[ 金沢便り2010.12月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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12月31日(金) 『断思断想〜カント研究余滴』
 年末年始らしい時間の活かし方として、手元にある古い本を読んでいます。表題の書は、大学生の時の保証人をお願いしていた親戚の高峯一愚氏の著書ですが、1994年に刊行されています。高峯一愚氏は、カントの研究家として、その世界では知られた存在でしたが、最初からカントを研究したわけではなかったようです。大学の卒業論文はスピノザでした。その後、カントを研究するようになったきっかけは、龍谷大学で教師をしていた兄の高峯了州氏を訪ねた際に、書棚からカントの『純粋理性批判』を持ち帰って以来とのこと。その後はカントを中心に、ヘーゲルの『法の哲学』なども研究されています。お兄さんの書棚から持ち帰ったという「純粋理性批判』は最後まで手元においておられたようです。いずれにしろ、お兄さんが持っていた本がきっかけで、一生の研究テーマが決まっていったというお話が面白い。人生どこで、どのような転機が訪れるか分かりませんという話です。最初に研究されたスピノザは高校生時代から読んでおられたようで、その影響もあり、浄土真宗の寺を去る決意をしたとも書かれています。書物は人生に大きな影響を与える存在ですね。


『断思断想〜カント研究余滴』

12月30日(木) 写真データの整理
 10数年前から撮り貯めてきた写真のデータを整理しています。デジカメデータが残っている最初は1998年です。10年近く前に撮った写真はデータが軽くて、開いて見るのも簡単ですし、1年分をまとめてもたいした量になりませんが、最近の写真は1枚のデータ量が多いので大変です。使いそうにないものは削除して軽くする作業を、ひまを見つけて進めています。今後のためには、定期的に作業を行うようにしたいものです。同じようにICレコーダーで録音した音声データも膨大な量になっていますので、使わないものは削除しないといけません。このような作業も習慣化することが大事ですね。


12月29日(水) 丸福
 事務所に一日いたので、昼はお向かいの丸福さん(金沢市泉1-5-60 TEL 076-243-8059 月曜定休)でいただきました。初めてニラレバいため定食を注文。週に一度は!とメニュー板に書いてありますので、気になっていました。ボリューム満点で、ニラレバいためだけでおなかがいっぱいになりそうでしたが、ペロリと食べられました。わかめのお吸い物や漬け物、そして、中華の和え物とバランスを考えたメニューになっていますが、いずれもほどほどの塩加減で食べやすいです。地味ですが、おすすめのメニューかもしれません。


丸福のニラレバいため

12月28日(火) 神楽
 昼は久しぶりに神楽に中華そばをいただきに参りました。今回初めて味噌味に挑戦。食べやすく、スープも全て飲み干してしまいました。味噌汁だと思えば、そんなものですが、これが塩や醤油ではそんな気になれない。資源を無駄にしたくない人にはおすすめかもしれません。餃子と一緒にいただき、満足しました。餃子はお持ち帰り用に冷凍したものが常時あるようです。生や焼いたものは予約が必要ですが。


神楽の味噌味中華そば

12月27日(月) 野路
 昼は新金沢郵便局に出掛けたので、近くの野路でそばをいただきました。ご主人が白山麓の鳥越村の出身で、その出身地の名前をつけられたそうですが、白山麓の素材を活かしたメニューが楽しめます。最近は手打ちうどんにも力を入れておられるようで、メニューが充実してきています。そうは言っても、注文するのはいつも手打ちそばですが。本日ももりそばをいただきました。テーブル、カウンター、小上がりとあり、家族連れでも大丈夫ですし、ご主人以外は全てスタッフが女性で、接客も安心してみていられるお店です。


野路のもりそば(大盛り)

12月26日(日) 水中運動
 水中運動に再度取り組んでいます。先週に続いて今日もプールに出掛けました。1時間半ほど歩き続けてみました。週2回以上行うと成果を出しやすいようですが、それだけの時間がとれそうにないので、とりあえず週1回以上を目指して続けていければと考えています。以前は週2回、1時間を3ケ月続けて確実に成果が出ました。週1回でどれだけの成果が出るか微妙ではありますが、継続することで、何らかの結果が出ると思います。どれだけ続けられるか、習慣化と意志が求められそうですが、うまくいけば、ご報告します。プールで歩いている人は確実にいらっしゃいますね。冬場の運動不足解消にちょうどよい運動でもあります。


12月25日(土) 古川通泰さん
 待ち時間に入った古本屋で『銀花』のバックナンバーがまとめて売られていたので、つらつら拝見していたら懐かしい顔を見つけた。八尾の山奥の休校になった学校をアトリエにしていた古川通泰さんです。以前にも書いたことですが、最初にお会いしたのは、坂のまちアートinやつおの最初の頃でした。北吉という旅館を会場に大作を展示されており、会場に奥様と一緒にいらっしゃいました。作品を買うだけのお金はなかったので、会場に置いてあったカタログが無いか尋ねたのが最初に交わした会話でした。その後、商工会の事業で「八尾風便り」を作る際に、アトリエでゆっくりお話をうかがわせていただきました。雪降る中を、アトリエの玄関で見送っていただいた際に撮影した古川さんの笑顔が忘れられませんね。銀花には高岡時代のことが紹介されていましたが、ロングフェローの詩が書かれた軸を毎朝拝んでおられたとのことです。それは雪の深い山を「更に高く」と記された旗を押し立てて一人登り続ける若者を描いた作品でした。古川さんへのインタビューは「風便りWeb版」に抄録してあります。再度お話をうかがいたかった方です。


アトリエ前の古川通泰さん(20020107)

12月24日(金) 雪の五箇山
 庄川沿いを南下して五箇山に行く。まずは、道の駅上平「ささら館」「旬菜工房いわな」で、イワナの握り付き山菜そばをいただきました。白山百膳にも「旬菜工房いわな」が、参加されていたので、様子を観に出掛けました。以前、こきりこ祭りに由布院の中谷健太郎さんをご案内した際に、夕食をご馳走になったことがあります。いわなのにぎり寿司も美味しかったですが、山菜の天ぷらがいっぱい入ったそばも盛り沢山で良かったです。窓の外には雪がちらつき、細い滝が流れ落ちるのを楽しみながら昼食をいただきました。次に菅沼集落の「掌」に参りました。大きな窓の外は雪が舞い、徐々に隣りの田んぼが白くなっていく様を拝見しながら、ゆっくりとした時間が過ぎていくのを楽しませていただきました。最後に、11月5日にオープンした五箇山観光総合案内所を訪ねました。案内所にいる間に、みるみるうちに雪が積もってゆき、あたり一面が真っ白になりました。城端に山越えしましたが、途中の坂道は雪がかなり積もっており、ゆっくりと山越えをしました。城端は少し雪が積もっており、砺波ではほとんど積もっていない状態でした。同じエリアですが、積雪には大きな違いがありますね。


旬菜工房いわなのイワナの握り

「掌」からの眺め

雪が積もる合掌造り

12月23日(木) 四季彩館
 砺波はチューリップの産地として有名で、春のチューリップフェアには多くのお客様が全国から集まって来られます。フェア会場内は、チューリップでいろいろな空間が作られていて華やいだ雰囲気を楽しむことが出来ます。周辺の畑でも、ゴールデンウィークが始まる前には(花が一通り咲くと花はちぎられます。球根を収穫することが目的なので、花の色や形を確認できればよいので)、チューリップの花が咲いている様子を拝見することができます。畝ごとに異なる色の花が咲いていたり、一面同じ色だったりと、シンプルですが、十分魅力的な空間です。そんな砺波にあって、年間を通じてチューリップを楽しめる場が、「チューリップ四季彩館」です。今の時期でも色とりどりの花が咲いています。チューリップそのものについてや砺波におけるチューリップの歴史などの展示もあります。


四季彩館のチューリップ

12月22日(水) 二七の朝市
 早くに起きて二七の朝市の様子を観に行きました。あいにくの雨模様で、お客様も出店者も少なく感じましたが、朝食後にお邪魔したら、出店者もお客様も増えていました。歴史のある朝市を継続するための議論の場を設けたい旨を朝市の代表にもお話しすることができましたし、懐かしい顔をたくさん拝見できました。その後、能登町の数馬酒造さん経由で、八尾に向かう。天気がよろしくなかったので、森本まで戻り北陸道で行くことにしました。昼前には八尾に着き、昼食は風庵でいただきました。平日ですが、お客様はコンスタントにいらっしゃいます。ちなみに、風庵の息子さんが富山市内でそば割烹風庵という店を出されています。年末の八尾の街には、数は少ないですが、観光とおぼしきお客様が通りを歩いていたりされます。そのお客様をいかに増やすことができるか、年間を通じてお楽しみいただけるまちづくりを続けたいものです。午後は商工会で委員会に出席させていただきました。これまでの歩みをまとめる作業を続けていますが、今後に向けて役立つ内容にしたいものです。


雨の朝市

12月21日(火) 忘年会
 珠洲で忘年会をすべく、早めに珠洲に向かいました。天気が良かったので、途中志賀町の細川さんを訪ね、ころ柿の様子を拝見する。すでに出荷に追われていましたが、一方で、皮をむき干し始めた柿が作業場の2階に干されていました。他の農家の作業場には一切、干してありませんから、細川さんのところの作業は遅れておられるようです。珠洲では、市役所,商工会議所での打ち合わせを行いました。今年度の事業と次年度の事業についての相談が混在していますが、継続的に関わらせていただき、成果を確実に出していければと思う。夜は、あさ井さんで会社の忘年会をさせていただきました。メンバー5名のうち3名が女性なので、レディースセットを予約、お造りを追加でお願いしました。十分なボリュームでした。二次会はやぶ椿さんで餃子と地酒、能登杜氏さんが仕事に行かれている「開運」という銘柄のお酒をいただきました。2月から3月に予定している「能登杜氏まつり」では市内の飲食店、宿泊施設で能登杜氏の酒を紹介いただけるようにしたいと考えています。


仕上がってきたころ柿

あさ井さんのお刺身の盛り合わせ

やぶ椿でいただいた「開運」

12月20日(月) ホットハウス
 昼は西泉のホットハウスでカレーをいただきました。インド人の方が調理とフロアーとそれぞれおられて、インド料理店らしい雰囲気を演出しています。もちろん、本格的なカレーなのでしょうが、ナンでいただくカレーはそれらしくて楽しめます。大きく伸びていてボリューム満点です。12時過ぎにお店に入りましたが、ほぼ満席状態でした。お客様はグループやカップルが多いのですが、男女ともに一人でお越しのお客様もいらっしゃいます。カレー好きは多いですね。店内にはインド音楽が流れ、壁にかけてある刺繍も立体的でそれらしいです。身体を活性化するには、いいお店です。


ホットハウスのカレー

12月19日(日) 快晴
 12月としては、すごく気持ちよい天気でした。介護施設のお世話になっている叔母さんを家まで連れてゆき、着替えを用意したり、届いていた郵便物を整理したりと半日程、家で過ごしました。どなたかが、庭木の剪定もしてくださっていました。ご近所の方か、亡くなった伯父さん(大工でした)の仕事仲間か、ありがたいことです。おかけでスッキしていました。家にいる間はずっと、天気がよくて玄関を開けていてもよいくらいでした。その後、美川のあら与さんに行き、ふぐの糠漬け、粕漬けを買い求めましたが、伯母さんはここの常連で、奥様と親しげでした。当方は社長と以前からおつきあいがあったので、しばし立ち話で、最近の活動報告をさせていただきました。叔母さんのおかげで、貴重な機会になりました。


白山を望むが、写っていませんね

12月18日(土) 博多ラーメン
 金沢事務所で仕事をしていたので、昼食は近所の「博多ラーメン がんばる軒」(金沢市泉本町2-165 営業時間11:00〜23:00)に初めて行ってみました。12時過ぎということで、店内は満席で順番待ちのお客様がいらっしゃいました。細めんのラーメンと餃子、炒飯がメニューの柱ですが、セットメニューが用意されており、それを注文するお客様が多い為か、時間がかかっている印象があります。回転を考えると、炒飯の作り方を工夫した方が良いかも知れません。すごく手間をかけているのですが、麺が細くて、素早くでてくるというイメージがある博多ラーメンにとっては、ここが遅くなるのは、マイナスかも。博多のねぎを使っていると店内には表示されていました。一度お試し下さい。


博多ラーメン

12月17日(金) 能登をめぐる
 ビューサンセットを7時過ぎに出て、総持寺の前まで送っていただく。門前支所前にとめてあった車は白くなっており、凍りついていました。能登事務所に立ち寄り、柳田の中心部で打ち合わせ。その後、珠洲に移動し、わくわく広場で簡単な打ち合わせの後、珠洲商工会議所で打ち合わせ。さらに、夢のとで相談の後、珠洲を離れ、能登町を目指す。駒渡の内浦ふれあい市場できのこうどんをいただきました。狭いですが、あったまる場所です。午後は、宇出津で打ち合わせの後、真脇に移動、縄文館を久しぶりに見学。発掘された化石からすると、縄文時代はイノシシもシカもいたようです。最近の調査では、ツキノワグマの化石も見つかっていますので、多様な動物が棲息していたのでしょう。植物でもブナは材として使われていた化石や花粉も見つかっていますので、縄文時代にはブナがあったようです。もちろん、環状木柱列にはクリが使われていましたから、クリが最も重用されていたようですが。その後、真脇で打ち合わせの後、能登事務所に寄った後、最後に穴水町商工会で打ち合わせを行いました。金沢事務所に戻りついたのは7時過ぎで、移動距離の長い一日でした。


うっすら雪が積もった総持寺

能登事務所から大箱地区を望む

駒渡でいただいたひらたけ入りうどん

12月16日(木) 魚味処たかざわ
 午前中から八尾で打ち合わせを行っていたので、昼は魚味処たかざわ(八尾町新田241 076-454-2585 営業時間/11:00〜21:00 定休日/水曜日、第3日曜日)でご馳走になりました。ランチのメインは3種で刺身、焼き魚、煮魚でした。今回は、白子煮の定食をいただきました。白子の量が多く、好きな人間にとってはたまりませんね。もとは魚屋さんですので、今でも年末年始は忙しそうですが、普段は魚をメインにした食事処として地域の人々に利用されています。昼は営業や仕事で八尾にやってくる人が主なお客様のようです。午後は八尾山田商工会で委員会があり、その後、氷見経由で門前の手仕事屋に参りましたが、能越道の氷見の山の中は積雪があり、能登有料の徳田大津から先は積雪がありました。手仕事屋では、能登ネットワークの例会に参加し、ビューサンセットに宿泊しました。


たかざわの定食

12月15日(水) 第2回石川エコツーリズム研究会
 ピッキオの楠部さんに講師をお願いして、第2回の石川エコツーリズム研究会を開催しました。講演の後の質疑応答を2時間ほど用意しましたが、多くの質問やご意見をいただき、有意義でした。金沢のホテルの方々が多く参加いただいていますが、ホテルから歩いていける範囲でのツアーも企画実施できるとよいですね。金沢城や兼六園の生き物めぐりや用水めぐりなどというプログラムもできそうです。本多の森や尾山神社の森などを歩く、金沢都心の森歩き、浅野川や犀川を歩くというツアーも考えられます。川の中には中洲が出来ていたり、上流から流れてきた植物や鳥が運んできた種子が発芽した植物、そしていろいろな野鳥や昆虫、魚なども見られます。街中で見られる生き物たちを徹底して調べて、お楽しみいただけるプログラムに構成できると面白そうです。今後の可能性を感じられるよい機会でしたね。


12月14日(火) エコツアー講習会3
 最後の講義としてネットワークについてお話をさせていただき、その後は2時間半程、質疑応答時間でした。長時間だなと思っていても、たくさんの質問を出していただいたので、最後は時間切れで、打ち切らざるを得ない状態でした。もっと、多くの人と意見交換できるような仕組みが組み込めるとよいのかもしれません。それと、一方的な講義を減らし、受講生がもっと主体的に考えるようなプログラムを組み込んだ内容に再構成できるとよいかもしれませんね。昼食後、飛騨清見から東海北陸道に乗り、金沢に帰ってきましたが、飛騨清見インターの手前で、熊棚があることを同行したピッキオの楠部さんにお教えいただきました。軽井沢で熊のことに関わっておられるので、車で走っていても見つけられるようです。その後、車窓の風景を注目していましたが、あちことに熊棚と思われるところが、樹のかなり高い場所にありました。熊は木登りが得意なことがよく分かりました。


12月13日(月) エコツアー講習会2
 途中にツアーの体験を挟んで、一日、エコツアーについての講義が続きました。午後の部で、初めてエコツーリズム協会がお手伝いしている研修会で講演させていただきました。プロデューサーに求められる要件を少しはお伝えできていればよいのですが、・・・。ツアー体験の際は食をテーマにしたプログラムに参加させていただきました。昼食には、見学させていただいた味噌屋さんや豆腐屋さんの製品が盛り込まれていて、よい流れでした。ツアーそのものは、雨の中を長時間外にいたので、手がかじかみました。少人数のグループに分けて、お店の中や酒蔵に入ってまとまった時間を1ケ所で過ごすようなプログラム構成が期待されます。案内人は地域の人とお客様とをつなぐ役割を担っていただければよいですね。主催された 「美ら地球(ちゅらぼし)」のスタッフの活躍に期待したい。古川にはもっと魅力的になりうるお店が多いと感じましたので、そのことを促進するためにも、まち歩きのツアーは良い刺激になるのではないでしょうか。


味噌屋でお話をうかがう

12月12日(日) エコツアープロデューサー養成講習会
 エコツアープロデューサー養成講習会のために飛騨古川にやってきました。富山から高山線に乗り換え、さらに猪谷で乗り換えて、各駅停車でたどり着く。鉄道会社が分割されたために不便になっています。猪谷でほとんどの人が乗り継ぎました。ネットで検索しても情報が簡単には把握できないことと一緒です。二度目の古川でしたので、飛騨古川駅から会場の「飛騨古川さくら物産館」まで歩きました。途中のきれいになった町並みのゾーンではお客様が歩いておられました。昼食に入ったお店には平野明さんの作品が展示販売されていました。飛騨に工房を持っておられる人がたくさんいるのは素晴らしいことです。講修会には50名近い人たちが参加されていますが、岐阜県から補助をいただいている事業ですが、参加希望が多くて、県外の方は何名かお断りされたようです。それでも会場は狭く人がいっぱいという印象でした。関心が高いということはよいことです。日本エコツーリズム協会が請け負った研修会の一つなので、理事ということでお手伝いすることになりました。初日は概論が続きましたが、2日目は具体的な事例紹介から始まりますので、楽しみです。


用水沿いの道を歩くカップル

12月11日(土) ヤンバン
 佐藤耳鼻咽喉科医院に久しぶりに行く。風邪声のような状態になったままで、喉の調子がよろしくない感じです。しゃべり過ぎなのかもしれない。声帯が少し腫れているということで、処置をしていただき、漢方薬を処方していただきました。昼頃を目がけていきましたが、待合室は人であふれていました。季節柄、喉や鼻の具合が悪くなる人が多いのでしょう。夜は早めにヤンバンに焼肉を食べに行く。次男の誕生祝いです。だいだい、特別な日に出掛けているお店ですが、前回お邪魔したのは、長男が帰省した時だったと思う。人気のお店なので、開店時間の5時を目がけて行き、6時前には帰ってきました。それでも、予約でほとんどの席は埋まっていて、1時間〜1時間半きざみで予約を受けたいお店にとってはありがたいお客かもしれない。いつ食べても美味しいお店です。


ヤンバンで焼肉

12月10日(金) 胡弓
 八尾で食談議の打ち合わせの続きで胡弓さんとエルバッチャさんでお話をさせていただきました。その前に、胡弓さんで久しぶりに昼食をいただきました。店の裏は田んぼで、遠くに立山連峰が見えます。今年の前半には由布院にご夫妻で出掛けられ、いろいろと勉強されてきています。今後の活躍を期待したいです。食談議では、地域の素材をどれだけ活かしていただけるか、そのエリアをどこまでに設定するかも課題のひとつです。八尾の奥山の白木峰は岐阜県との県境にあり、飛騨牛をメインに使っておられる胡弓さんのようなアプローチもありですね。エルバッチャさんは、コパンの会で地産地消的な料理づくりにもすでに取り組まれています。「コパン(copain)」とはフランス語で、「同じ釜の飯を食った仲間」を意味しています。最初はレストラン小西で活躍していて独立した料理人さんが作った会だそうです。今は富山で活動する若手シェフや賛同者達の集まりになっています。コパンの会の理念として次のことを掲げられています。一、 消えゆく恐れのある伝統的な食材や料理、質の良い食品や酒を守る。二、 質の良い食材を提供する小生産者を守る。三、 子供たちを含め、消費者(お客様)に味の教育を進める。こちらの活動にも注目したいですね。


胡弓でいただいたランチ

12月9日(木) 金沢市公民館文化部協議会部員研修会
 金沢市公民館文化部協議会部員研修会で講師役をつとめさせていただきました。公民館に関わっておられる住民の方々ですから、多くの方は、それぞれ昼のお仕事を終えられてから参加いただいた感じです。最初に、公民館とは何か、文化祭とは何か、というコンセプトに関わるお話と、文化祭を考える上での前提となる基本方針についてお話をさせていただきました。その後のグループに分かれてのお話では、熱心に情報交換と議論をしていただきました。今回の研修会をきっかけに、少しでも連携した活動をしていただけることを期待したいし、公民館や文化祭が地域に伝わる文化の創造的継承の場になるとよいのですが。


昼にいただいた丸福のもち入り塩ラーメン

12月8日(水) 世代交代
 富山の八尾で、食談議の打ち合わせのために、飲食店、旅館さんを回りました。この業界では確実に世代交代しています。旅館の北吉さんも、合掌もそれぞれ、お嬢さん、息子さんに代替わりしており、お母さん、親父さんは経営にタッチしておられません。それぞれ。お元気のはずですが、親世代の決断が明快でいいです。合掌の山下さんは、一緒に仕事をしていた時とは、料理が違ってきたと言われていました。「地域の素材を活かしたいという意欲も高まってきたところに、食談議の話があったので、よいタイミングだった」とのことです。異業種から飲食業に参入している山元食道も含め、意欲の高い人たちが何人もいらっしゃることは心強い。八尾で最初に食談議を行ってから10年ほどになりますが、初期段階とは担い手が異なっています。今後の展開に期待したい。


山元食道のもつ煮込み御膳

12月7日(火) 手打ちそば 蕎
 目白に泊まっていたので、目白駅前から目白台まで歩き、出版社の仕事をしている叔父の家を訪ね、いろいろ情報交換をさせていただきました。叔父は週刊誌や月刊誌、単行本などで、人をクローズアップする仕事を40年近くしており、当方が取り組んでいる人にこだわった事業のモデルでもあります。地域も商品も、事業も、人の魅力やスキルで評価が大きくかわります。そのような意味でも人をもっと掘り下げて紹介する事業を企画提案していきたいものです。昼は東京時代に住んでいた雑司ヶ谷(目白駅前と目白台の中間)の商店街を出た目白道路沿いにある「手打ちそば 蕎」でそばをご馳走になりました。石臼が店内で回っていましたが、細くてきれいなそばでした。


手打ちそば 蕎の外観

もりそばセット

きれいなそば

12月6日(月) 東京へ
 日本エコツーリズム協会の広報委員会、企画委員会、理事会と立て続けにあったので、東京に参りました。久しぶりの東京行きです。まずは、エコツーリズム検定のあり方についての議論を2時間かけて行いました。直前にぶなの森の3人が受験してみたことが有意義でした。企画委員会、理事会では、行政刷新会議「事業仕分け」でエコツーリズム総合推進事業費が予算計上見送りという結論になったことから、エコツーリズム協会が担ってきた事業では、エコツアー総覧エコツーリズム大賞の予算が無くなったので、そのことへの対応を協議しました。エコツーリズム協会独自に行うことを念頭に、対応していくことになりました。事業仕分けの資料も拝見しましたが、全国各地のいろいろな事業が盛りこまれており、交流産業の振興を通じた地域振興を目指すためには、エコツーリズムが必要であると思われますが、民主党の皆さんはいかがお考えなのでしょうかね。最後は忘年会を兼ねた懇親会が近くのレストランであり、有意義な時間を過ごすことができました。


12月5日(日) 鉢伏山、典座、あえのこと
 朝早くに能登事務所に着き、天気も良かったので、鉢伏山に上がりました。ブナ林はほとんど落葉し、根元にはたくさんの落ち葉が積もっています。ブナ林を見学した後は、頂上エリアに行き、三角点の奥、前回の続きの部分の竹刈りを行いました。1時間ほどの作業でしたが、徐々に明るい部分が広くなるのは気持ちよいものです。昼前に事務所に戻り、珠洲の典座に向かう。そばの会がありましたので、1年ぶりのそばをご馳走になりました。前商工会議所専務の乙谷さんご家族とご一緒させていただきました。その後は、珠洲市若山の田中邸で行われたあえのことを拝見に参りました。テレビ東京の土曜スペシャル(12月18日放送と言われていましたが、こちらでは放送されるのでしょうか)の取材も入っており賑やかでしたが、初めての見学でよい勉強になりました。1つの家で見学できる人数は限られますし、貴重な民俗文化として、地域全体で伝承に取り組むべくです。子どもたちもたくさん見学していましたが、学校でも学ぶ機会を設けたり、地域全体で研修会を行うとよい。地元の能越ケーブルでは、一連の流れを撮影した映像もあるようですので、それらも参考に練習会を行うことも可能です。家々によって所作が微妙に異なるようですが、神人共食のあえのこと御膳のような料理を楽しむことができるようにしたいですね。


鉢伏山のブナ林

フユイチゴも見つけました

典座のそば

あえのことの料理

ご主人と見学する子どもたち

取材の様子

12月4日(土) ほがらか村
 最近のお気に入りは、山側環状道路沿いに出来たJAが経営するほがらか村野田店(金沢市野田町ム94-1 TEL076-245-4602)です。地元で生産されている野菜を中心に、米や果物、加工品まで盛り沢山です。大根だけでも何人もの人が出しているので、選べます。好みや用途によってセレクトできるのがよい。五郎島金時を使ったソフトや石焼き芋のコーナーもありますし、本日は山芋のみそ汁の試飲もしておられました。そのために生産農家の人もたくさんお越しでした。生産農家の人を紹介するPOPを追加したり、たまには店頭に立つような企画もあってもよいですね。


ほがらか村

12月3日(金) 丸福
 今日は一日事務所におり、昼はお向かいの丸福さんでいただきました。昼前に打ち合わせをしていたので、一緒に出掛けました。近所のお店はきっかけがないとなかなか入りづらいものです。中華のイメージの店づくりの通り、ラーメンやぎょうざが幅をきかせているメニュー構成です。玄米定食が週代わりで用意されているようだったので、注文してみました。他にも、みぞれ雪ラーメンやもち入り塩ラーメンもそそられるメニューでした。こだわりのあるメニューづくりをされていますので、時々利用させていただければと思う。店内は禁煙で、ご主人はトライアスロンをされるとか、誰かのブログに書いてありましたね。


玄米定食

みぞれ雪ラーメン

店内の様子(小上がりの席もあります)

12月2日(木) 宝達山・金曽農園・細川農園
 珠洲に向かう途中、大きく寄り道をする。天気が良かったので、宝達山のブナ林の様子を拝見に。頂上まで車で上り、車をとめてブナ林へ下る。頂上からは雪をいただいた立山連峰もきれいに見えました。ブナ林内は落ち葉がいっぱい積もっており、足に優しい感じです。歩くたびに大きな音がしますので、鈴をつけていなくても、熊は寄ってこないでしょうね。ブナが林立したゾーンを歩き回り戻るが、ブナの根元にはヤブコウジが赤い実をつけているのがみられました。次に向かったのは金曽農園さん。山裾を走るバイパスを通ると至近距離です。りんごの木には、まだ赤い実がついており、よい眺めです。いただいたフジをかじりながら車で移動しましたが、蜜入りのおいしいリンゴでした。次にお邪魔した細川農園では、ころ柿づくりのための皮むき作業中でした。作業場の2階には所狭しと柿が吊るされています。この時期だけの素晴らしい眺めですね。細川さんの家の周辺では多くの農家がころ柿を作られていますので、季節限定で素晴らしい風景が楽しめます。西山から能登有料に乗り、能登事務所に立ち寄ってから、珠洲へ。昼前に金沢を出て、珠洲に着いたのは4時前で、面白い寄り道でしたね。ちなみに、宝達山や金曽農園のある宝達志水町の宝達志水たんけんたいというブログはおもしろいです。宝達さんを撮り続けている今日の宝達山というサイトもありますね。


宝達山のブナ林

金曽農園

細川農園のころ柿づくりの様子

12月1日(水) エルバッチャ
 午後から富山市八尾山田商工会で会合があったので、昼はエルバッチャさんでパスタをいただきました。地元のきのこを活かしたメニューでした。午後からの勉強会が、飲食店さんと農業者、加工業者さんに集まっていただいての会でしたので、ぴったりのメニューでした。午後の会合には、エルバッチャの御主人にもご参加いただきました。お話をうかがったところ、地元で確保できる素材を極力活かしておられるようで、地元で穫れる野鳥や小動物の類いも探しておられるようです。すでに、近所で生産されているリンゴを活かしたメニューも用意されています。ホームページにも、地元の素材へのこだわりを書かれています。このようなお店が増えていただくことが重要ですね。


エルバッチャさんのパスタ

以前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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