[ 金沢便り2011.11月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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11月30日(水) 門前町商店街
 朝一番に森山保健師を市役所に案内し、市長にお会いいただきました。健康増進のための施策展開について意見交換をしていただく。その後、健康増進センターもちょこっと見学。能登空港までは福祉課のスタッフに送っていただくことにして、当方は能登町へ。ふるさと振興課でお話をうかがう。午後は能登事務所で仕事をし、夕方目がけて門前に移動。手仕事屋で商店街リーダー養成塾を行なう。隣りでは、能登百正の役員会をしておられましたが、美味しそうにカニを食べておられる音を気にしながら、議論を行なう。若手が中心になってできそうなことをいろいろ出していただき、アイデアを絞る。父親世代がされてきたことを受け継ぎつつ、どう面白く展開するか、意欲の高い若手が何人かいるので、面白くなりそうですね。下口さん、川上さん、星野さんという強力そうなメンバーです。


11月29日(火) 水中運動研修会
 今日は午後から珠洲ビーチホテルで水中運動研修会でした。10時50分能登空港着の飛行機でお越しいただいた、由布院の森山操保健師を出迎え、珠洲に向かう。昼前にはビーチホテルにつき、現場確認の後、昼食をいただく。午後1時半からホテルの2階会議室で、由布院での取り組みについてお話いただきました。その後、プールに移動し、水中運動の指導の仕方を実演していただきました。1時間ほど実技を行い、プールに入った10数名の方々には、楽しみながら体験していただきました。一旦休憩の後、6時半からは懇親会でした。特別に用意いただいたヘルシーメニューの体験会も兼ねていました。地域食材、旬の素材を活かしたメニューで、カロリーも計算されて作られています。一つ一つは程よい量でしたが、全体を味わうと満腹でしたね。料理長には1品ずつ説明いただきましたが、よい趣向でした。今後も研究を重ねていただくと、より魅力的なメニューとサービスになりそうです。大いに期待しています。水中運動やノルディックウォーキング、森歩きなどを楽しみながら健康になれるプログラムと、美容と健康によい食事を楽しめるようになると魅力は倍増します。そのような展開を考えていきましょう。


講演する森山操さん

水中運動の実演

ヘルシーな食事・おからハンバーグ

11月28日(月) 七尾市東部商店街
 今日も七尾市の東部商店街で商店街リーダー養成塾がありました。早めに着いたので、暗くなった商店街を見て回る。最初は車で通り、次に車を商工会議所の駐車場にとめて行く。街を歩るくと気付く事が多い。一見閉まっているかと思った店も、営業中だったりします。店前をきれいに飾っているところは、いつもそのようにされています。特に石政旅館は、いつも店前に野の花が飾られているし、打ち水もされています。継続することが大事です。習慣として実践できることを、連携して取り組んでいただくとよいですね。旅館の隣りにある松の葉というお店で夕食をいただく。黒板メニューに書いてあった鍋焼きうどんをご馳走になりました。他のメニューはボリュームがありそうだったので、軽めのメニューにしてみました。


春成酒造店の灯りのディスプレイ

石政旅館

松の葉の鍋焼きうどん

11月27日(日) 朝市元気まつり
 珠洲市飯田の二七の朝市を盛り上げるための「朝市元気まつり」が行なわれたので、様子を拝見に。朝市出店者も普段より多く、臨時で出店いただいた方々もいて、ほどほどに賑わっていました。通りの商店も、販売台を出して、商品を売っていただいたところもあり、新たな試みになっていました。絶対数が少ないので、もっと出店者を増やすことが大事ですね。キャロラインカフェのように、店の中で古本の販売と喫茶というのもよいアプローチです。お互いにお客になるという市の原点のような交換もあってよいことです。道の駅すずなりでのイベントも行なわれていたが、朝市で見かけた人が多くお越しでした。同じ日にイベントを行なうことでの相乗効果があるということでしょう。いくつもイベントをしていると、それを見て回ろうという行動が促進されます。今後の可能性として、月1度は「朝市元気まつり」を開催することで徐々に出店者を増やすことではないか。


おかみさん会よりマフラーをプレゼント

久しぶりに干物も販売

メルヘンさんも出店、遠来のお客様も買い物

11月26日(土) サリーナ
 壁に故・角花菊太郎さんが潮を撒いている写真が掲示されたお店がサリーナです。今日も、昼をいただきに参りました。メインのピザだけでなく、パスタも注文してみました。セットにすることで、ドリンク、サラダ、デザートもついてきました。ピザは大きいが、パスタは普通の量でしたので、3人でピザ2枚、パスタ1皿で十分でした。12時前に店に入ったが、すでに何組もお客様がおられ、一人のお客様は帰られるところでした。カウンターで一人でピザを食べるお客様も多いのが人気の証でしょうか。


サリーナのピザ

パスタ

デザート

11月25日(金) 報恩講
 報恩講ということで、お寺のご住職が檀家の家を回っておつとめを行なうことも多いようだ。伯母さんの家でそれの真似事を行なう。本来は食事も用意して行なうべきところであろうが、そのような余裕はないので、お経だけをあげていただいた。年に一度のことであるが、気分が改まったような気がする。良いことです。9時には施設に迎えに行き、伯母さんの自宅で準備を行ない、買い物や火災保険の更新等も済ませ、ご住職をお待ちした。この時期は、ご住職もお忙しいようで、何軒も檀家の家を回っておられます。お寺で行なう本格的な報恩講も一度は拝見してみたいものだ。白山麓や五箇山では報恩講料理を予約で作っていただけるので、食から報恩講を知る事も可能ですね。


岩間山荘でいただいた報恩講料理の一部

11月24日(木) 手仕事屋
 ホテルをチェックアウトした後、門前に向かう。手仕事屋で仕事をさせていただきました。昼食におそばとけんちん汁をご馳走になった後、輪島に戻る。午後2時からは本町商店街の女将さん会・おかめ会の定例会に参加させていただき、今後の活動について相談いたしました。個々のお店の状況をうかがい、当方だけでなく、他のメンバーからもアイデアを出していただきました。面白いアイデアがいっぱい出ました。一つでも具体化に向けて準備していただき、日を決めて午後から夕方かけてに取り組んでみていただければと思う。朝市が行なわれる商店街で、あえて夕方目がけて活動を行うことで、宿泊のお客様や仕事帰りの方々にも商店街で楽しんでいただけるようにしたいものです。会合の後、たたみ靴店で、話題に出た足の測定をしていただきました。足の状態がよく分かる測定器があります。土踏まずがかなり上がっているようですが、バランスは良さそうでした。次に、みのや呉服店も見学。古布を活かした手づくりバック類も作られていますので、それらを外から見えるところに展示していただくことと、ミシン仕事を外から見えるところでしていただければと思う。最後は、おかめ会の会長をされている日吉酒造店さんにお邪魔して、少しだけお話をうかがう。今日は、皆さんが発言され、画期的な会合だったと、よい感想をいただきました。今後の新たな展開を期待したい。


手仕事屋のそば

けんちん汁

たたみ靴店

11月23日(水) 阿づま寿し
 午前は、珠洲のお寺で行われた一箱古本市の様子を拝見。出店者もお客様も三々五々集まって来られ、子供たちは手伝ったり、周りで遊んでいました。古本を1冊買い求め、北川さんの料理を久しぶりにいただきました。午後は能登事務所で看護大の方々のヒアリングにおつきあい。クロモジティを楽しんでいただきました。夕方から輪島に移動し、ホテルメルカート輪島にチェックイン、商店街をぶらぶらした後、ホテルで温泉に入ってから、勉強会に出かける。駅前商店街さんには、ブログ等を活用した情報発信に取り組んでいただくことに。まんなか商店街さんには、うるしロードづくりに取り組んでいただくことになる。道路拡張の計画もおありのようですから、そのテーマとして、うるしロードは良いのではないでしょうか。ホテルに戻った後は、近くの阿づま寿しに出かけました。駅前商店街のお店の中ではホームページをお持ちの貴重なお店です。スイスからのお客様と一緒になりましたが、なんとか、コミュニケーションされながら、楽しんでいただいていました。ヨーロッパからのお客様は時々お見えになるようだから、英会話の練習はされるとよいですね。


阿づま寿しのしめ鯖

タコ

あじのにぎり

11月22日(火) 珠洲ビーチホテル
 半島の先端、珠洲にある珠洲ビーチホテル。平成8(1996)年6月に開業してから15年、新たな取り組みを進めています。数年前からノルディックウォーキングやオープンエアヨガなどの指導を行っています。さらに、次年度からは健康増進と美につながるプログラムを開発中です。地域でスキルを有する人や地域の素材を活かしたエステなども提供していく予定です。その一方で、地域住民の皆さんを対象にした水中運動やノルディックウォーキング体験を進める計画です。地域の皆さんが健康で元気であることが、健康増進の場としてはふさわしいですし、そのような地域にこそ魅力を感じていただけるはずです。午前は金沢大学の藤原教授にお話をうかがい、午後は珠洲でミーティングでした。夜はビーチホテルで打ち合わせ後、泊めていただきました。


ビーチホテルでは地ビールをいただきました

お造り

いしり鍋

11月21日(月) 観光政策論
 午後は富山国際大学で公開講座「観光政策論」で講義をさせていただきました。「エコツーリズムの発想での地域再生」をテーマに、1時間半話しました。ワンウエイでの話は難しいです。午後2時40分からという一番眠くなる時間帯でした。残念ながら、学生諸君の何人かは寝ていましたね。エコツーリズムについての話は聞いたことがないとのことでしたので、基本的なことから話をさせていただき、最後は富山国際大学で取り組んで欲しいことを提案させていただきました。まずは、大学の敷地内や周辺でのエコツアーのプログラムづくりに取り組んで欲しい。そして、地元の人たちを対象にプログラムを実験し、インタープリターとしてのスキルを育成していただけると、エコツアー事業体や観光関連企業に就職しやすくなります。専門的な技能を有する人財育成が期待されます。大学の立地を活かしたアプローチだと思うのですが、いかがであろうか。


11月20日(日) お寺で落語
 七尾の東部商店街の「お寺で落語」を拝見に参りました。お寺に行く前に、市役所前の駐車場に車をとめて、商店街をぶらぶら。十三屋の女将さんのブログで紹介されていたコジマカメラさんの手づくりコーナーを拝見。その後、十三屋さんものぞく。商店街を歩いて見るが、営業しているお店が少ないのが、難点である。それでも、石政旅館さんがいつも店前に野の花を飾っておられるのが素晴らしい。そのような活動を商店街全体で行なうと、散策する楽しみも増すように思う。落語会は、思いっきり笑える楽しい会でした。さすがプロです。最後のおまけの南京玉すだれも楽しめましたね。帰りに羽咋の大社焼と宝達志水町の金曽農園に寄る。大社焼の工房は初めてですが、しっかりしたギャラリーがあり、買いやすい器がいろいろ展示されています。おすすめですね。


コジマカメラさんの手づくりコーナー

石政旅館の前

落語会での南京玉すだれ

11月19日(土) 地域社会の課題
 日本全国どこでも共通している地域社会の課題があるように思うし、地域独自の課題もあるでしょう。一番関わりのある能登地域に共通していることは、人口減少による地域社会の縮小である。地域内で動くモノやお金は確実に少なくなっており、行政も財政基盤が弱くなり続けています。住民にとっては、医療や福祉、教育、公共交通などの基本的なサービスの低下が危惧されています。そのような状況を打開するためには、規模は小さくても住民福祉が維持向上されるような施策を打っていくことが期待されますし、住民自らが新たな価値を産み出し、地域産業を振興し、経済を形成する力を高めていくことが必要です。高齢者も自ら健康維持の努力を習慣化し、生涯現役で活躍し続ける気概、意欲を持ち続ける必要があります。そのようなことを行政はサポートしないといけません。さらに、地域の未来を担う若者を育成、誘致することが最大の課題のように思う。若者たちが自らの創造力を高め、発揮できるようにすることです。能登に限ったことではないですが、・・・。


11月18日(金) 資源は眠っている
 朝から五箇山に行き、エコツーリズム事業についての打ち合わせ。今後の展開について相談いたしました。昨日、新たなルートを歩かれたようで、話を聞いているだけで魅力的です。今後の活動として、1月13日〜15日にエコツアーガイド講習会を日本エコツーリズム協会に依頼して実施します。会場は五箇山荘にお願いしました。改装された五箇山荘は随分きれいになっています。五箇山荘での打ち合わせの後、山荘の裏山を歩いてみました。舗装道路をあがりきると、細い歩道が山の斜面にそってあります。杉林を抜けると、そこはトチの大木が林立していました。ブナやケヤキも混ざっていますが、いずれも大木です。下の集落を雪崩や土砂崩れから守る為、昔から保全されてきた森なのでしょう。歩いて30分程のコースと地図にはありましたが、ゆっくり歩くと1時間以上はかかりそうです。楽しめるガイドコースが設定できそうですね。まずは五箇山荘のスタッフの方々と歩きたいものです。その後、庄九郎で昼食をいただき、城端のじょうはな織館に行く。開設当初から関わっておられる奥野さんがいらしたので、コーヒーをいただきながら、いろいろお話しをさせていただきました。まずは南砺市内や呉西エリアで連携をとっていけるとよいです。


五箇山荘の裏山のトチの大木たち

ブナもあります

ケヤキもありました

11月17日(木) 着物観光
 午前は東山で着物観光の実験を行ないました。アメリカと中国の方に着物を着ていただき、東山を散策。途中、お茶屋さんにお邪魔して、女将さんといろいろ話をしていただきました。その後、螢屋前の柳の木の下や通りの真中で撮影。最後は梅の橋の上でも撮影し、徳田秋声記念館で意見交換を行なう。中国の方は写真を撮影し、アルバムにしたり、大きなパネルにすることを好まれるというお話をうかがうことができました。モデルさんのようにプロのカメラマンにポーズをつけてもらいながら写真を撮影するのを好まれるそうです。アメリカの方は自分のお気に入りのポーズが良さそうでした。通訳はプロの山崎さんにお願いしました。随分久しぶりにお会いしましたが、相変わらずで楽しかったですね。


茶屋の2階で

蛍屋の前で

梅の橋の上で

11月16日(水) 出かけない一日
 どこにも出かけず、事務所にいた一日でした。極めて珍しいことです。新しい企画を考えるには必要なことです。新たな発想を産み出すためには、時間が必要だし、本を読んだりすることでひらめくこともあります。時間とともに醗酵する知もあるでしょう。そのような積み重ねにより、ひらめきやすくなります。ひらめきとは体験と対話、そして、思考と筆記の蓄積の産物なのではないかと思う。手で書くこと、書き続けることは、ひらめきを導き出しやすくしてくれているようです。企画の基本はノートに書くことからスタートします。手で書くことにこだわっています。キーワードだけでもよいから、コアとなる概念が出てくれば、そこを基点に発想を広げ、深めていくことができます。パソコンで仕事をするようになりましたが、仕事の仕方の基本は変わっていませんね。


11月15日(火) 朝霧の由布院
 朝霧が晴れてきた7時前に散歩に出かける。金鱗湖から、天祖神社、佛山寺とまわり、由布院らしい農村風景の中を歩きました。霜がおりているくらいで、手が痛くなりました。宿に戻り、温泉につかってから、朝食とさせていただきました。チェックアウト後、亀の井別荘まで歩き、鍵屋で土産を買っていただく。お宿の方にお邪魔して、健太郎さんにお話をうかがう。新江さんが途中から合流。八尾からのメンバーを大分空港に送っていただく手配をしていただいたので、当方はクアージュゆふいんにお邪魔して、再度森山さんからお預かりしたデータを確認、CD等をお返しする。その後、ユクリエのメンバー、米田氏と昼食、今後の展開について相談する。新たなガイドツアーのコース設計については、一度ゆっくりお邪魔して、サポートできればと思う。


金鱗湖に立つ鳥居

農村風景

由布岳

11月14日(月) 樹のレストランで食事
 午前は、クアージュゆふいんで森山操さんと打ち合わせ。その後、ユクリエのツアーを体験。2時間ほど、由布院の裏道を歩く。午後は、由布院駅バスターミナルに八尾からの視察研修メンバー3名を迎え、花野そばへ。遅い昼食をいただき、歩いて宿泊の由布院別邸 樹(いつき)へ行き、チェックイン。そこから、歩いてアトリエときへ行き見学。3時過ぎからは、玉の湯で桑野和泉さんと面談。あえて、湯の坪界隈を見学し、金鱗湖から亀の井別荘の間の裏道を通り、樹に戻る。当方は観光総合事務所に置いてあった荷物をとりに行く。6時からは、今回の視察研修のメインである、樹のレストラン「十和蔵」で夕食をご馳走になる。メイン料理は新江憲一さんと十和蔵の料理長が春に富山に発注に来られ、オリジナルで作っていただいた安田泰三さんの小さなガラスの器に盛り込まれていました。ベースは輪島塗の黒いプレートです。料理をいただいている途中と食後に新江憲一さんにお話をうかがう。八尾から来ていただいた料理人さんへのメニュー提案もしていただき、充実した研修になりましたね。


花野そばのもりそば

ガラスの器に盛られた十和蔵の料理

十和蔵の料理2

11月13日(日) 久しぶりの由布院
 久しぶりに由布院にやってきました。1年以上お邪魔していませんでした。福岡空港から高速バスで由布院に入る。米田さんにバスターミナルで出迎えていただき、まず ユクリエに行く。エコツーリズムの発想で、ガイドツアーに取り組まれています。基本プログラムとは別に、新たなプログラム開発が期待されます。宿泊業の方々に体験して評価していただくことも必要です。その後、お宿にチェックインし、亀の井別荘へ。懐かしい太郎さんにもお会いすることができました。お元気そうで安心しました。健太郎さんのご自宅にお邪魔して、炉辺でいろいろお話をさせていただきました。最初はお茶でしたが、徐々に酒がでてきて、つまみが出てきてと、贅沢な過ごし方です。隠居されてのお楽しみづくりに取り組まれているようです。その後は花の木通り商店街の一番奥にある、さんに参りました。数年前にお邪魔した時からは、内部がすっきりし、明るい感じになっています。店前に看板メニューも出していますが、旅のお客様へのアピールがもっと必要かもしれませんね。


亀の井別荘の庭

囲炉裏

源さんの料理・地鶏のたたき

11月12日(土) 主体を変えて新しい試みを
 午後まで能登事務所で仕事を。徐々に天気が良くなって、青空が広がっていきました。夕方めがけて輪島を目指す。金蔵経由で南志見に出て、近くの名舟漁港から四方を撮影するが、七ツ島がよく見えました。輪島への途中にある千枚田周辺はあかりのイベントのためにすでに大勢の人でした。輪島では本町商店街の皆さんとリーダー養成塾でした。開始まで時間があったので、商店街のわら庄で夕食をいただきました。今日は週末とあり、お客様が多かったので、食事後はほどほどで退店し、商店街を散策。歩いている観光客もちらほらいらっしゃいます。塾では、意欲の高いメンバーと、具体的な活動について意見交換を重ね、徐々にイメージをまとめていきます。個々の商店で何をしたらよいか、アイデアを出すことで、みなさんの意欲を喚起することも役割です。旅のお客さんと最も縁遠そうな紳士洋服店である理事長の店での取り組みについて、時間を費やして具体策を練りました。どんな姿になるかは理事長ご夫妻の取り組みいかんにかかっていますが、少しはヒントを得ていただいたようです。年度内に何らかの試みをしていただければと思う。


理事長のお店・小浦洋服店のウインドー

わら庄のそうめんセット

毎回親子で参加いただいている日吉酒造さんの店

11月11日(金) 地域の後継者
 金沢に午後までいたので、昼は神楽で中華そばをいただきました。いつ食べても安心です。夜は穴水で商店街リーダー養成塾でした。一番の成果は、20代の若手が参加してくれたことです。その彼らが前向きなことがよい。そして、一見突飛な発想をだしていただけることがよいですね。今後の展開が楽しみです。これまでのしがらみや地域の中の組織的な関係を抜きにして、新たな活動を考えるべきです。小さな商店街の中で議論していてもダメなのかもしれません。お客様は全国に広がっていますし、地域の生活者も大事にしないといけません。常に両者を意識して、今後の商売のあり方を考えていただきたい。今日も能登事務所で泊まる。


神楽の中華そば

11月10日(木) 紅葉の鉢伏山
 午前は能登事務所でミーティング、その後、鉢伏山に登り、ブナの足下で昼食をいただく。久しぶりの鉢伏山は紅葉が進み、たくさんの落葉が堆積していました。木によっては、ほとんどの葉を落としたものもあれば、紅葉した葉をたくさんつけているものなど、バラバラです。中には枯れた葉をつけたブナもあったりします。異常気象のせいでしょうか。午後は、能登町商工会で世界農業遺産と認定された能登の里山里海に商業者がいかに関わるかについて、講演させていただきました。ご参加いただいた方から、里山里海の産物を収穫し加工するまでを体験できる工房を設けてはどうかとの提案もいただきました。夜は七尾で東部商店街の皆さんとリーダー養成塾でした。先日の昭和トンチンカン市の成果を踏まえ、今後の活動について議論いただきました。一本杉商店街と連動した形で、住民参加で散策を楽しめるまちを目指して欲しいですね。


森を歩く

珍しい形をしたブナ

葉の残るブナ

11月9日(水) 輪島市の商店街
 夜は輪島市駅前商店会輪島市まんなか商店街でしたので、早めに輪島に向かう。5時過ぎに輪島につき、あちこち見て回るが、漆器会館などはすでに閉まっていました、その向かいの店も閉まっており、残念ながら輪島塗を探すことはできませんでした。商店街をぶらぶらした後、会場のふれあい健康センターの前のやぶ新橋店で夕食をいただく。街を歩いて寒かったので、鍋やきうどんにしました。冬にはうってつけのメニューです。7時からは商店街リーダー養成塾で、商店街で当面している具体的な課題について議論していただきましたが、当方が提案したキーワードをヒントに案をお決めいただいていたので、少しは役に立って何よりでした。朝市の行われている通りからは少し離れていることで、観光客へのアプローチはほとんどされていませんが、せっかく近くまでお越しいただいているお客様たちと出会わない手はありません。直接交流することで、魅力を感じていただければ、継続する関係にも発展します。ネットだけで、遠方のお客様と継続的におつきあいするよりも、一度はじっくり話をすることが、次につながりやすいです。そのような活動を期待したい。観光客はお客様でないと言っておられた店も、よくよくうかがうと外国人観光客が来ていたりしますね。おもしろい展開でした。能登事務所で久しぶりに泊まる。


やぶ新橋店の鍋焼きうどん

11月8日(火) 門前町
 午前から門前町で石川県商工会女性部連合会の研修会におつきあいしました。午前中は被災と復興について、輪島市役所の担当者より説明いただき、その後、総持寺通り商店街を歩いて見て回りました。皆さんはバスでビューサンセットに移動し、昼食。午後は、門前薬局の五十嵐義憲さん、手仕事屋の星野正光さん、シモグチの下口洋子さんにパネリストになっていただき、パネルディスカッション。当方がコーディネータ−をつとめさせていただきました。被災の当日の状況、その後の復興に向けての活動、女性に期待すること、そして、東北への関わりについて、というような流れで話をしていただきました。最後にお願いしたことは、東北に行っていただき、現場を見る事です。そして、普段の活動として、交流を内外にわたって積み重ねていただくこと、日常的に情報発進をしていただくことです。今後も、まずは県内において交流事業を継続して欲しいものです。


再建された興禅寺

禅の里交流館前で説明を聞く

下口さんのお店

11月7日(月) オムライスから観光開発へ
 取材を兼ねて昼を食べに宝達志水町に行く。目的は、まつ食堂のエビフライ定食とハンバーグ定食の写真撮影。二人で行き、撮影の後いただくが、いずれも美味しかったです。隣りのお客様は、オムライスのミーティングでご一緒したことがある方でした。昼食を食べに立ち寄りやすいお店のようだ。その後、役場にお邪魔して、打ち合わせ。オムライスを目的に町外から訪れるお客様は確実に増えており、次なる課題は、周辺で何が楽しめるかを提案することです。千里浜と宝達山に挟まれたエリアの中に、葛の生産工房や放牧場、陶芸工房、オリジナル商品開発に熱心なお菓子屋さん、金曽農園さんはじめとした個性的な農家もあります。そのような情報を各店でも提供できるようになってほしいですね。帰りは山側を走る農道を通り、金曽農園に立寄り、りんごをいただいてきました。こんな楽しみ方をしてほしいものです。


金曽農園のりんご

11月6日(日) 神在月サミット
 第5回目の神在月サミットです。今回は鵜鷺地区の今後を一緒に考えることを通して、自らの地域のヒントになることを得る、具体的な地域のことを一緒に考えることで、地域へのアプローチの仕方を学ぶ、というような意図のもとに開催していただきました。今回のゲストはコミュニティデザイナーの山崎亮さん(スタジオL代表)。鵜鷺地区の活動を紹介していただいた後、山崎さんに彼が取り組んできた中でヒントになりそうな事例を紹介いただきました。その後は、当方がコーディネーター役をつとめさせていただき、鵜鷺げんきな会のメンバーや参加者の方々からも意見や質問等を出していただき、それに山崎さんがコメントするという進め方で、1時間半がまたたく間に過ぎて参りました。鵜鷺地区の皆さんにとって有意義な会になったことは確かです。今後のさらなる活躍に期待したいし、再訪したいものです。終了後は、神迎の道にある「ココロの店」で炊き込みご飯とおでんをいただき、出雲市駅まで送っていただきました。ゆとりのない行程でしたので、次回は1泊余計に泊まるようなプランを考えたい。


泊めていただいた家の窓からの眺め

港の舟たち

海越しの集落

神在月サミット

サミット途中にいただいた干し柿

ココロの店

11月5日(土) 出雲へ
 1年ぶりに出雲へ参りました。出雲の神在月に行なう「神在月サミット」に参加するためです。今年で5回目、神々が集まるように、年に一度の恒例行事になりつつあります。新たな出会いと、地域振興の具体策を議論できればと思います。出雲にお邪魔するようになって10年程になろうか。出雲大社の裏山の向こうにある鵜鷺地区の振興策をさらに進めたい。朝5時半に家を出て金沢駅6時11分の列車で出雲に向かう。京都と岡山で乗り換え、出雲市に着いたのは午後1時5分です。出雲市駅では、中央大学の先輩の森山氏とお仲間の吉田氏に出迎えていただく。車で大社に移動し、「坂の下cafe morikame」で休憩。以前から存じ上げている方が経営されていました。神門通りから少し入ったところにあり、よい雰囲気です。その後、森山氏と別れ、吉田氏に鵜鷺地区に連れていっていただく。出雲大社横の細い道を裏山に向けて登っていきましたが、大勢の参拝客で、車道も歩道もいっぱいでした。最初に鷺浦会館に行き、明日の打ち合わせ。その後、地区内を散策するが、相変わらずで安心しましたが、壁が崩れていたり、瓦が落ちている家もあり、保全のための取り組みは急ぐ必要がありそうです。散策の途中に、鵜鷺げんきな会の藤井会長に出会い、家にお邪魔してコーヒーをご馳走になりました。港の見えるご自宅は使いやすそうでした。午後6時過ぎから、鷺浦会館で懇親会をスタートし、泊めていただいた民家に 移ったのは、11時頃でした。初めて鵜鷺地区に泊めていただきました。


morikameのパフェ

morikameの出雲ぜんざい

morikameの外観

鵜鷺地区の街並み

鵜鷺地区にある鏝絵

鵜鷺地区にあるトンネル

11月4日(金) 珠洲でヘルスツーリズム
 午後は珠洲でヘルスツーリズムの打ち合わせがありました。企画財政課、福祉課、健康増進センター、珠洲ビーチホテルも加わって議論。地域住民向けの健康増進プログラムとして水中運動を促進することを次年度の重点事業として取り組むことにできないか検討中です。水中運動だけでなく、ノルディックウォーキングなども提案していきたい。夜はだんだんで朝市元気まつりについての議論を行なう。とにかく、より多くの出店者を集めること、朝市の時間をずらし、商店街のお店も参加して朝市を行なうようにしないといけません。市に出店されている方の世代交代を進めないと、朝市の明日はありませんので、若い人が参加しやすい場を設けていきたいものです。


11月3日(木) 昭和トンチンカン市
 雨が降らず大丈夫そうだったので、七尾に参りました。昭和トンチンカン市を拝見するためです。近々に商店街の勉強会が設定されており、商店街の皆さんが一番力を入れて取り組んできたことですし、昨日の皆さんのブログを拝見していて、観にいかないと思った次第です。徐々に準備されてきたことが伝わってくる内容でした。美容院の女将さんが作ってくれた大きなてるてる坊主がきいたのか、皆さんの平素の行いがよいのか、雨が降らずで、程よいイベント日和でした。手づくり感満載のイベントで、商店街の皆さんの頑張りが感じられました。ステージイベントも盛り沢山で、お客様も楽しんでいただいていましたね。一本杉通りで行なわれていたイベントも拝見してきましたが、大勢の人で混雑していました。好対照で、勉強になる七尾の街でした。


昭和トンチンカン市の会場の様子

商店街の人たちの屋台

ステージイベント

懐かしい火鉢で餅を焼く

穴水からの出店「七海屋」

珠洲からも出店「小さなおうち」

11月2日(水) ドクター
 午前は能登事務所で打ち合わせ。午後は珠洲のあいずみクリニックの院長先生と珠洲でのヘルスツーリズムの推進についてご相談。午後が休診で、往診の出かけられる前に少しお時間をいただきました。住民の皆さんに水中運動をすすめていただくことには前向きなお話をいただきました。由布院のクアージュゆふいんの実践についてのレポートをお渡しいたしました。11月29日にビーチホテルで行なう勉強会にもスタッフにご参加いただけるとのことです。地域住民の医療と健康を担う存在として、住民の方の健康づくり運動にも積極的に関わっていただけるとありがたいです。昨日の研究会でも強調させていただいたことですが、まずは地域住民の健康度を高めることが必要です。能登は元気な人が多いことを積極的に発信していきたいものです。その後、七尾の東部商店街に寄り、明日のイベント昭和トンチンカン市の準備の様子を拝見。商店街のお店にお客様が立ち寄る仕掛けづくりも期待したい。こちらのブログNoto Nanao 和菓子屋“とみやん”も。


能登事務所からの秋景色

手づくり看板「昭和トンチンカン市」

東部商店街には風情のある店も

11月1日(火) ヘルスツーリズム研究会
 午後は県庁でヘルスツーリズム研究会でした。加賀市、能美市、内灘町、七尾市、能登町、珠洲市でチームを作り、旅行代理店やセラピスト等も参加して行なわれています。それぞれの地域で具体的な展開のプランづくりを行なっていただくことが目標です。次年度は実験事業を行なう計画です。地域資源を活かしたプログラムづくりが必要ですが、最大の資源は医療スタッフや癒しのプログラムを提供できる人なのかもしれません。里山や里海の環境なども有効な素材です。都会の中の癒しサービスとは異なるプログラムを用意したいものです。健康増進のプログラムはまず地元の人々に実践していただき、成果を出すことが早道です。健康な人が多い地域こそ、健康づくりの場として相応しいのではないか。研究会の後、参加してくれていた中学、高校の同級生とカホンで軽い夕食を。加賀の状況がうかがえて貴重な機会でした。


カホンでいただいたうみぶどうサラダ

以前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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