[ 金沢便り2011.1月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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1月31日(月) ステーキ 胡弓
 午後から八尾で打ち合わせがあったので、早めに行く。北陸道は、除雪作業中であったが、除雪車の前を走ることになったので、走行車線に雪が残り、追い越し車線がアスファルトが出ていて、走りやすいという現象がみられました。安全第一でゆっくり走りましたが、途中、自損事故でとまっている車が何台かありました。下道も除雪が追いついていないようで、白く雪が固まったがたがた道を走ることになりました。昼過ぎについたので、 ステーキ胡弓で昼食をいただきました。雪の中を何組かのお客様がお越しでした。窓の外には雪景色が広がり、良い眺めです。温かな店内でゆっくりとランチをするのもいいですね。


胡弓のハンバーグ

1月30日(日) 北村貞雄さん
 金曜日に、自宅のお向かいの北村さんのご主人が亡くなられた。先々週、まとまった雪が積もった時には、立ち話をしていたので、驚きました。一度は脳梗塞で入院されていたこともあったようですが、いつもお元気そうでした。雪が積もった時は一緒に、雪かきをしていましたし、春から秋にかけては、盆栽の御世話をされていることが多かったですね。享年85歳、お年の割にはお若く見えた方でした。ご冥福をお祈り申し上げます。金沢でも、雪が降り続けています。この冬一番の雪ではないでしょうか。


1月29日(土) 雪中ジャンボかきまつり
 雪の中、穴水のかきまつりの様子を拝見に参りました。能登有料は白尾から雪で真っ白でしたが、穴水に近づくと、止んでいました。車を自動車会社に預け、オイル交換を頼んで、会場まで歩いて行きました。ちょうど10時からの開会式に間に合いましたが、すでにお客様はかなり入っており、続々と増えていきました。すぐそばの駐車場はいっぱいでした。町内各所に駐車場が設定されているようで、歩いて会場のあすなろ広場に向かうお客様もよく見かけられました。炭火焼コーナーは倍に増やしたとのことで、ステージ前に多きなテントが張られ、座席コーナーと立食コーナーが半々に。かきの販売コーナーには最初は列が出来ていましたが、すぐにそれも解消し、スムーズに買い求められるようになっていました。回りには、いろいろな飲食店がはりつき、昼前から、ビール片手に、かきの炭火焼を楽しむお客様が多く見受けられました。定着したイベントとして多くのお客様が広い範囲からお越しになられています。イベントは明日も行われ、3月末まで、市内の飲食店、宿泊施設でかきのコース料理を味わうことができます。ノトリアーナのパスタと能登丼をご馳走になったら、お腹がいっぱいになってしまい、かきの炭火焼は味わい損ねましたが、今度は飲食店で3月末まで行われているかきのコース料理をご馳走になることにしよう。


会場の様子

ノトリアーナのパスタ

ステージイベント

大きなテントとステージ

販売コーナー

山積みされたかき

1月28日(金) 丸福
 今日も昼はお向かいの丸福でいただきました。時間が無い時や天気が悪い時などは、本当に助かります。中華飯にしそ餃子を初めて注文しました。野菜がいっぱいで健康的なメニューです。かわり餃子は4種類ありますが、にんにくが入っていませんので、お客様と会う前でも大丈夫です。最近、昼はお客様が多いですね。今日もほぼ満席でした。商売繁盛は何よりです。近所には飲食店がいくつかあるのですが、順番にお邪魔して、徐々にご紹介できればと思う。午後は、ヘルスツーリズムについてのヒアリングを受けましたが、いろいろお話をする中で、課題が明確になったような気がしました。


丸福の中華飯

1月27日(木) 手仕事屋
 朝から珠洲に向かい、午前中は珠洲で打ち合わせ。その後、能登町に移動し、打ち合わせをした上で、門前の手仕事屋に行く。遅い昼をいただくが、新しいメニューということで「きざみそば」をご馳走になりました。あぶらげをざっくりと刻んだものとねぎをいためたものが乗っています。冬場のあたたかいメニューとして開発したようですが、お兄さんの孔介さんがつくられたあぶらげを活用して、弟の恵介さんが打ったそばに乗ってくるので、兄弟合作メニューですね。そばを覆うようにあぶらげが乗っているので、長くそばは温かったです。


突き出しの煮物

きざみそば

店内の様子

1月26日(水) 羽田光月堂
 午前は宝達志水町、午後はかほく市で相談活動でした。午前はほうだつ山麓米の販売促進についてのアドバイスを求められたので、いくつか提案させていただきました。人家より上流域にある田んぼで栽培された米を厳選して、ほうだつ山麓米として、販売していこうとされています。中山間地で農業を継続するための方策です。情報発信を強化することが重要ですね。午後、お邪魔したのは、羽田光月堂さんです。蛤煎餅がロングセラー商品で、売上の7割を占めておられるとのことです。ご主人・羽田重誠さんは76歳とのことですが、生涯現役でお菓子づくりに取り組まれています。地元の紋平柿を活かした商品を開発中。お菓子を作っていると、いつまでも元気でいられるようですね。頭と手を両方使っておられますから、脳が常に活性化しているような印象です。顔や手の色つやも良くて健康的です。100歳までも頑張っていただきたいものです。


蛤煎餅のパッケージ

小ぶりの「にゃんどら」

羽田重誠さん

1月25日(火) 八尾食談議
 八尾山田商工会の事業として「八尾食談議」を2月に開催いたします。地域の食材をどこまで活かせるか、飲食店さん、旅館さんに挑戦していただきます。語り手は地元の農家や素材を提供いただける人たちを想定しています。地域を楽しんでいただくための基本的なフレームづくりを目指しています。細部まできめ細かく描き、一つひとつ実践することで、評価と信頼を得ることです。食は毎日のことでもありますが、ハレの日のメインの楽しみとして重要な意味があります。遠来のお客様を受け入れるための柱として、しっかり構築していきたいものですね。その担い手の育成や誘致が地域の大きな課題のように思う。八尾山田地区の未来開発のためには、農林水産業で活躍する人たちが一方で必要ですし、生産物を活かす飲食店や宿泊施設、加工で価値を高める製造業の人たちの関わりも導きだしたいものです。地域内産業連携を促進するための契機としてイベントを有効に活用できればと思う。八尾では、料理人さんたちが、農家を訪ね、農業や食材について、意見交換をしていただいています。継続されることを期待したい。


1月24日(月) さんなみの閉業
 昨日の北國新聞に大きく取り上げられていましたが、能登町のさんなみが営業をやめられることになりました。3月末までとのことです。ご主人が一度入院されたりもしていましたし、その後も完全に体調が戻っていないとはうかがっていましたが、元気なうちに一線を退かれる決意をされました。その後は、長女の智香子さん・ベンさん夫妻が「ふらっと」として営業を続けられるようです。現在のさんなみの敷地の一角では、次女の宏好(ひろこ)さんがケーキ店・ピースオブケーキを経営されています。お子様二人にさんなみの船下ご夫妻の想いは受け継がれているようですから、安心しておられるのかもしれません。何度となく泊めていただいていますので、残念ですが、営業を終了された後に、その労をねぎらいにお邪魔させていただければと思う。詳しくはさんなみの営業についてのお知らせをご覧下さい。


はちめと海餅(かいべ)

朝食の漬物類

こんかいわし

1月23日(日) あらや滔々庵の朝食
 あらや滔々庵で、7時半に起きて朝風呂を浴びに行く。露天風呂でしばし、ゆっくりとつかりました。寒い季節の露天風呂はいいですね。その後は遅い朝食をゆっくりと楽しませていただきました。温泉かゆからスタートし、高校が同期の料理人が作ってくれた特製の出汁巻きたまごも美味でした。湯豆腐が大きな鍋で作られているのが新しかったです。贅沢な朝食でした。チェックアウトしたのは11時頃でしたが、多くのお客様が同じようにお帰りになられていました。個人客なので、ゆっくりとお宿で過ごすお客様が多いのかもしれませんね。来年も再度、お邪魔出来ればと思う。


あらや朝食

温泉かゆ

出汁巻きたまご

1月22日(土) 七尾湾能登かき祭
 山中荘に泊めていただいていました。早めに朝食をご馳走になり、朝市の様子を観に行くが、雪が道路際に積もっており、出店されていたのはお一人でした。8時過ぎからはだんだんで視察に来られた穴水町の商店街の皆さんに、飯田町商店街での活動について説明。特に朝市と彩り市場について関心をもっておられました。穴水でも二七の朝市が行われていたそうです。震災後に始めた市もあるようですが、冬場はされていないようです。いずれにしろ、奥能登での市や直売所を充実させて、地域の生活者に新鮮な野菜もの等を提供すると同時に、遠方からのお客様にも楽しんでいただけるように、連携して情報発信等をできればと思う。だんだんでは、昼前から、地域の高齢者のための食事会が行われました。今回は食事の後のお楽しみは、化粧講座でした。美しくなりたいという欲求は年齢関係なしですね。お楽しみいただけたようで何よりでした。その後、能登中島駅そばで行われている「七尾湾能登かき祭」に参りました。3時頃でしたが、まだまだお客様はいらっしゃいました。随分お客様が多かったようです。炭火でカキを焼いて食べるのが、一番の目的ですから、テントの中はいつまでもお客様がいらっしゃいました。継続することで定着してきている感じです、その後、山代温泉のあらや滔々庵に向かう。高校の同期会です。昨年は参加予定メンバーが病気になったので、直前にキャンセルしましたが、今年は無事行えました。


だんだんでの食事

かき祭の様子

あらやの料理

1月21日(金) SHO-TATUS
 朝から珠洲に向かい、9時過ぎから打ち合わせを2件行う。その後は、商店を回り、最近の状況をうかがい、新たな情報発信の素材の発掘を試みる。「おすすめの珠洲」のホームページとマップの改訂を試みたいと考えています。午後からは珠洲商工会議所で会議が行われましたので、そちらに参加、もろもろの打ち合わせも含め、終了したのは18時過ぎでした。最後に山口陶器店を訪ねました。店長は、いつも通り、元気で明るいお嬢さんです。その後、山中荘にチェックインし、SHO-TATSUで夕食をご馳走になりました。地域の素材を活かした料理つくりに取り組まれていますので、それが楽しみの一つでもあります。週末とあって、若い人がお客様でお越しになっており、奥の小上がりは満席でした。


SHO-TATUSの料理・いしりパスタ

1月20日(木) 雪道
 連日の雪道走行で疲れてきました。今日は八尾まで往復しましたが、高速道路は除雪車がいて、のろのろ運転にならざるを得なかったです。八尾の手前は道路に雪が固まって残っており、がたがた道でした。商工会の前は除雪車が入り、雪をトラックに積み込んで運び出す作業が続けられていました。帰りは別の道を通りましたが、所々で、雪が路面に残っていて、ハンドルをとられそうになります。当たり前のことですが、ハンドルを両手でしっかり握って、緊張して運転せざるをえません。白い雪道を見続けていると、それだけでも疲れてきます。暫くは、運転だけで疲れる日々が続きそうです。


1月19日(水) 御前味噌
 石川県味噌工業協同組合のプロジェクト委員会が久しぶりにありました。今日の議論の中心は御前味噌。加賀藩のお殿様の料理番が残された文書をもとに、殿様が食べておられたであろう「御前味噌」を再現するべく試作し、その成分変化を調査し、官能検査等も行っています。上品な甘みと旨味があるようです。それとお殿様が食していた味噌は数ヶ月程度仕込んだ若い味噌だったようで、文書にもそのように書かれています。そのような味噌をどのように使っていたかも分かるようですから、是非、御前味噌での料理を再現して味わうサービスを設けて欲しいものです。


1月18日(火) 海月
 昨日は遅かったので、4階にある温泉で朝風呂を浴びました。浴室は明るく、窓から港や鉄道が見え、よい眺めでした。その後、昨日とは異なる部屋で朝食をいただきました。炉端に炭が入れられており、温かい雰囲気です。目の前で焼いていただく目玉焼きやアジの干物、伊勢エビの味噌汁など盛り沢山な内容でした。建物はたしかに古いですが、いろいろ工夫されて活用されています。お宿の前で江崎さん母娘を囲んで写真を撮らさせていただき、おいとましました。途中、伊勢に寄り、まずは二軒茶屋に行き、二軒茶屋餅を試食し、買い求め、その後、伊勢神宮に参拝。いつきても、長く生きてきた木々に取り囲まれており、厳粛な気分にさせられる空間です。その後、おかげ横丁の入口にある赤福で赤福とお茶をご馳走になりました。お定まりの赤福を土産に買い求め、伊勢を後にしました。


海月のお風呂

朝食

伊勢神宮

1月17日(月) 海島遊民くらぶ
 徳光パーキングで10時15分に拾っていただき、八尾の皆さんと鳥羽に向かう。富山の道路状況が悪かったようで、すでに1時間遅れであった。北陸道も雪が路面に残ったところもあり、スピードが出せず、名神高速は途中が渋滞しており、結局2時間遅れの15時に到着。まずは、海島遊民くらぶにお願いしてあった、わかめ狩り体験をさせていただく。漁舟で養殖現場に行き、小舟に乗り換えて、体験をさせていただきました。ナイフでワカメを根元から刈り取りました。近くを海女漁の実演をするための海女を乗せた舟や伊勢湾フェリーが通り、のどかな海の景色を楽しむことができました。わかめ狩り体験の後は、鳥羽のまち歩きです。古地図をたよりに昔の街の骨格を確認しながら歩きました。途中、ナマコを扱う店に立ち寄り、女将さんからお話をうかがい、大きなナマコを一つもらう。次に近くの料理屋さんで、そのナマコを料理していただき、ご馳走になりました。料理屋の奥様も面白い方で話が盛り上がりました。スタッフは地域の人とお客様をつなぐ役割を演じていただいていました。事務所に戻った後は、代表の江崎貴久さんに、活動内容についてお話をいただき、2時間近くも、いろいろうかがわせていただきました。充実した視察研修になりましたね。夕食は、江崎さんが経営する旅館「海月」でいただきましたが、8時過ぎから11時近くまで、途中、江崎さんにも参加いただき、刈り取ってきたわかめのしゃぶしゃぶや伊勢エビも含め、存分に楽しませていただきました。


わかめ刈り体験

ナマコを料理していただく

手づくり伊勢エビちくわの炭火焼

1月16日(日) 寒ぶりまつりとアンコウ&カニ食談議
 宇出津では昨夜からの雪が一気に40〜50cmとなっていました。そんな中、7時前に宇出津漁港の荷捌き場を見学に行く。寒ぶりが並んでいました。10kg以上のタグ付きの寒ぶりも10本以上ありました。壮観ですね。その後、民宿ふわにもどり朝食をいただく。大きなガンモを炊いた一皿が盛り込まれ、懐かしいお母さんの味がする感じです。早めにお宿を後にして、寒ぶりまつりの会場を通り、商工会へ。昨夜からの雪で大きなテントがつぶれていました。商工会にしばらくいましたが、問い合わせの電話がひっきりなしにかかってきました。スタートは遅れましたが、無事、まつりはスタート。事務局長に電話番をかわっていただき、会場へ。お客様は少ないながら、雪も降ったりやんだりになり、無事実施されていました。解体のために用意した100本の寒ぶりも、まるごと買われる人もたくさんおられたようで、解体ショーは午後1時前に終了していました。雪の中を金沢などからも多くのお客様にお越しいただいていたようです。雪の中での弥栄(いやさか)太鼓も勇壮でした。夕方からは珠洲のビーチホテルであんこう&カニ食談議でした。魚マイスターの前野美弥次さんのお話をうかがった後、アンコウとカニ料理を堪能させていただきました。


荷捌き場に並ぶ寒ぶり

寒ぶりの解体

食談議でのアンコウ鍋

1月15日(土) 珠洲あんこう祭と寒ぶり食談
 朝早くに山中を出て、珠洲に向かう。あいにくの天気でしたが、9時半には道の駅すずなりに到着。第1回珠洲あんこう祭の会場の準備からお手伝いしました。積雪は多くはありませんでしたが、重い雪で、除雪に苦労しました。あんこう鍋の振る舞いや、あんこうの吊し切り、餅つき、地元飲食店等の出店もあり、それなりに、賑わっていました。夜は宇出津の民宿ふわで寒ぶり食談に参加。ゲストは民宿遠嶋の櫻井さんでした。


あんこうの吊し切り

あんこう鍋

寒ぶり食談のぶり茶漬け

1月14日(金) 雪の五箇山
 県庁で打ち合わせの後、五箇山に行く。福光インターで高速を下りて、城端から山越えで五箇山に向かうが、山に差し掛かった途端に、道路に積雪が残っており、さらに雪模様になり、ゆっくりと走らざるを得なくなりました。下梨のお食事処坂出で、熊肉が入ったつけそばをいただく。ご主人は屋根の雪下ろし中でした。そこから、菅沼集落に行くが、さすがに雪が多い。いつもの掌にも行くが、窓の外は150cmぐらいは積もっているのではないかとのことでした。連日の雪かきで、皆さんお疲れのようです。資料館の屋根雪おろしのために、建設会社の人が作業中でした。合掌の屋根の真ん中から雪を割り、両側に均等に落とすのが理想とのこと。片側だけに落ちると、屋根の真ん中の部分も一緒に落ちてしまうことがあり、重要な作業とのことです。屋根の傾きが急で、てっぺんに登るだけでも難儀されていました。南砺市観光協会にお寄りした上で、加賀に移動する。山中温泉で、北陸のエコツアー関係者の交流会に参加し、そのまま泊まる。山中に泊まるのは随分久しぶりのことです。


合掌の屋根雪おろし作業

1月13日(木) 懐かしい未来
 「新しい」とか、「創造」とか、「つくる」ということばを繰り返し使ってきていますが、あまり意味がないことを重ねてきたのかもしれない。技術やモノ以外では、新しいことなんてそんなに多くはないのかと思う。コトや人間としての関わりにおいては、先人たちの蓄積をアレンジしている程度のことで、同じようなことに苦労し、悩み、そして、似たようなレベルのことで争い、生きて死んでいくのではと、・・・。先に生きた人たちの残した表現や空間、伝統や文化の中に多くの知恵が込められており、それを学び、読み解くことから、使えそうなものを抽出し、現代から未来に向けて活かす。先人から受け継ぎ、次代にいかにつなぐか、一人の伝承者として、学び続け、表現や使える技、関わりの仕方を磨き、試み続けることだ。未来に描くべきは、全く新しき世界ではなく、懐かしくほっとするような世界、関係かもしれない。ご先祖様たちの残されたことどもをもっともっと学ぶことに時間を費やすべきではないかと思う。辰巳芳子さん、中谷健太郎さんの『毛づくろいをする鳥たちのように』(集英社 197P)の中に出て来る表現から。


1月12日(水) 八尾食談議研究会(仮称)
 越中八尾駅前の「アグリひばり」で、八尾食談議研究会(仮称)が行われました。ゲストの新江憲一さんにお話いただき、料理をお作りいただきました。前日夜に料理人さんたちと懇親会を行っていましたので、料理を作る時は前日参加の料理人さんが手伝って下さったので、何品も料理ができました。でき上がった料理は出来た順に農家や他の参加者に食べていただきました。最初のお話も素晴らしかったし、料理の発想が面白かったです。厨房が狭かったので、効率は悪かったようですが、みんなの動きは良かったですね。協力してくれた料理人さんたちの連携は良くなったと思う。今後に向けて、よい出発点になってくれそうです。食談議の前の研修会的な意味を持たせていましたが、このような会を繰り返すことが重要ですね。


新江さん考案のおわらイメージ料理

1月11日(火) 新江憲一さん
 由布院の新江憲一さんに八尾へお越しいただき、2日間ご一緒いたします。メインは12日午後の勉強会ですが、11日の夜も、八尾で料理人さんとの交流会を行います。由布院で1998年から行っている料理研究会について教えていただき、八尾でも山田地区と連携しながら同じような活動が継続できればと勝手に考えています。新江さんが書かれた『ゆふいんの畑から』『イタリア日記』は勉強になります。新江さんとは昨年2月、金沢にお越しいただいた時にご一緒して以来です。その時は、太郎でなべをご馳走になり、倫敦屋酒場で楽しみました。新江さんと最初に出会ったのは、私が由布院に行き出した初期の頃だと思う。いつも、玉の湯のバーで若い人たちと議論している姿が印象的でした。そんな新江さんとご一緒するようになったのは最近のことであるが、共通していることは中谷健太郎さんを師匠としていることであろうか。


昨年2月に金沢で講演された時の新江さん

1月10日(月) 除雪
 今年初めて家の除雪をしました。昨夜からの積雪で、家の前の道路もそれなりに積雪がありました。家にいる時ぐらいは除雪しないとと思い、前の道路の雪も2軒隣の家の向こうを流れる用水に捨てさせていただきました。半分ぐらいは、道路をはさんだ向こう側に除雪させていただきました。スーパーが閉店して以降、まったく利用されていない空間なので、少しぐらい雪を積み上げても平気でしょうと、勝手に決め込んでいます。おかげで、除雪がしやすかったです。それと、車が通るスペースというよりは、人が歩きやすいように歩道部分を確保することを心掛けました。多くの人が協力すると、きれいに歩きやすい道になりますね。当方がやった後、お隣さんも、そのお隣さんもやっていただけましたので、長い距離、道路際が歩きやすくなっていました。足の不自由な人は、ちょっとした積雪でも歩くのに難儀されていますので、できるだけきれいに除雪したいものです。


車に積もった雪

1月9日(日) 能登ふるさと博・冬編
 3年前から震災復興のために行われている「能登ふるさと博」。その冬編が今年初めて行われることになりました。前年度、地域の関係者にいろいろお話をうかがう中で、最も要望が多かったことが冬に食をテーマに行うことでした。その企画のとりまとめのお手伝いをいsていましたので、今年の事業をあちこち見学、体験しないうといけません。冬編は1月9日の「和倉温泉冬花火と海鮮まるごと大鍋とうまいもん市」からスタートしました。あいにくの天気ではありましたが、和倉温泉まで出掛けてきました。11時からの開始でしたが、宿泊客や周辺の住民の方々がおこしになられていました。「サンライズ。ドーナツ」の移動販売車も会場に。お客様の数は徐々に増えていましたので、食べる場所(テーブルや椅子)が足りませんでした。さらに雨天対策をしっかりすると良い感じでした。遠方からもお客様にお越しいただける事業にするためには、どのようなことを改善し、新たに付け加えるべきか、早々にまとめて提案させていただこうと思う。


海鮮汁

料理人さんと大鍋

会場の様子

1月8日(土) 寒ぶりまつりPR
 近江町市場で寒ぶりまつりのPRに来られると昨日うかがったので、様子を観に行きました。近江町市場駐車場の向かえの広場と近江町市場の間のスペースにテントを張って出店されていました。メギスのだんご汁や地酒、海洋深層水、塩、むらのもちや、活きイカ、イカの加工品(イカ焼き、イカめし、イカとんびなど)、能登とり、鮮魚加工品の展示販売などを行っておられました。11時半からは寒ぶりの刺身の振る舞いも行われ、多くの人が行列を作られていました。メギスのだんご汁も寒い季節にぴったりで、多くの方が1杯100円で味わっておられました。能登町宇出津での寒ぶりまつりは16日に宇出津の中心商店街で行われますし、前日の夜には寒ぶり食談も民宿ふわで行われます。


寒ぶりの刺身

メギスのだんご汁

全体の様子

1月7日(金) 下平鮮魚店
 今年初めての能登行きでした。まずは能登町にお邪魔しました。商工会でお話をした後、真脇地区へ。縄文館を少し見学した後、港のそばのお宅にお邪魔して相談。その後、宇出津に戻り、下平鮮魚店で昼食をいただく。魚屋さんの奥にお食事ができる部屋が用意されています。東京からお越しになられたお客様の予約も入っていました。寒ぶりが上がっているようで、店頭では10kgの寒ぶりやタラがさばかれていました。昼の刺身定食にも寒ぶりが盛り込まれており、魚のあらを入れたお味噌汁が魚屋さんらしくて美味です。午後は珠洲に移動し、市役所、商工会議所、能登杜氏組合、商店街などで打合せ。珠洲は雪が少なかったです。帰りは能登事務所に寄りましたが、冷え込んできていたので、早々に金沢に戻りました。


下平鮮魚店でいただいたお味噌汁

1月6日(木) 胡弓
 今日も八尾で打ち合わせと取材を行っていたので、昼食は胡弓(富山市八尾町新田3-1 TEL 076-454-6020 火曜定休)でステーキをいただきました。ステーキは随分久しぶりです。胡弓のステーキはスジなどをきれいにとってあり、かつ食べやすいようにスライスした肉を、再度固めて焼いてあり、すごく柔らかく食べやすい。お箸だけで十分で、ナイフはいりませんね。新年とあって、昼からお客様が多かったです。窓の外は雪景色が広がり、正月らしい雰囲気でした。料理について語り続けていますので、美味しい食事を、地域を感じられる食を毎食楽しみたいものです。


胡弓でいただいたステーキ

1月5日(水) 山元食道
 今日も八尾でした。昼を山元食道でいただき、お母さんにお話を少しうかがいました。滋賀県虎姫で生まれ育ち、京都で暮らしていたが、見合い結婚で八尾にやってこられました。それから40年程になられますが、毎日家族のために食事を作り続けてこられました。実は小学6年生の頃から、働く母親に代わり、食事を作ってこられていますので、食事作り歴は極めて長い。それと素晴らしいのは素材にこだわっておられるということ。例えば、お米も里芋も直接農家さんに分けてもらいに行かれるそうです。料理についての研究は小さ頃からずっとされてきています。本格的な調理人の勉強や修行はされていませんが、長い経験の蓄積があって、息子さんが「世界一美味しい!」と絶賛するものになられているのだと理解できました。そんな家庭の食事をいかにお客様にも楽しんでいただくようにするかを考えるとよいと思います。遠慮はいりませんね。今後の展開が楽しみなお店です。ストーリー<山元食道の歴史とこだわり>もご一読下さい。


山元食道でいただいた豚丼

1月4日(火) 年齢を理由にしてはいけない
 朝から八尾に出掛け、打ち合わせと取材を行う。昼は、「オカメ」でカレーライスをいただく。おまけで、正月らしく焼きもちも頂戴しました。その際に、女将さんの谷井明美さんといろいろお話をうかがいました。印象に残ったのは、「坂のまちアートinやつお」を始めた「坂のまち千年会議」を組織し、事業を始めたリーダーの吉田桂介さんは、当時すでに70代後半になっていたとのこと。そのお年になられていても、八尾を変えるために新しいことを始めないといけないということで、若い人に呼び掛け、賛同者を募り、事業を動かし始められています。それを思うと、商店街の人たちも、まだまだ頑張っていただきたいところです。必要を感じた人が、地域の未来を想い描いて、新たな事業を起こすべきなんです。それも理想は、イベントではなく、継続される事業を軌道に乗せることを目指すべきなのだと思う。坂のまちアートも年に一度のイベントをベースにしつつ、アートをテーマにした通年での事業を実施すべきなのではないかと思う。坂のまち美術館がそのような意味を持っていたのでしょうが、それも閉鎖されている状態です。新たな展開が期待されますね。私が八尾と関わり始めたのが平成10(1998)年でした。10数年が経過していますが、最初にとりまとめのお手伝いをしたTMO構想に盛り込んだ内容のいくつかは実現されています。一方で、その当時まったく念頭になかった事業が現在取り組んでいるエコツアー等の新たな仕組みづくりです。そのようなことも軌道に乗せることで、八尾の中心部の人たちによい刺激を与えることができればと思う。


昨年末に改装された「つどい&オカメ」

1月3日(月) 初詣
 快晴の天気のもと、白山さんに初詣に出掛けました。さすがに、同じような行動パターンの方々が多いのか、鶴来街道に入ったとたんに渋滞が始まり、1時間半ほどかかって白山比め神社に到着。大駐車場に車をとめて、参拝に。お宮の前には、三方から参拝客が集まってきているので、賑わっていました。古いお札等をお預けし、新たに破魔矢やお守り等を求める。その後は、駐車場の端にある和田屋さんが経営する善与門でそばと善哉をいただく。昨年も同じようにしましたが、なんとなく落ち着きます。夕方、家に戻り、たまたまテレビをつけたらNHKで遠野の江川さんご家族を紹介する番組をやっていました。おじいちゃんたちが開墾して、農場を作り、今は三代目も一緒になって、酪農を中心に炭焼きなどもされていることがたんたんと紹介されていました。一度だけ遠野にお邪魔した時(2003年9月6日)に泊めていただいたのが、農家民宿もされている江川さんのお宅でした。遠野の中心部から相当山に入ったところにあり、きのこや熊料理もご馳走になりました。懐かしい顔を拝見でき、良かったです。もう一度お訪ねしたいものですね。


賑わう白山さん

善与門のかけそば

善与門の善哉、焼いた草餅入り

1月2日(日) 能登の案内人
 携帯用のサイトとして作成した 「能登の案内人」をようやく修正しました。遅くなり申し訳ありませんでした。QRコードを作成し直し、アドレスもすべて変更しました。今後、情報の充実を徐々に進めていければと思います。携帯で情報取得する人が増えていますので、率先して取り組めればと考えています。もともと、能登空港で「食事をどこで食べたらよいか?」との問い合わせが多いということからスタートしたサイトですので、今後も新たなお店を追加して参ります。シリーズで「金沢の案内人」、「加賀・白山麓の案内人」、「富山の案内人」というコーナーも設けてありますので、定期的に更新するようにしたいものです。


平成23年1月1日(土) あけましておめでとうございます
 本年もよろしくお願いいたします。昨年は途中でサーバーが変わり、ご不便をおかけしましたが、今年も着実に更新を続けていければと思っています。そろそろ、新たな展開をとも思っておりますが、HTMLで書いているだけのこのサイトも貴重なような気がしていて、なかなか体裁を変えることができずにいます。内容で評価されるようになりたいと思いますので、質的な充実を図ることを優先します。そのためには、一方で読書を積み重ね、一方で考えることを継続して参りたいと思います。これまでに買い集めてきた本をセレクトして読んでいきます。もちろん新たな本を買うこともありますが、一度は読んだ本を再読することも試みたいと思います。能登事務所と金沢事務所、自宅とに分散している本を確実に読んでいければと考えています。その上で考えたことをこのサイトでも報告できるようにしたいものです。今年が皆様にとって良い年になりますように!


富山・白木峰頂上エリアから立山連峰を望む(20101023)

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