[ 金沢便り2010.2月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
2010.1月/ 2009.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2008.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2007.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2006.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2005.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2004.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ .5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2003.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2002.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2001.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2000.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月

2月28日(日) 珠洲まるかじり
 朝から珠洲の飯田は賑わっています。食祭珠洲まるかじりが10時からスタートし、午後3時まで行われます。いろんなツアーが入り、多くのお客様で通りはごったがえしています。食べ物を中心に、沢山の屋台が出店しています。彩り市場も営業していますし、朝市のおばさんたちもテントの中で店を出されています。飯田わくわく広場では能登杜氏まつりを行っていただいています。能登杜氏の作られた酒を全国から集めて試飲できるようにしてあります。今日は珠洲の中心部が一番賑わう日なのかもしれません。継続してお客様にお越ししただけるようにするためには、地道な活動が必要なのでしょうが、徐々に魅力的な店を増やすしかありませんかね。


彩り市場では野菜を山盛りで販売

手打ちそばもあり

わくわく広場での能登杜氏まつり

2月27日(土) 海藻しゃぶしゃぶ
 朝一番は、久しぶりに二七の朝市を見学したが、さすがにお店もお客様も少なかったです。それでも、海藻を2種類出されている方もいて、珍しいものに出会えました。昼は蛸島の 珠洲ビーチホテルで、海藻しゃぶしゃぶをいただきました。事前にいただいたチラシには28日までと書いてありましたので、試しに参りました。5種類の海藻を酒粕も少し入れただしでしゃぶしゃぶしていただきます。お刺身や茶碗蒸し、海藻の味噌汁、小鉢、漬け物なども付いて1600円で、十分なボリュームです。今後、奥能登一円で、春先に「海藻まつり」を行い、海藻を楽しみにお越しいただけるお客様を増やすことができればと思います。


海藻たち

2月26日(金) 飯田わくわく広場
 午後から珠洲に出かけ、わくわく広場、市役所、彩り市場、そして商工会議所で打ち合わせ。次年度や今後に向けての相談をさせていただきましたが、経営として自立していけるような仕組みをいかにつくれるか、地域の現状を踏まえた戦略的な展開が期待されています。そのためには関係する人々がもっと知恵を出し合う場を継続的に設ける必要があるのではないかと感じています。公のお金を使う事業の場合は、その成果をいかに未来につなげるようにするか。リアルな検討、検証が必要ですね。飯田わくわく広場の運営・経営の仕組みについても、自立的に運営できることを念頭に置くならば、商品計画、事業計画をしっかり立てて取り組まないと難しいです。現在行われている人形作成教室は地域内外の人々を引きつける役割を果たしていますので、今後もいろいろなテーマで人が集まる事業を計画していくべきですが。


飯田わくわく広場での人形作成教室

2月25日(木) 旬菜庵わさび
 昼は金沢高校近くの旬菜庵わさび(金沢市泉本町2丁目145-3TEL 076-244-3070)という店でいただきました。スタッフたちが出掛けたことがあり、能登の人がやっているからということで連れていかれました。宇出津出身の若者が経営しており、祭り好きとのこと。魚は能登のものを使われているようで、ランチには鱈とハタハタが使われていました。一人で営業されていますが、料理が出てくるのが早いのが良いですね。カウンターも入れて10数名が入れる程度で、ちょうどよいスケールなのかもしれません。夜ものぞいてみたいものです。


わさびの鱈の塩焼き

2月24日(水) 風庵
 朝から夕方まで、七尾で地域振興事業の審査会。6つの市町からの事業提案についてプレゼンいただき、どうすればより良くなるかという観点でアドバイスさせていただきました。その後、八尾に移動し、若手と議論しましたが、少し早く着いたので、風庵でそばをいただきました。随分久しぶりですが、ご主人夫妻は相変わらずお元気です。3月には富山市中心部の荒町の電車通り沿いにそば屋を出されるそうです。新たな店は息子さんがされるのでしょうが、ご主人があちこちに出掛けておわらを楽しんでこられたというお話が面白い。八尾の皆さんがおわらを持っているという強みはすごいです。若手との話では、食を柱に地域振興につながる活動をしていこうという話で盛り上がりました。地域の未来を考えると、楽しめるプログラムを増やしていくことは重要な活動ですね。意欲的な若手と一緒に動けることが楽しみです。


久しぶりの風庵のそば

2月23日(火) 幸寿し
 午後から穴水で会議でしたので、1時過ぎに着き、駅前の幸寿しで昼をいただきました。何度もお邪魔しているので、カウンターに座ったら、ご主人が握って下さいました。手際の良さが魅力の一つです。他にお客様がいらっしゃらなかったので、いろいろお話をうかがいましたが、今では半分が遠方のお客様で、半分が地元穴水も含めた能登のお客様とのことです。ネットの売上も確実に伸びておられるようで、スタッフを入れないと難しくなってきていると言われていました。ネット販売や食べ物に興味があって、能登で暮らしたいという方がいれば、穴水にいらっしゃいませんか。威勢のよい御主人と愛想の良い奥様、独自のネットショップを立ち上げているお嬢さんと3人で、寿司屋をしながら、ネットショップでも頑張っておられます。ネットでの売上も相当なものですから、よい勉強になると思います。ベースに寿司屋というリアルなお店があることで、確実にお客様が増えているのだと感じています。


能登牛のにぎりも入っていました

2月22日(月) アグリファンド石川総会
 午前は県庁で打ち合わせ、午後はANAクラウンプラザホテルでアグリファンド石川の第33回通常総会でした。アグリファンド石川では参与ということになっています。総会後の記念講演はゴーゴーカレーの宮森宏和氏でした。企業経営の基本のお話は分かりやすかったです。短期間でここまで成長してきた彼の発想はたいしたものです。常にポジティブ発想で取り組んでいることがまず素晴らしい。創業されて6年ですが、経営理念を明示し、社員、スタッフが共有するための働きかけを常にしていること、モチベーションを高めるための工夫もいろいろされています。経営全体の実態把握をしっかり行っていること、財務という観点で経営に関わる数値把握と今後の展開を描いておられます。その一方で徳を積むことを説かれます。哲学や倫理観が重要であることもたしかです。懇親会は、金沢フォーラスの「トラッテリアぶどうの木」で行われました。久しぶりにお会いしたぶった農産の佛田さんと今後のことをいろいろ議論できたことが有意義でした。やはり、アグリファンド石川のメンバーは面白いですね。


2月21日(日) なべ割烹 太郎
 午後からANAクラウンプラザホテルで「石川の四季を食する会〜冬の章〜」が行われたので、参加させていただきました。由布院料理研究会の新江憲一さんがゲストで基調講演をされ、パネルディスカッションの後、地元料理人さんたちが作られた料理を楽しませていただきました。ぶどうの木、山の尾、つば甚、つる幸、ANAクラウンプラザホテルの料理人さんたちが腕を振るって下さいました。サイドメニューも豊富で、能登や金沢の食材がいくつも活用されていました。能都ピックファーム、能登ナマコ加工協同組合、高農園、かわに、金沢大地など。夕方から新江さんと東山に行き、昆布の「しら井」さんをのぞいた後、界隈を散策。夕食は主計町の太郎で鍋料理をいただきました。一つのメニューで60数年続けてこられた店には創業期の素晴らしい話があるもので、女将さんから、「太郎」という名の芸妓さんだった祖母の方が「太郎」を始められた頃のお話をうかがうことができました。最後は倫敦屋酒場でスコッチウイスキーを楽しませていただきました。


太郎の鍋、最後のおじや

2月20日(土) グローバル定常型社会
 広井良典さんの『グローバル定常型社会 地球社会の理論のために』(2009年発行)が届いたとの連絡をいただいていたので、百貨店の中にある書店に取りに行きました。「持続可能性」を「定常型社会」という言葉で表現されていますが、これからの社会のあり方を考える上で、キーコンセプトになるととらえています。これまでも、一通りの著作を拝見していますが、基本的なことをしっかり整理されていますので、全体を通して読みたいと思います。この本は、岩波書店のサイトで注文し、受取方法を選択できたので、金沢市中心部の書店を選びました。おかげで、百貨店で開催中の「金沢老舗展」を拝見できました。ついでがないと、いかな場所ですので、よいタイミングでした。久しぶりにお会いする方にも出会えましたので、それも良かったです。自宅に何でも届けていただく仕組みが整ってきていますが、あえて、違う所で受け取るということも、新たな発見や出会いの機会になるかも知れません。


2月19日(金) 真の成果
 地域の持続可能性をテーマに活動しているが、その真の成果は個別の事業が自立的に展開されるようになることです。商店街であれば、個々の店が継続されるような事業展望が明らかになり、商品が売れ、収支バランスがとれ続けることです。そのような実態があって、将来の可能性が感じられれば、後継者も出てくるようになります。モノづくりに取り組む事業も、生産する商品が売れ続ける構造を生み出しつつ、後継者を育成するような取り組みが必要です。いずれも新たな商品開発が不可欠であり、新たな用途やデザインの創造も不可欠です。個々のジャンルについて、深く展望を描くと同時に、全体像を示す必要があります。それぞれの地域で、先導する事業ジャンルを定めて優先的に振興を図ることで、モデルや基盤を作るというアプローチも必要でしょうね。


2月18日(木) 電話
 由布院の中谷健太郎さんからお電話をいただいた。時々お電話を頂戴しますが、年末以来かもしれない。しばしお話をさせていただいて、当方が元気をいただいた気がします。週末には、由布院料理研究会を主宰してこられた新江憲一さんが金沢にお越しになられます。フードピア金沢の関連事業のゲストです。21日の日曜日13:00〜、ANAクラウンプラザホテルで行われる「石川の四季を食する会・冬の章」で基調講演をされることになっています。前日入りされますが、当方は21日におつきあいする予定です。由布院での新たな展開も予定されているようですので、詳しくお話をおうかがいしたいですね。今年はまだ由布院にお邪魔していませんので、春には様子を観に行きたい。


2月17日(水) 山中から珠洲へ
 午前から午後にかけては山中温泉にいました。すずや今日楼さんで漆器についてお話をうかがい、午後は昨年度の調査事業について「業務用漆器はどのように使われているか」と題して報告講演会をさせていただきました。参加された方々は熱心です。意欲の高い方々が新たな商品開発や用途開発に取り組んでくださることを期待したい。その後、珠洲に移動し、夜は飯田わくわく広場の管理運営組織についての打ち合わせ会議に参加させていただきました。これで、組織が立ち上がりますので、当方の事業と連携させて活動がしやくすくなりますね。


すずや今日楼さんで使っておられる漆器の数々

2月16日(火) 地域商店街活性化セミナー
 午後は地域商店街活性化セミナーin金沢(中部経済産業局主催)が行われ、分科会でコーディネーターをつとめました。基調講演は大阪の天神橋筋商店連合会会長の土居年樹さんでした。大都市の中にある商店街は繁華街があちこちにあり、厳しい競争の中でいかに生き残っていくか、人口減少が進む地域の商店街とは異なる課題があります。そこで必要なことは、地域の有する文化をベースにしつつ、いかに知恵を出し合うか。理事長自らが知の創造者であると同時に周囲にサポートする仲間が何人もいるという印象を受けました。分科会では「商店街を元気にする新しいビジネスの展開」をテーマに、郡上八幡市白鳥町のNPOきっぱづけの稲葉秀章氏、愛知県の刈谷駅前商店街振興組合理事長の杉浦幸夫氏、大阪の野崎参道商店街理事長の吉村悦子氏の事例報告と議論を行いました。地域住民のニーズを素早くダイレクトに汲み取れる仕組みを作ることが重要であるということと、商店街としてのコンセプトやビジョンの構築と明示、そしてその共有化を図る日常活動が重要であると感じました。


2月15日(月) 人材育成塾反省会
 夜は珠洲で人材育成塾反省会でした。その前に、 飯田彩り市場の企画検討会が行われましたので、輪島でゲストをキャッチし、珠洲までご案内し、夕方から検討会を行っていただきました。持続的な展開のためには活用できるものは活用して、軌道に乗せるところまでいきたいものです。工夫すれば採算はとれるはずです。人材育成塾反省会は SHO-TATSUで行われましたが、盛り上がりました。途中からは企画検討会のメンバーとも合流しましたので、尚更です。元気のよい人がいることが地域の元気です。積極的に地域内外の人に関わることが地域活動の基本で、そのステージとして個々の商店を演出して欲しいし、その主役として商店街のおかみさんたちの活躍に期待したい。


SHO-TATSUの料理

2月14日(日) 政策課題
 地域のことを考え続けていて気付くのは、地域を取り巻く課題は日本全体の政策課題でもあるということです。地域の未来を構想し、実現するための具体的政策を構築できれば、日本全体に応用できることが多いかもしれません。例えば、地域の人口減少、高齢化の問題は、少子化も含め日本社会全体の課題です。地域の場合は、人口流出という側面が強くあっての人口減少でしょうが、子どもを生み育てる世代の減少とともに少子化も進んでいます。都市では、人口流入が一方にあっても、少子化からの人口減少が進んでいます。同じ人口問題であっても、地域によって異なる側面があることも念頭に置かざるを得ないかもしれません。高齢化は地域、都市を問わずに進行しています。人口問題は、総数、バランス、偏在と言ってもよいのでしょうが、福祉、医療、教育だけでなく、産業や経済政策とも連動した人口政策を考えないといけないのでしょう。いずれにしろ、地域が当面している政策課題を絞り込んで、対策としての政策を立案することに、民間も参加して、もっと知恵を出し合うべきですね。


2月13日(土) 持続可能な福祉社会
 広井良典さんの提起されているコンセプトの一つが「持続可能な福祉社会」です。それ以前に「定常型社会」というベースになるコンセプトも提起され、多くの著作を発表されています。持続可能な福祉社会とは「個人の生活保障や分配の公正ないし平等が実現されつつ、それが環境制約とも調和しながら長期にわたって存続できうような社会」(『持続可能な福祉社会へ 公共性の視座から1 コミュニティ』広井良典+小林正弥編著)を意味しています。人が生きていく上で関わるべき大きなテーマとして、環境、福祉、経済があるとすれば、それぞれ、コミュニティ、政府、市場で担うべきことがあります。さらに、それらが、地域、国家、地球レベルで取り組むべきことがあるという重層性をもった問題群として登場しています。地域の今後を考える際も、コミュニティとして取り組むべきこと、地方政府としての自治体が取り組むべきこと、そして、市場に任せるということで、商売、ビジネスとして取り組むべきことがあります。その仕分けを明確にしていくことが必要なのではないかと考えています。「持続可能な福祉社会」「定常型社会」というコンセプトをひとつのよりどころにできればと思います。高齢者の暮らしを支えるという課題についても、福祉事業として地方政府(自治体)が担う部分と、民間の行う商売・事業を利用していただくこともあります。住民が負担する部分と利用者が負担することの違いがありますし、そこで提供されるサービスの質や段階の違いもあります。地域経済や自治体の財政も考えながらの制度設計が不可欠になります。


2月12日(金) 侏儒の言葉
 朝一で自治研修センターで次年度の政策形成研修の打ち合わせがあったので、出掛けたが、頭痛がするので打ち合わせの後は、家に戻り寝ていました。頭痛は出始めるとはかなか引かないのですが、なんとか自力で直そうと努力してみています。夜一旦事務所に行き、本棚で懐かしい本を見つけ、持って帰ってきました。芥川竜之介の『侏儒の言葉』です。いわゆる箴言集ですが、その中の一つに次のような表現があります。「危険思想 危険思想とは常識を実行に移そうと思想である」。常識が通じないことが多い世の中で、常識を実現しようとすると危ないことが多いということでしょうが、味読・再読するに値する表現がちりばめられていて面白い。ラ・ロシュフコーの『箴言集』も有名ですが、これも座右に置いて、時々読んでみるとよい一冊です。


2月11日(木) 発熱2
 昨夜遅くには、また38度あったので、じっとして寝ていたら、今朝8時過ぎには平熱に下がっていました。関節痛もとれていました。のどが痛いとか、鼻水が出るとかはありませんでしたので、風邪でもなかったのかしれません。今日も買い物に出掛けましたが、夜まで大丈夫でした。しかし、遅くには頭痛が少しするようになりましたので、早々に寝ることにしました。これで、頭痛が残ることが一番面倒くさいですね。


2月10日(水) 発熱
 昨夜からなんとなく関節が痛かったので、熱をはかったら、38度ありました。インフルエンザ(?)かと疑ってみたものの、何度も体温を測ってみたが、熱は徐々に下がっているので、普通の風邪かもしれません。とにかく、今日はお休みにさせていただきます。このコーナーの更新ができるくらいですから、大したことないのでしょう。ということで、調子に乗って少し出掛けてみたら、やはり具合は悪くなってきました。


2月9日(火) 沖縄そば
 朝一で、商工会議所、市役所で打ち合わせを行い、図書館から椅子を飯田わくわく広場に移動させることを手伝う。珠洲に昼までいたので、昼食はだんだんで沖縄そばをいただきました。北川さんのご主人が手打ちされたであろうめんで、豚肉、沖縄風てんぷら、ねぎが乗せてあります。めんが太くて、懐かしい感じです。沖縄にお邪魔した時に何度もいただいた記憶があります。能登半島の先端でいただく、沖縄料理はいいですね。帰りは能登町商工会に寄りましたが、道路はすべて除雪がされていてスイスイ走れました。雪は峠を越えた感じです。


沖縄そば

2月8日(月) ミーティング
 打ち合わせを行う意味はどこにあるか。議論を通じて、問題点がより明らかになることと、新たなアイデアがひらめくことですかね。常に触発的な議論を行いたいが、そのためには、激しく議論することも必要だし、基本的な概念の確認や現状を把握するためのデータの裏付けも必要です。そのような基礎資料を前に議論する習慣をつけたい。触発される話の後は、企画書も書きやすくなります。そんな場面をタイミング良く持てるかどうか。仕事を面白くするためには、そんな場を多く設定していきたいし、触発される方々とのおつきあいを大切にしたい。今日は午後から珠洲に出かけ、夕方に市役所で打ち合わせを行い、その後、一気に企画書を整理することができ、有意義なミーティングでした。夕食はやぶ椿でそばをいただきましたが、酒のつまみにモツ焼きを出していただきました。初めてのことですが、ほどほどの量で十分楽しめました。そのようなセンスも大事ですね。


やぶ椿でいただいたモツ料理

2月7日(日) もりそばでかき料理
 穴水のもりそばさん(石川県鳳珠郡穴水町川島ヨ7-8 営業時間は10:00〜15:00、17:00〜21:00、定休日は第2・4火曜、TEL 0768-52-0025)でかきのコース料理をいただきました。もずく、かきの炭火焼、かきフライ、かきめし、そばがつきます。かきの炭火焼はろばたで自分で焼きます。竹ざるに盛られたかきを炭火で焼き、湯気が出てきたら、ナイフをかき殻の隙間に入れてこじあけます。これがなかなかの作業ですし、10コもいただくと満腹で、そんなに多くはいただけませんので、量は2、3コ少なめでもよいかもしれません。お客様によっては、3人で来て、2人前で注文されている方もいました。かき料理のハイシーズンのようで、11時過ぎからはお客様がお越しになられていました。かきのコース料理は3月末までですが、事前予約してお越し下さい。


炭火でかきを焼く

焼き上がったかき

かきめし

2月6日(土) 「弱肉強食」論
 午前は、目黒から山手線で目白に移動、目白台の叔父の家に寄り、福井で活躍する女性のことを教えていただいた。その方のご主人が当方のことを知っておられるとのこと。是非、一度訪ねたいと思う。羽田に向かう途中、浜松町の本屋で見つけた本が『「弱肉強食」論』(明石書店)です。小原秀雄氏が2009年7月に著されています。グローバリズムの進行と市場原理主義に基づき、弱肉強食の政策を進めてきたことへの批判でもあるが、生物界においては、常に強者が勝ってきたわけではないことを示しても下さっているようです。まだ全てを読んでいないのですが、「人間の生きる文明社会は、生産に直接関係しない社会的弱者を受け入れて支えていく、相互扶助の組織ではなかったか。」という指摘をされています。これからの地域社会を考える上で、貴重な視点を提供いただけそうなので、読み通したいと思う。グローバリズムは全世界を市場にする巨大企業を出現させ、合併を繰り返して大きくなることを企業も自治体も志向しているようであるが、それは、一部の強者と圧倒的多数の弱者を生み出し、格差の拡大は鬱屈した不満と絶望を広めていないか。そのような動きに代わる方向性を導き出すべきではないかと思う。


2月5日(金) エコツアー基礎講習会
 東京・目黒で行われた「エコツアー基礎講習会」のために東京に行きました。午前の便で羽田に飛び、午前中は東京ビッグサイトで行われていたギフトショーを見学。石川県デザインセンターや珠洲商工会議所、輪島商工会議所、能登町のヤマトさんも出展されていました。午後は目黒での研修会に参加、海島遊民くらぶの江崎貴久さん、裏磐梯エコツーリズム協会の伊藤延廣さん、ピッキオの楠部真也さん、風の旅行社の原優二さんが講師で、私は北陸の状況についてお話をさせていただきました。今回は各地の状況を紹介するということがテーマになっていましたので、全国各地でエコツーリズムに取り組む人が講師になっています。1時間でいろいろなことを話すのは難しく、能登のことを中心に紹介させていただきました。その後は会場近くのとんかつとんきで懇親会があり、ゲスト、事務局の皆さんといろいろ情報交換させていただき、有意義な時間をもつことができました。明日も1日、講習会は続きます。


とんきのとんかつ

山盛りのキャベツ

1階の広々としたカウンター席と厨房

2月4日(木) 大雪
 昨夜から奥能登地域に大雪警報が出ていましたが、珠洲がいちばん積もったようです。朝起きたら、50cm以上は積もっていたでしょうか。7時過ぎから30分程度、夢のと2号館の前を除雪しました。一旦、山中荘に戻り、朝食をいただいた後、駐車場の車の雪を落とすが、30cmは積もっていた感じです。さらに、飯田わくわく広場の除雪を行うが、バス停からわくわく広場までの道をつける程度にしました。積雪が多く、足湯は休業とのことでしたので、そこへのルートづくりはあきらめました。除雪車での道路の除雪作業も続けられましたので、昼前には裏通りも含めて除雪が済み、車での移動もしやすくなりました。昼は、だんだんで、北川さんが作られたソウメンチャンプルーをいただき、午後、商工会議所で打ち合わせを行い、飯田彩り市場にも立ち寄って、帰路につきました。途中の道路もほぼ除雪がされていたので、交通に支障はありませんでした。


朝、裏通りに除雪車出動

雪に覆われた飯田わくわく広場

ソウメンチャンプルー

2月3日(水) 素材を活かす
 午前、午後と県庁で打ち合わせの後、珠洲に向かう。途中から雪がひどくなり、珠洲は大雪状態でした。山中荘さんに車を置いて、隣のSHO−TATSUで久しぶりに夕食をいただきました。飯田彩り市場で仕入れていただいたという野菜のソテーが美味でした。能登大納言を使ったハンバーグもいろいろ工夫が施されていて、珍しい食感です。雪が降り続く日はお客様も少なくて、いろいろご主人夫妻とお話ができて有意義な夜になりました。


SHO-TATSUさんの野菜のソテー

2月2日(火) 思い切った転換
 人口減少、高齢化が進む地域の将来展望は厳しいのはたしかです。そこで、既存の事業をどのように展開していくかを明確にすべきなのだと思います。地域住民の皆さんを対象にした商売や事業を継続する一方で、それ以外のお客様を対象にした商売、事業を起こしていくことです。一つが観光客などの他所から来られたお客様を対象にすることであり、もう一つがネット等を活用して全国のお客様を対象に商売、事業を構想し、実践することです。10年以上前からネット販売に取り組んできた 山口陶器店さんや、木の浦海岸の小さな舟小屋でコーヒー豆の焙煎をしている二三味珈琲など、新たな取組をしている人は半島の先端にもいますね。最初は理解されなかったかもしれませんが、お客様を獲得することで実績を積み上げてきている店が複数あります。そのような店をモデルに、地域商業のあり方を転換していただければと思う。ネットで発信していくと、実際の店舗に来店させるお客様も確実に増えていくものです。それは、メルヘン日進堂さんの事例を見ればよく分かります。学ぶべき存在は身近にいますから、思い切った転換を進めていただければと思います。少なくとも、珠洲市の中心である飯田町商店街は地元の人と旅の人が交流でき、共に楽しめる場にしていきたいものです。


旅人から見て珍しいものが並ぶ山口陶器店

2月1日(月) 議論を通じて明らかになること
 午前中は小松で地産地消推進についてのミーティングに参加。そこで明らかになったことは、地産地消というテーマはいいのだが、現状がどのようになっているか、明確に把握されていないことです。地域の食糧自給率はどの程度か、明確な数字はない。地域産の農林水産物を地域で消費することを促進しようというのが、地産地消というキーワードのテーマだと思うが、現状把握が曖昧なままでは、目標設定もできない。地場産品のコーナーをスーパー等の店頭に設けることや学校給食に地域産の農林水産物を使う比率を高めることだけでは、真に地産地消は進まないのではないか。地域産の農林水産物への評価が高まらないと、優先的な選択が進まなくて、結果として、消費は増えない。スーパーの売上も伸びないとなれば、地場産コーナーが機能しなくなるのではないか。市民に向けても、本当に地場産品に価値があることを強く訴えていくことが必要だ。そのためには、農林水産業の先端で活躍している人たちをもっと発信することを通じて、親近感を高め、安心して買っていただけるようにすべきではないか。生産者もそのようになると、モチベーションを高めやすいのではないか。地域産の農林水産物に価値があることを理解いただくための理論と現状を発信するための基本情報が不可欠だ。その上で、戦略作物でモデルを示す必要があるのではないか。地域農林水産物の中で最も評価されているのがトマトなら、徹底してトマトを軸に事業展開を行ってみるべきであろう。地域の農産物の生産量も売上も減少を続けている現状を踏まえると、突破口を開く作物が必要ではないか。それがトマトであると思うが、いかがであろうか。


さらに前の金沢便りはこちらをご覧ください。

MENU◆ 最初のページ/ 珠洲焼ギャラリーショップ/ 珠洲焼ギャラリーショップブログ/ 鉢伏山に行こう!/ 能登でココロもどる旅!/ at home at RYOKAN「日本旅館ルネッサンス」/ グルーヴィの米づくり/ 八尾風便り[Web版]/ おすすめの珠洲/ 能登お店の物語/ いしり/ 能登の案内人(携帯用]/ 和倉温泉商店連盟/ おすすめの加賀/ 「美味しい石川」/ おすすめの出雲/ おすすめの由布院/ しあわせな時間/ 地方ことばのページ/ 通勤ルートお花図鑑/ ◆美味しい食事/富山/石川/福井/ 泊まりたい宿/ 魅力的な人/ 行ってみたいところ/ ネットワーク/ 人ネットワーク/ 金沢便り/ ご意見箱/ 作成ホームページ集/ グルーヴィ業務内容/ 求人情報
■北陸のリンク ◆能美の里山関連リンク集/ ◆ツーリズム関連/ ◆首都圏で出会う北陸/ ◆UIターン/ ◆ライブカメラ/ ◆環境・自然体験/ ◆農家のページ/◆観光情報/ ◆観光施設/ ◆飲食店/ ◆宿泊施設/富山/石川/福井/ ◆博物館・美術館/ ◆交通・天気/ ◆自治体/ ◆地域づくり/ ◆マスコミ/ ◆検索エンジン/ ◆緊急情報・調べもの
(株)グルーヴィ 担当:高峰博保 金沢市弥生1-28-12 〒921-8036 
TEL 076-243-2215 FAX 076-247-8644
能登事務所:鳳珠郡能登町字当目60字41番地2 〒928-0334 TEL 0768-76-0600