飾り付けをきれいに撮影することができました。主宰された田中登さんは、高齢と体調がよろしくないようで、大変そうでしたが、無事つとめ終えられました。「あけましておめでとうございます」の口上にはじまり、料理の紹介とおもてなしの動作が、神様と相対しているようです。間のとり方も、本当に食事を召し上がっていたいているほどの時間をとる感じです。食事が終わると、お風呂に入っていただき、お召し物を着ていただいた後は、囲炉裏で温まっていただきます。その後、田んぼにお送りいたします。さすがに、雪が多くて、雪原での送り出しになっていました。天気も良くてよい雰囲気でした。お客様は撮影に訪れた方も含め、大勢いらっしゃいました。午後は珠洲に移動、商工会議所での打ちあわせの後、櫻田酒造で撮影をさせていただき、その後、若山地区の田中邸を訪ね、こちらでのあえのことを見学させていただきました。飾り付けは、それぞれの家の伝統があるようで、能登町で拝見したものとは大きく異なっています。ご主人・田中茂好さんの進行で行事は進み、料理の説明の後は、召し上がっていただきます。その後、お風呂にご案内いたしますが、ご家庭のお風呂に入っていただきます。ご主人はしばらく、囲炉裏のところで待ち、しばらくしてからお迎えにあがります。囲炉裏のそばで温まっていただきますが、その際、いろりにくべる薪も決まっているようです。最後は、やはり田んぼにお送りいたしますが、本来のルートが雪で埋まっているため、道路を歩いて参り、田んぼの雪を除雪して、土が見えるようにしたところで、松の枝を立て、最後のお礼とお願いの口上を行います。雨が降る中、無事行われました。名古屋から来られたお客様や金沢からの団体の方もおられて、和やかな雰囲気の行事でした。


行事の舞台づくり

口上を述べる田中登さん

田にお送りする

珠洲の田中邸の舞台づくり

料理の説明をされる田中茂好さん

雨の中、田に神様をお送りする

2月8日(火) 八尾食談議
 久しぶりの八尾食談議の本番です。朝一は、吉田屋で打ち合わせを行う。農家の澤井さん、山本さんにもお越しいただき、料理の試食をさせていただきました。山本さんの作られた里芋や澤井さんのりんごを活かしたメニューを作って下さっていました。味加減については改良を提案しました。11時半からは、ステーキ胡弓での食談議です。八尾の方々と砺波や富山市内からお越しいただいたお客様でした。そばを作っておられる長瀬晃さんに、そばに取り組んでこられた話を語っていただいた後、ご参加のお客様からも自己紹介をしていただき、食談議を楽しんでいただきました。胡弓さんは、肉とそば、そして地元の野菜をふんだんに使った料理に挑戦して下さいました。今回の事業主旨にそった料理をお作りいただいた感じです。新聞、映像の取材も入っていましたが、存分にお楽しみいただけたのではないかと思います。食談議終了後は、お隣のエルバッチャで月曜日の食談議の打ち合わせでした。ここはイノシシやシカなどを穫っている山田さんがゲストですので、猟にまつわるお話をうかがえそうです。料理ごとに異なるワインを楽しませていただけるとのこと、楽しみです。富山新聞の記事


前菜、飛騨牛三点盛

焼き野菜と飛騨牛ステーキ

牛せいろ

2月7日(月) しん馬
 昼は、今年初めてのしん馬でした。久安の裏通りでも、道路はきれいに除雪されていました。もりそばと麦とろごはんをいただきました。隣りの畑にはたくさんの雪が残り、冬景色でしたが、店前にはいろいろな草木が植えられており、ヤブコウジが赤い実をつけていました。春になれば、たくさんの花が楽しめるようになることでしょう。テーブルの上に置いてあるお客様に書いていただく感想帳「雑記帳」を拝見しましたが、一人ひとりのお客様の感想に、きめ細かくコメントされているのには、おどろきました。ご主人夫妻の几帳面さが表れているようです。


もりそばと麦とろごはん

2月6日(日) そんべら祭り、能登島ごっつおまつり
 朝8時過ぎには、磯の宿・瀬戸を出て、門前に向かう。総持寺と門前高校の間にある道を登り、鬼屋地区の途中から、急な坂を車で上っていくと、鬼屋神社はありました。ぞんべら祭りのために除雪をされたようで、不安無く上がることができました。お堂の中には地元の地区の方が大勢集まっておられ、囲炉裏では勢いよく、炭がたかれていました。神事の後、そんべら祭りが奉納されました。米作りの様子を滑稽に演じられます。祭主役の方の語りやその他の出演者との掛け合いが面白く、地区の方々にとっては芸能として楽しめる内容になっています。鬼屋地区の高齢化・人口減少で伝承が難しくなっているようですが、早乙女役は地元の小学生等に担っていただくという方法もあり得ますね。手仕事屋でそばをいただいた後、能登島に向かう。ガラス美術館の前にある道の駅・交流市場での「能登島ごっつおまつり」の様子を観に出掛けました。たら丼の大食い選手権が行われていたり、大きなテントの中では、珪藻土コンロの大きな炉端が用意されており、能登島で養殖されたカキや地元漁港で水揚げされた魚やさざえなどを焼いて食べておられました。メインはタラ汁、タラの子付け、タラ丼でした。つきたての餅のふるまいなども行われていました。晴天に恵まれ、お客様が入れ替わり立ち代わりお越しでした。能登島ごっつおまつりは、3月6日まで行われ、能登島の民宿、飲食店で鱈料理が味わえます。定着を図りつつ、充実が期待されますね。


ぞんべら祭りの様子

牛の鼻取り役は森林組合の飛岡さんでした

田植えの様子

ごっつおまつりのタラ丼

炉端コーナー

もちつきの実演

2月5日(土) 磯の宿・瀬戸
 午後には能登事務所に到着。事務所の裏側は窓まで雪が積もっていました。事務所を借りた時に、窓の外に板を置くような装置が着いていた意味が分かりました。雪が多いと、雪に埋もれるようになっていたのですね。能登事務所を借りて3年ですが、こんなに積もったのは初めてのことですが、以前は頻繁にあったことなのだろうと想像されます。早々に事務所を後にして、宇出津で打ち合わせの後、珠洲へ。夜はだんだんで、だんだんでの事業についてのミーティングに参加。次回は2月22日に、高齢者を対象にした食事会を行うことにします。ミーティングの後は磯の宿・瀬戸へ、久しぶりに泊めていただきました。小グループの食事会が行われ、ファミリー客もお越しになられていました。カウンターで、息子さんに料理を作っていただき、食事をいただきましたが、レストラン浜中のご主人もお越しでしたので、話が盛り上がりました。遅くに主人夫妻も出てこられ、お祖父さんが杜氏として作られてきた日本酒「松の司」の「楽(らく)」を出していただき、美味しくいただきました。


げんげ(水魚)の煮物

たらの子付け

末の司・楽

2月4日(金) 八尾食談議
 八尾食談議の打ち合わせのために、八尾に行く。昼前に八尾に着き、山元食道で昼をいただきました。その後、まず、山元食道で、語り手として参加いただく長谷川さんを交えて、食談議の進め方について、打ち合わせを行う。当日はおわらの披露も予定されており、贅沢な会になりそうです。次に、ステーキ胡弓で打ち合わせを行う。八尾で生産されたそば粉を使った手打ち蕎麦を最後にお出しになるようで、そばを生産している長瀬さんに、語り手として参加いただきます。長瀬さんは胡弓を演奏されるようですし、本職はピアノの調律師とのこと。そば打ちは10数年前から始め、そばの栽培は5年前から取り組まれています。面白い話が楽しめそうです。胡弓のご主人もかなり前にそば打ちを習われています。どんな展開になるか、楽しみですね。


山元食道のランチ

2月3日(木) エコツーリズム研究会
 午後から第3回石川エコツーリズム研究会が県庁で行われました。今回は、グループに分かれて、グループごとに、エコツアーの企画を考えていただきました。能美エリアをメインフィールドにしたグループが2つ、能登をフィールドにしたグループが2つ、そして、白山麓をフィールドにしたグループが2つとなりました。参加メンバーが全県に広がっていますし、毎回新たに参加される方がいらっしゃいます。結果として、参加メンバーを活かしたプランが提案されています。お客様にとっては、宿泊拠点とエコツアーを楽しむフィールドは離れているツアーも十分あり得ることです。一方で、宿泊施設を基点にしたプログラムを新たに開発することも想定すべきですね。今回の活動は、まず参加メンバー同士がお互いを知ることからスタートして、連携した活動が展開できるようになることも目的としていますので、次回はグループメンバーを変えて行いたいものです。少人数で話してはじめて理解が進む面がありますからね。


エコツーリズム研究会の様子

2月2日(水) 手仕事屋
 門前の手仕事屋で写真の撮影を行いました。ホームページを作成するための準備作業ですが、プロのカメラマンの泉さんにお願いしました。一品ずつ料理を作っていただき、時間をかけて行いました。ストロボを設置し、室内の蛍光灯を消して準備をし、アングルを変えて撮影しました。一通りのメニューを撮影したので、結局2時間以上かかりました。営業日でしたので、お客様もいらっしゃり、お客様優先で行いましたので、余計時間がかかりました。横浜の鶴見から4人でお越しになられたお客様は、バスで来られたとのことでした。鶴見に総持寺が移って100周年ということで、祖院を見学に来られたとのことでした。総持寺祖院を拝観に行かれた間、手仕事屋で荷物をお預かりしましたが、有り難いお客様です。今後とも相互で行き来が継続されるとよいですね。


角偉三郎作のヘギ板に盛られた板盛りそば

2月1日(火) めん房つるつる
 雪が残っていたので、朝は事務所前と駐車場の除雪を行いました。1時間以上も行っていたので、十分汗をかきました。よい運動にもなっているようですね。冬の時期の運動不足の解消として一定の意義があります。幹線道路は融雪がきいているので、ほとんど路面には雪がありませんが、裏通りに入ると、がたがた道です。近隣の人たちが熱心に雪を動かして下さっているところは、確実に通りやすくなっていますが、それがままならない所では、わだちからはみ出すことが難しくなります。家に戻ってから、駐車場に入れるために、道路の雪を動かさないと入れませんでした。轍が深くて、乗り越えられませんでした。今日は一日、何度も除雪したので、疲れましたね。昼は長坂のめん房つるつるでおろしそばをいただきました。随分久しぶりのことで、お店のエントランスが変わっていました。


おろしそば

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