[ 金沢便り2010.5月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
2010.4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2009.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2008.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2007.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2006.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2005.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2004.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ .5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2003.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2002.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2001.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2000.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月

5月31日(月) 久しぶりの珠洲
 午前中は狼煙まで行き、狼煙館のご主人と面談。お客様を増やすためには、新たな活動が必要で、そのための議論の場を設けていただけるようにお願いしました。狼煙からの帰りには、みなくち農園のイチゴ園の様子を見にいきましたが、まだまだイチゴがなっており、6月中旬まで楽しめそうです。午後は珠洲元気創造まつり実行委員会があり、珠洲焼まつりの反省と珠洲あかりまつりについての相談を行っていただきました。7月19日に向けて、準備を加速したいと思います。夜は、飯田町商店街協同組合の通常総会がありましたので、出席させていただきました。珠洲の街中の活性化のお手伝いを始めて3年目になりますので、新たな事業展開を着実に進めてゆきたいものです。個別のお店やお宿の経営についてのサポートも考えてゆきたい。


みなくち農園のイチゴ

5月30日(日) 由布院を歩く
 朝6時に起きて、温泉に入り、それから散歩に出掛けました。由布院で3日目ですが3日間とも天気が良くて、由布岳がきれいです。大分川の堤防上の歩道を下り、フローラハウスの横から、水田に写った逆さ由布岳を撮影。それからさらに川沿いを下り、橋を渡り山裾の道を目指す。大きなグラウンドの横の坂道を上り、御霊社に立寄り、坂道を上り切ると、山裾の道です。ここから由布院の中心街の方に戻っていくと、愛宕様のムクロジとタブノミの標柱があった。坂道を上っていくと、小さな「愛宕社」の鳥居があり、そこをくぐっていくと、大きな岩の上に小さな祠があり、その横に大木が寄り添って立っていました。道路に戻り、山裾の道を歩くと、「大ご社の大杉」の看板がありました。今度も坂道を上っていくと、古いお社があり、参道の石積みから歴史を感じさせてくれます。境内には大きな大きな杉があり、昭和9年に国指定の天然記念物になっているだけの存在感があります。そこからさらに横の森に入っていくと、整備さている竹林と茶畑がたくさんありました。竹林の回りには作業道が入っていますので、よい具合に歩いて見て回ることができました。地元でもお茶を作られているようですね。いよとみ荘で朝食をいただいた後、観光総合事務所でお話をうかがう。霊場由布「新四国八十八ケ所」巡拝所ができているとのこと。文化記録映画祭の会場の様子を拝見した後は、まず「原っぱカフェ」に行く。農家の浦田さんと亀の井別荘にいた平野さんが運営されているとのことでしたので、「のんびり昼ご飯」をいただきました。平野さん、浦田さんもいらっしゃいました。そこから、金鱗湖のそばを通り、霊場由布「新四国八十八ケ所」巡拝所を目指しました。佛山寺の手前の道を上がって、大きな道の手前にありました。八十八の仏様を森の中に安置してあります。信心深い人には魅力的な空間ですね。一日、由布院の周辺部を歩いたようです。こんな楽しみ方もあることを、もっと提案していくべきですし、周辺部の森林(杉林も広葉樹林も竹林も)を整備しないといけませんね。


大ご社横のきれいな茶畑

原っぱカフェののんびり昼ご飯

霊場由布「新四国八十八ケ所」巡拝所

5月29日(土) 由布院2日目
 文化記録映画祭の2日目、昼は桑野和泉さんとそばをいただきながらお話をうかがい、夜は中谷健太郎さん、熊本大学の伊藤教授、岩渕さんと湯の岳庵でお話をさせていただきました。文化記録映画祭の最後のプログラムのゲストトークでは、内山節さん、辻信一さんの話がありました。本日の議論の一つは地域や環境との関わりのコアにあるものは何かということ。持続する関係の構築のためには、資源の保全と活用のバランスが必要です。マタギのように、独特の文化蓄積が背景にある生業の価値を再評価すべきですね。人間以外の命をいただくこと、そのことにより微妙なバランスが保たれていることもあるのではないか。


文化記録映画祭のゲストトーク

5月28日(金) 第十三回ゆふいん文化・記録映画祭
 朝一番の高速バスで福岡から由布院に移動。最初に顔を出した公民館ではゆふいん文化・記録映画祭の準備が行われていました。午後は、中谷健太郎さん、桑野和泉さんに続けてお話をうかがう。地産地消の取り組みは継続されていますが、ほどほどの成果と徹底することの難しさ。産業連携としてのそれぞれの主体の関わりが必要ですが、直接現場を知り合う機会をベースにした継続する関係づくりがどれだけできるか。民間と行政の連携も期待されます。お宿のいよとみ荘にチェックインした後、湯布院公民館に歩いて行き、前夜祭の「祭りばやしが聞こえる」を拝見。監督の木村栄文さんもお越しでした。その後は、乙丸公民館での「花の顔見せ懇親会」に参加、商工会青年部や地元の若者たちが食べ物を出して下さっていて、それを買い求めつつ、懐かしい人たちと懇談を楽しみました。最後は、市ノ坐に送っていただき、新江さん、米田事務局長と過ごす。米田事務局長最後の月末です。


一日見えていた由布岳

5月27日(木) 街を歩く
 明日の午前の小松福岡便がとれなかったので、前日入りし福岡に泊まることにしました。最高価格でキャンセル待ちにしていたので、割安価格の席を利用すれば、宿泊費も出ることになったので、次善の策としても悪くない結果です。福岡空港から地下鉄で博多まで来て、博多駅近くのホテルに泊まりましたが、場所がよく分からなかった。電話で教えていただき、やっとたどり着けました。大きな街は歩いてみないと分かりません。そこで、チェックインの後、駅周辺だけ歩いてみました。再度来ても何となく分かるでしょうが、駅そのものを改修している途中ですので、あやしいかもしれません。博多は巨大な都市ですね。ホテルの前の歩道にも屋台が出ているところが面白い。条例で規制されている金沢ではありえない光景です。


博多でいただいたチャンポン

5月26日(水) 能登ネットワーク
 門前のビューサンセットで NPO法人能登ネットワークの総会があったので、出席させていただきました。今年の事業計画等について議論されました。これから詰めていくという感じですが、早急に細部を描き、関係機関との協議を進めたいものです。懇親会から二次会、三次会までおつきあいいたしましたが、みなさん元気です。個性的で意欲的な方々のネットワークなので、久しぶりに一緒に活動できればと考えています。付加価値の高い飲食を実験する事業を継続すことで、地域全体の食のイメージを高め、お客様を招きやすくすることが優先課題の一つですね。


5月25日(火) 日本エコツーリズム協会企画委員会
 目黒で日本エコツーリズム協会の企画委員会がありました。屋久島の松本さんやスイスの山田さん、オーストラリアの小林寛子さんも参加され、面白い議論が行われました。エコツーリズムの推進がテーマの団体ですが、国内だけでなく、海外での推進のサポートもスタートしています。東欧やアジア、アフリカ等での取組をサポートすることは意義深いことです。それと同時に国内でのエコツーリズムの推進も強力に進める必要があります。事業主体の育成のための研修会を各地で継続実施することや、事業化を促進するためのサポートシステムを協会としても構築していくべきです。グッドエコツアーガイド100人等の独自の事業や環境省からの委託で実施しているエコツアー総覧などを体系的に実施していく必要があります。新たな政策提案を行うことも視野に、そのようなことを議論する場として企画委員会は重要です。午後の便で小松に戻り、能登半島の先端・珠洲まで行く。夜は春日神社で飯田燈籠山祭りの祭礼委員会があり、若い衆が中心になって準備が進められている祭りの全体像が見えたような気がします。観光客も意識した運営になっている面もあるので安心しました。宵祭の創出のために、地域の皆さんと一緒に取り組んでいきたいものです。


5月24日(月) 半島の先端
 半島の先端には共通することがあるのではないかということで、房総半島の先端・館山市を訪ねてみました。航空券の予約の仕方を間違えて早く東京に着いたので、思い切っって出かけてみました。途中までは住宅地や工業ゾーンが続きますが、木更津を越えたあたりから水田や畑が増え、山が迫って来るようになります。先端の町と思われる館山で降り、浜辺や商店街を歩いてみましたが、能登半島の先端と似たようなところがありました。館山銀座には空き店舗が目立ちましたが、地魚を売りにしている寿司屋が何軒もありましたし、地域の特産品であるビワを販売している小さな食料品店、ビワを活かしたお菓子を製造販売しているお菓子屋さんも狭い範囲に3軒は見かけました。駅前には複数の土産物屋もあります。駅前通りにある書店では、地元のNPO安房文化遺産フォーラムが発行している印刷物や関連図書をまとめたコーナーが充実していました。週末には特急列車が走りますので、東京や千葉あたりからのお客様が来ていそうです。そのようなことを促進するために、エコミュージアムの発想で、自然資源や文化資源を活かした取り組みも始まっています。半島の先端が連携して、地域課題の解決に向けて、新たな知恵を創出する機会を設けるのも良いのではないかと感じました。平日でしたので、館山から東京まで片道3時間かかりましたので、平日の電車での誘客には難がありますが、車窓からの眺めは楽しめますね。


空き店舗を活用した街の駅・たき

地魚を握る寿司屋

土産物屋が目立つ駅前の様子

5月23日(日) エコツーリズム研修会最終日
 エコツーリズム研修会の最終日でした。ゲスト全員が前に並び、参加者からの質問に3時間も答え続けるという恒例のプログラム。いろいろな質問が出て、皆さんの関心のありかや当面している課題がよく分かり、おおいに参考になります。経営実態についての質問にもお答えいただきました。事業が軌道に乗るまでに数年はかかるというイメージですが、その確率をいかに高めるか、早期に軌道に乗せるための方策を徹底して追求しないといけません。エコツーリズムの発想での地域再生のためには、地域内の産業連携を促進し、地域全体での取り組みが必要です。もっと理解者を増やすために、研修会や提案を続ける必要がありますね。


ラブロ恋路の近くで見つけたサンショウの花

5月22日(土) エコツーリズム研修会2日目
 能登町でのエコツーリズム研修会2日目です。のと海洋ふれあいセンターで講義の後、グループに分かれての小ネタづくりでした。フィールドワークの後、アイデアを出し合い、テーマを決めて8分のミニガイドを行います。3班に分かれて行っていただきましたが、それぞれ違うテーマになるものです。これが面白いところですね。午後はラブロ恋路に戻り、山田桂一郎さんの観光業のマーケティングの話があり、安全管理や関連法規についての講義が続きました。観光業界の厳しい現状を踏まえ、エコツーリズムでいかに新たな領域を広げ、地域の観光動向に影響を発揮ししていけるか、実践と実績の積み重ねが問われます。エコツーリズムはどんなところでも実践可能で、新たな視点の提供と興味関心を高めていただけるようなガイド、仲介をいかにできるか、インタープリターの力量が問われます。長い距離を歩いたり、移動しないでも、十分楽しめるものであることを松本さんの話をうかがっていて実感しました。


磯で語る松本毅さんと参加者

5月21日(金) 山に咲く花
 今日も能登に向かったが、能登有料などの道路沿いに見られる花で目立つのは、タニウツギ。そこかしこにピンクの花が群がっています。微妙に色が違っていたりしますが、それもお楽しみです。その次によく見かけるのは、フジとキリでしょうか。同じように淡い紫色の花をつけています。蔓を切るという森の保全活動が少なくなっているおかげで、フジは増えてきているように思います。キリも目立ちますが、こちらはそれほど多くなく、貴重かもしれません。花の構造や形が面白いので、車が少ない道路で、車をとめてじっくり観察していただくとよいですね。
今日からラブロ恋路エコツーリズム研修会が行われています。昼間は打ち合わせや会議が続いたので参加できませんでしたが、交流会には間に合いました。今回お越しいただいているゲストの一人、屋久島の松本毅さんは、10年以上前に、東京で初めて参加したエコツーリズム研究会のゲストでした。屋久杉を使わず、他のフィールドでエコツアーを実践されているという話をされていて印象的でした。それ以来の再会です。


タニウツギ

フジ

キリ

5月20日(木) 針山焼
 宝達志水町の役場に出掛けたので、山の上の金曽農園にも顔を出しました。桃も林檎も小さな実をつけ、金曽さんは桃の摘果の作業中でした。このような地味な作業の蓄積の上に美味しい桃やりんごができるのですね。ちょうど近所の集会所で針山焼の作品展をしているからということで、連れっていって下さいました。針山焼は3戸になった針山地区に窯を構え、作陶を続けておられる坂田善憲さんが主宰されています。主に日本伝統工芸展に作品を出品され、各地で個展を開いていますが、地元では初めての作品展とのことです。象眼で描いた作品が多く、根気のいる仕事をされています。


象眼で模様を描いた大きな瓶

象眼で朱鷺を描く

象眼で模様が描かれた鉢

5月19日(水) 活用のための保全、活用による保全
 能登事務所に泊まっていたので、朝5時に起き、鉢伏山に行く。小雨模様でしたが、頂上エリアの三角点周辺のネマガリタケ刈りを2時間ほど行いました。徐々に三角点周辺が広くなっていますが、まだまだ長い道のりです。今年の目標は登り口から坂道を登り切った地点から三角点まで見通しがきくようにして、明るく心地よい空間にすることです。ネマガリタケを刈ることで、新たな芽生えがおこり、多様な植生になることも期待できます。エコツーリズムでは、自然や文化資源を活用してインタープリターが介在したツアーを組みますが、保全を行うことが基礎的に必要であり、さらに、ツアーで得たお金を保全に活用することです。鉢伏山での取組はその典型です。一方で、エコツアーは人が提供するサービスであり、常にスキルアップのトレーニングが重要です。人的サービスに完全はありえません。一人ひとりのお客様に対応し、満足度を高めるためには、常に振り返りを行い、練習を繰り返し、新たな試みが必要です。大学の犯罪学の講義で、初年度は毎回、最新の新聞記事等から事件を取り上げ、その解説をしてくださっていたが、2年目に教科書ができあがり、それに基づいて講義をされるようになって、講義がつまらなくなった記憶があります。そのようなことがないようにするためには、常に新たなプログラム開発が必要で、舞台としても新たな場づくりが必要ですね。


ネマガリタケが茂っている状態

ネマガリタケを刈り、明るくなった三角点付近

5月18日(火) 魅力的な飲食を
 より多くのお客様に繰り返しお越しいただくための楽しみとして何が重要か。まずは飲食ではないかと考えています。あえて時間とお金をかけて出かけ楽しみたい!と評価いただけるような食事を提供できるようになりたいものです。宿泊施設の食事も、飲食店での食事も一緒です。それらがともに魅力的であれば、連泊されるお客様も増えることでしょう。食材から器、空間演出、そしてサービスに至るまで、地域資源を有効に活用して、より魅力的な食事を提供することです。当面の優先テーマの一つです。


5月17日(月) ディテールを描く
 忙しさも一段落し、新年度の事業が本格的にスタートしますが、細部をしっかり描くことで自信をもって仕事ができるようにしたいものです。本日午前の自治研修センターでの「地域づくりについて」の講義、前半はポイントをしっかりお伝えできたと思う。後半は事例の紹介にしたのですが、その中でもポイントを明確にすべきだったと反省しました。次回は後半のポイントも明確にしておきたい。先日、行ったエコツアーのプログラムも言葉遣いにいたる細部まで描くことで、修正もしやすくなるのではないかと思う。語られた言葉をすべて文字化してみると、おかしな言い回しやクセも気付きやすくなります。そのような作業の積み重ねで、お客様の評価も高まるのではないでしょうか。


5月16日(日) 2日続けてブナ林へ
 冒険村の皆さんが鉢伏山のブナ林散策に参加されるということで、もう1泊しておつきあいさせていただきました。9時に参加される方々が事務所に来られたら、以前から知っている方が何名もいらっしゃいました。一緒に鉢伏山のブナ林に行き、午後1時前までの時間をお楽しみいただきました。木に寄り添ってお過ごしいただいた30分程度が一番記憶に残られたのではないでしょうか(眠っていた方がほとんどでしたかね?)。いろいろご意見をいただき修正を加えつつ、より充実したプログラムにしていければと思います。それにしても冒険村の皆さんは人生をお楽しみですね。来週は地元の子どもたちにブナ林を楽しんでもらう予定です。


ブナに触れる

ブナ林を見上げると、沢山の葉が

殻つきのブナの芽生え

5月15日(土) ブナ林と田植え
 朝5時に鉢伏山の頂上エリアに行き、ネマガリタケを刈りました。三角点周辺を広くするために作業を続けています。見通しのよい明るい森づくりを目指して・・・。9時過ぎからはスタッフ4人でブナ林に入り、エコツアーの練習を行う。4時間ほどかけて水源エリアに降り、さらに対岸に上がるルートを実験してみました。まだまだ改良が必要ですが、面白いアプローチです。下に降りていくと大きなカエルの合唱がすぐ近くで聞こえます。ブナ林の根本にはオオイワカガミやショウジョウバカマの可憐な花が残り、チゴユリが咲き始めています。水辺では大きなエンレイソウが群生しています。それと新しい発見はブナの芽が出ていることです。出始めだと思われますが、あちこちに小さな芽が出ています。気をつけて歩きたいですね。午後は能登事務所のお向かいの駒寄さんの農場で田植えの体験をさせていただきました。体験の後は手作りのピザもご馳走になり、参加した子どもたちも満足そうでした。晴天の中、一日屋外にいましたので、ずいぶん日焼けした感じですが、すがすがしくて気持ちのよい季節ですね。


新緑のブナ林

オオイワカガミの可憐な花

駒寄さんの田んぼ

5月14日(金) 窯焚き
 昼前に清水さんの工房にお邪魔して窯焚きの様子を拝見しました。すでに4日目とのことですが、明日まで燃やし続けられます。薪の用意も大変ですが、夜通し何日も燃やし続ける作業は体力のいる仕事です。総勢20名ほどの人にお手伝いいただいておられるようです。焼き物仲間が応援にきて下さっているようで、お邪魔した時も篠原さんともう一人手伝っておられました。窯そのものも自ら作られ、初めての窯焚きです。作品の仕上がりが楽しみですね。


窯焚きの様子

5月13日(木) 
 能登事務所に泊まっていましたが、雨の音は続いているのに窓の外が明るいので、外を見たら虹が出ていました。事務所の裏側に広がるお気に入りの山にかかっていました。しばらくしたら消えてしまいましたが、何かいいことがあるとよいですね。今日も珠洲で、新たな人の発掘に動きました。積極的に動けば、新たな人材には出会えるものです。能登人と過ごす能登時間に参加いただこうと考えていますので、お楽しみに!


きれいに山にかかった虹です

5月12日(水) のとキリシマツツジとイチゴ
 久しぶりに珠洲に出かけたので、 のとキリシマツツジが満開との情報がネット上に出ていた櫻井家をたずねました。先客がおられて、盛んに写真を撮られていました。前庭に何本もの大きな木があり、それは、見事です。満開を過ぎた木と今がちょうどという木があります。ちょうどよい時に拝見させていただきました。近くのみなくち農園のいちごハウスも見にいきましたが、すでにたくさん赤い実がついており、こちらは今週末ぐらいがちょうど良さそうです。ゴールデンウィークは過ぎましたが、まだまだ楽しみが多い奥能登です。みなくち農園の皆口英樹さんのブログ


のとキリシマツツジ

色違いも大きな株になっています

みなくち農園のいちご

5月11日(火) 意欲を高める
 意欲を高めるための方策としてどのようなことが有効なのだろうか。企業も含め、どのような組織にあっても、新たな事業や商品を生み出し、価値を創出するのは人の意志です。その意志を生み出すためには、当事者が意欲を高めることが必要です。自らの人生観を形成するような学びが前提として求められることかもしれません。いずれにしろ、モチベーションを高めるような関わりがいかにできるか、経営者としても、上司としても、同僚としても期待されています。そのようなテーマについても、あちこちで議論できればと思う。よく言われるのは、ほめるマネジメントとしかるマネジメント。あなたはどちらが好みですか。


5月10日(月) ウワミズザクラ
 連休中、能登有料道路や北陸自動車道、能越道沿いでよく見かけた白い房状の花が群れている木はウワミズザクラです。今が満開状態ですね。3年前に、山中温泉の奥の森を案内いただいた時に教えていただき、2年前には、鉢伏山でも見つけて喜んでいました。その後、能登有料道路を走っていても、沢山見かけるようになりました。先日、能越道や北陸道を走った際も、山裾でたくさん見つけました。房状に(総状花序と言いますが)たくさん白い花が集まっていて、その一つひとつがサクラの花のような形をしています。幹もサクラと同じような表面をしています。じっくり観察いただくと、よく分かります。少し入った山で見かけることが多いので、車から降りてご覧いただくとよいですね。現在、能登ではのとキリシマツツジが咲いていますが、赤い花だけでなく、白い花もお楽しみいただければと思います。


ウワミズザクラの花

5月9日(日) 立山
 天気が良かったので立山に行ってきました。9時過ぎには立山駅に着いたが、すでに大勢のお客様でした。それでも次の9時半のケーブルカーを予約し、列に並ぶ。定員と思われるくらい多くのお客様で立っている人の方が多いくらいで、7分のケーブルカーの旅。美女平からはほとんど待ち時間無しで高原バスに乗り継ぎ、1時間で室堂です。車窓の眺めも最初は緑でしたが、徐々に積雪が多くなり、杉がなくなるゾーンからは雪原が広がっていました。室堂に着いてからは、まず雪の大谷を歩くが、高い所で14mあるとのこと。室堂ターミナルのレストランも団体客が列をなしていたので、ホテルの喫茶コーナーで昼食をいただきました。メニュー単価は高いですが、ゆったりしていて、くつろげる空間です。室堂平を少し歩いてみて、下界に戻る。ついでに、称名滝も見学に行き駐車場から徒歩で1時間ほどかけて往復しました。一部には大量の積雪が残り、土手にはニリンソウが群生し、スミレやコゴミなども見られました。春を楽しむに相応しい場所ですね。


雪の大谷

称名滝

ニリンソウ

5月8日(土) 田植え日和
 富山湾に面した七尾市大呑地区で友人の田植えを手伝う。2年ぶりであるが、絶好の田植え日和でした。田植え機で植えていただいた後に、補植するのだが、田んぼ2枚だけでしたから、午前中で終了。1枚目の田んぼではウグイスやキジの鳴き声が聞こえ、2枚目の田んぼからは富山湾越しの立山連峰が見えました。素晴らしい環境です。作業の後は、昼食をご馳走になりましたが、旬のたけのこや山菜などがふんだんに盛り込まれており、贅沢でした。今年は稲刈りの手伝いにもお邪魔したいものです。


田植えの様子、遠くに立山連峰が・・・見えないか

5月7日(金) 花のある店
 昼はしん馬さんでそばをいただきました。しん馬さんの店の前には、いろんな花が咲いています。ご主人夫妻の花好きは相当なもので、これでもか!というくらい植えてあります。隣りのご自宅の前にもいろいろ。そして、お店の中から見える学童農園の畑には、菜の花が咲いています。住宅地の中にあるお店ですが、近所の人もこれだけ花があると、お楽しみいただけるのではないでしょうか。お客様の車がうるさいと、言われそうですが・・・。ご主人もすっかり元気になられて、一安心です。


しん馬さんの前面

5月6日(木) 10周年
 このコーナーを書き始めて10年が経過しています。2000年の4月8日からスタートして、4月18日からはほぼ毎日、何かを書き続けています。単なる備忘録という批判もいただいていますが、書き続けることに意義があると思っています。そのことは何度も書いてきたことですが、ホームページの評価の一つとして、どれだけ更新されているかが重要な要素となっていることはたしかです。検索エンジン対策のために、いろいろなことをされるようになっていますが、更新を続けることがまず大事ではないでしょうか。そして、多くの方々からリンクで紹介されることです。そのためには、内容が充実していることも大切ですが。いつまで、続けられるか分かりませんが、習慣として継続できればと思う。


5月5日(水) 五箇山・城端曳山祭
 久しぶりに五箇山・城端に行く。午後出掛けたので、高速もスムーズに流れていて、五箇山まではストレスを感じずに行くことができました。菅沼集落上の駐車場に入る前に、手前のパーキングに車をとめ、スノーシェッドの上のゾーンにあるカタクリを観に行きました。満開状態で素晴らしかったです。例年より遅いようですが、これまでで最も素晴らしい光景でした。菅沼集落の駐車場からは道路沿いを歩き、ブナ林の様子や、その横に広がる茅場のカタクリの満開の様子を眺め、上から集落の写真も撮ることができました。駐車場の係の方の案内の通りにして正解でした。集落の中では、「掌(てのひら)」で休憩し、荒井さんの店で赤かぶの漬け物を買う。菅沼集落からは、一般道を使い、上梨、下梨を通り、山越えをして城端に抜け、曳山祭を楽しませていただきました。晴天に恵まれ素晴らし祭でした。城端を訪ねるのは「城端むぎや祭」以来でしょうが、懐かしい顔を拝見できて良かったです。


カタクリの群生

菅沼集落

城端の曳山

5月4日(火) 九谷茶碗まつり
 夕方、叔母さんの様子を観に行った後、寺井の「九谷茶碗まつり」を見学。102回目という茶碗まつりは、珠洲焼まつりとは比べようもないくらい大規模ですが、珠洲焼の販売にも訪れているとうかがっていたのでコーナーを探したずねました。珠洲焼まつりに行ってきたいうお客様もいらしたとのことでした。世間の陶器市を見て回り、珠洲焼まつりは、他と異なるコンセプトの事業として構築できるとよいですね。作り手との出会い、珠洲焼での食事、酒を飲むことを楽しむことを柱にしようと考えてイスタートしていますが、再検討が必要かもしれません。半島の先端までお越しいただくためには、それ相応の魅力が必要です。


九谷茶碗まつりの様子

5月3日(月) 珠洲焼まつり最終日
 本日は珠洲焼まつり最終日でした。10時からという設定になっていましたが、9時半には多くのお客さんがお見えになりました。珠洲に宿泊しておられたお客様は9時までにチェックアウトしそうですから、9時開場にすべきでしたね。それからはコンスタントにお客様が途切れることなくお越しでした。NHKさんがテレビやラジオで報道して下さったので、遠方からのお客様も多かった。もっと沢山の作品をご覧になりたいというお客様には、珠洲焼館をご案内しました。珠洲焼を目的に珠洲にお越しいただくことを促進することが事業目標ですから、充実させながら継続することで、珠洲焼の認知度を高めていきたいものです。今回の事業は連携がテーマでしたから、周辺で行われている事業の発信、紹介ということでは、ギャラリー舟あそびでの企画展の紹介、道の駅すずなり等の紹介、鯉のぼりフェスティバルの紹介をさせていただきました。地元商店街との連携は課題として残った感もありますが、一番成果があったと思われるのは、SHO-TATSUさんでしょうね。予約なしでランチを提供いただいたので、多くのお客様に食事をしていただけたのではないか。もちろん、作り手さんがお客様と対話していただけたことが最大の成果でしょうか。このような機会を設けることで、より魅力的な作品づくりにつながればと思います。


屋外での篠原敬さんの作品展示

5月2日(日) 外浦めぐり
 能登半島の外浦側をめぐり、「おすすめの珠洲」のまち歩きマップをお届けしてきました。一番遠い道の駅すず塩田村からスタートし、大谷の鯉のぼりフェスティバル会場(3日、4日開催)、つばき茶屋、交流施設狼煙の順で回るが、いずこもお客様が多かった。山中を抜けて、岡田のみなくち農園のいちごハウスと桜井家ものぞくが、いちご、のとキリシマツツジももう少し時間がかかりそうでした。5日から8日ぐらいには、いちご狩りができるようになり、のとキリシマツツジも見頃を迎えるのではないかとのことです。最後に道の駅すずなりも訪ね、マップを届けました。飯田わくわく広場での珠洲焼まつりは、遠方のお客様が半分以上ではないかというくらいで、売上も初日の倍以上とのことです。初めての試みとしては、よい成果に結びついているのではないでしょうか。


こいのぼりフェスティバル会場の準備風景

5月1日(土) 珠洲焼まつり
  珠洲焼まつりがスタートしました。地域の人も若手の作り手のことは知らないということで、十分意義のある機会になっています。出展いただいているほとんどの作り手さんも顔を出してくださいましたので、顔見せの機会としても有意義です。県外のお客様も多くお越しいただいています。新聞やチラシ、テレビ等でご覧になったという方やネットをご覧になってお越しいただいた方など、珠洲焼を楽しみに北海道や愛媛など全国各地のお客様に来場いただいています。直接お客様と作り手が出会うことに意義がありますから、このような機会を継続的に設けることです。作り手の皆さん方が自主的に行われるようになることも期待したい。


賑わう珠洲焼まつり会場内

以前の金沢便りはこちらをご覧ください。

MENU◆ 最初のページ/ 能登のエコツアー/ 鉢伏山に行こう!/ 能登でココロもどる旅!/ at home at RYOKAN「日本旅館ルネッサンス」/ おすすめの珠洲/ 飯田彩り市場/ 能登お店の物語/ いしり/ 能登の案内人(携帯用]/ 和倉温泉商店連盟/ おすすめの加賀/ 「美味しい石川」/ 八尾風便り/ おすすめの出雲/ おすすめの由布院/ ◆美味しい食事/富山/石川/福井/ 泊まりたい宿/ 魅力的な人/ おすすめの地域/ ネットワーク/ 人ネットワーク/ 地方ことばのページ/ 金沢便り/ ご意見箱/ グルーヴィの米づくり/ グルーヴィ業務内容/
■テーマ別リンク集 ◆ツーリズム関連/ ◆首都圏で出会う北陸/ ◆UIターン/ ◆ライブカメラ/ ◆環境・自然体験/ ◆農家のページ/ ◆観光情報/ ◆観光施設/ ◆飲食店/ ◆宿泊施設/富山/石川/福井/ ◆博物館・美術館/ ◆交通・天気/ ◆自治体/ ◆地域づくり/ ◆マスコミ/ ◆検索エンジン/ ◆緊急情報・調べもの/ ◆岐阜県情報
(株)グルーヴィ 担当:高峰博保 金沢市弥生1-28-12 〒921-8036 
TEL 076-243-2215 FAX 076-247-8644
能登事務所:鳳珠郡能登町字当目60字41番地2 〒928-0334 TEL 0768-76-0600