[ 金沢便り2010.11月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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11月30日(火) 金沢
 金沢という街の魅力ポイントは、兼六園周辺ゾーン以外、メインストリートを車で走っているだけでは気付きにくい。どのようなまちやむらにも共通していることかもしれませんが、歩いてみないとわからない面が多いのではないか。そのために必要なのは、裏通りを歩いて楽しい街づくりを誘導することです。東山、主計町は浅野川を挟んでつながっていますが、そこから兼六園や近江町市場、金沢駅につながるルートがもっと面白くなるとよいです。裏通りにもこだわりのお店が何店もありますから、そのようなお店をもっと発信し、集客力を高め、お店の集積を促進すべきです。そして街並整備のための誘導施策(ファサード整備への補助や無電柱化、透水性舗装等)を導入していくべきですね。尾張町のメインストリートも店を徐々に直されてきていますが、裏通りこそ、歩いて楽しい街並になるように、個々の店に手を加えると同時に、新たなお店を誘致していただきたいものです。橋場の裏通りや南町の裏通りなども、柿木畠や新竪町通り、香林坊下の通りのように特長のある商店街になるとよいですね。


11月29日(月) 商店街と個店
 例えば、金沢の中で、街並整備が進んだエリアとして、東山、主計町、西の茶屋街があります。その中で、最もお客様が多いのは東山ですね。その理由としては、ゾーンが広いことと、立ち寄れるお店が多いことです。但し、主計町は飲食店が集積しているので、夜のお客様が多く、西は茶屋としての機能が残っているので、夜が相対的にお客様が多いのではないでしょうか。もちろん、東山も茶屋や飲食店がいくつもありますので、そのようなお店を訪れるお客様がいるはずです。街並としての魅力と同時に、その個々のお店で何を提供されているか、商売の中身、評価が重要です。持続する商売のためには、質を高める活動が不可欠です。商店街としても、魅力的な個店の存在が基本で、その上で、集積効果が発揮されるような新たなお店の誘致や切磋琢磨する関係性を形成することが理想です。周辺の人口減少が続く商店街にあっては、地元の生活者の生活を支えるきめの細かいサービスと商品供給が期待されると同時に、遠方のお客様を惹き付けられるような商売を考えていくべきですね。お店の人だけでなかなかいいアイデアやプランが浮かばない場合は、外部の人間がサポートすることも必要かもしれませんね。


11月28日(日) 山野之義氏
 金沢市長選挙があり、市議を辞めて立候補されていた山野之義氏が当選されました。圧倒的な組織力と町内会等の支持を得ていた現職有利の状況に見えていましたが、結果は新人の勝利ということになりました。金沢市民も、変化を求めていることの表れでしょう。直前の演説で現職が「金沢のことは石川県知事と金沢市長に任せておいて欲しい。よそ者にとやかく言われたく無い」という内容の発言をされたという報道がありましたが、残念なお言葉でした。よく言われることですが、若者やよそ者も受け入れ、活かす発想が大切な時代ではないでしょうか。いずれにしろ、金沢ももっと変わっていかないといけません。「金沢らしさ」を活かしつつ、高齢者も子どもを有するファミリーも、障害のある人々も、よそ者にとっても、暮らしやすいまちづくりが期待されます。新幹線開業を見据え、旅人にとっても魅力的なまち、楽しみづくりが必要です。新たな政策構築を進めるべきでしょうね。


11月27日(土) 食事会&健康講話
 能登事務所に泊まっていたが、朝方まで雨の音がうるさかったが、事務所を出る頃には雨が上がっていました。珠洲に移動し、まずは道の駅すずなりへ。おらっちゃの里山市場が感謝祭を行うということでしたので、様子を観にいきましたが、大勢のお客様で賑わっていました。NPO法人おらっちゃの里山里海のメンバーや里山マイスターの受講生などが出品しており、生鮮野菜、果物、たまご、お菓子など、盛り沢山でした。搾りたてのりんごジュースの振る舞いもありました。昼前からは、だんだんで地域の高齢者を対象にした食事会&健康講話がありました。食事会は、手間ひまかけて作られたメニューが提供され、食後の健康講話は今回も分かりやすい内容でした。健康づくりのポイントは、血をきれいにする、足を温める、筋肉をつける、肝臓に負担をかけないの4つとのこと。特に冷えは良く無いようで、血のめぐりが悪くなり、具合が悪いところが出やすい。老廃物の排出が滞り、健康に良くない物が蓄積して、足腰がいたくなったり、肩がこるといった症状が出ます。筋肉をつけるべきなのは、筋肉の力で、血液が心臓に戻るようになっているので、筋肉が弱ってくると、血流が悪くなり、同じように、あちこちに痛みが出やすくなります。肝臓は浄化や解毒の役割を果たしているので、肝臓が弱ると、悪い物が蓄積しやすくなります。冷え性の人は、冬場は身体を温めてくれる根菜類などの旬のものを多く食べるとよいようです。今回も講師を務めてくれた、だんだんの向かいにあるビューティフルライフの店主のお話はいつも勉強になります。


にぎわう里山市場

りんごジュース製造機・アップルサー

自然卵の販売も

朱塗りの器を活かした食事

男性も参加して食事を楽しむ

健康講話

11月26日(金) 西慶寺のヤマモミジ
 富来から珠洲に移動する途中、写真を2ケ所で撮った。最初は富来の高爪山。富来から門前に向かう途中の大福寺集落を越えた坂の途中で、よい具合に高爪山を望めるポイントがあります。晩秋の高爪山は魅力的ですね。一度は頂上まで行ってみたいものです。次に、門前の西慶寺のヤマモミジを拝見に立ち寄った。今月12日に拝見した時は、紅葉が始まったところという印象でしたが、さすがに落葉が進んでいました。それでも、枝には赤と黄色の葉っぱがまだまだ残っていました。2色の葉が同時に落ちているようです。枝を見ても同じ枝に赤色と黄色の葉が着いています。葉は、緑色から黄色、そして赤色に変わっていくようですが、木の回りには黄色の葉がたくさん落ちていますので、赤くなる前に落葉しているようです。いつ見ても見事な木ですね。


能登富士・高爪山を望む

赤と黄の葉が混ざったヤマモミジ

11月25日(木) 碁石ケ峰
 八尾山田商工会で山田地区の赤星光信さん(商工会副会長)にお話をうかがった後、穴水に向かった。少し余裕があったので普段とは違うルートで行こうと、小矢部から能越道に入り、氷見北ICで下りて、中能登の表示がある方に進む。そのまま行くと、たどり着いたのは碁石ケ峰憩いの森でした。懐かしい場所で、「いしかわの森林50選」が作られた後、映像を作ることになり、現地ロケハンで一度だけ訪れたことがありました。大きな池があり、池の周りには杉が植林されていますが、その背後には落葉広葉樹が残されており、いろいろな樹種が見られます。この森にたどり着く前の県境の集落の様子も懐かしさを漂わせていますし、県境近くからの森の眺めも晩秋の紅葉を十分楽しめました。急ぐ時にはおすすめできませんが、余裕がある時は面白いルートかもしれません。お急ぎの時は、氷見ICで下りて、それから羽咋に山越えすることが得策ですね。


碁石ケ峰憩いの森

11月24日(水) 「おもてなし事業」反省会
 八尾山田商工会で先般行った「おもてなし事業」の反省会がありましたので、一日おつきあいいたしました。プログラムの魅力アップ、事業としての定着、主体の育成、地域内での連携促進など、課題は多いが、今回関わっていただいた方々は、主体として意欲の高い人たちなので、十分可能性はあると思う。エコツーリズムの発想で取り組んでいるが、持続可能な地域経営のための一つの事業として、一次産業、二次産業、三次産業の振興と同時に、それらと連携して進めるべき事業です。フィールド確保という観点でも、農業・林業・水産業の振興とそれらとの関わりを抜きにしては成立しない面があります。エコロジカルであることを追求すると、二次産業が地域の資源、素材を活かした魅力的な商品開発をし、それらを活かしたプログラムを構築することが期待されます。三次産業の宿泊業や飲食業、流通業の皆さんと連携が進めば、相互にお客様を紹介しあう関係、情報発信しあう関係が構築でき、相乗効果が発揮できるでしょう。そのような前提のもと、地域の産業振興、小規模事業者の振興につながる事業として推進していきたいものです。


昼にいただいた山元食道のランチ

11月23日(火) サイトのメンテナンス
 勤労感謝の日ということで、出掛けずに家でホームページのメンテナンスを行う。過去に作成したページについて、リンク切れをチェックしたり、新たにホームページを作られた店があれば、情報を追加したりしました。特に仕事として請け負ったサイトについて、順次行っていきたいと考えています。まずは、「能登お店の物語」です。店名で検索を掛けると、新たに制作されたページが出てきたりします。それで、修正、追加を行った店が何店かあります。ぶなの森設立に伴い、一通りのページを現在のサイトに移転させましたが、リンクまでは修正しきれていません。一つひとつチェックして、張り替えていかないといけません。できるだけ早めに作業を進めたいと思いますが、膨大な量になっていますので、チェックするだけでも大変そうです。それと、まだまだオリジナルのページを持っていないお店やお宿が多いことに気づきました。商工会等の事業で、勉強会を繰り返し、独自に発信していただけるようにすべきですね。


11月22日(月) 後継者と事業意欲
 能登町・宇出津の下平鮮魚店さんにお邪魔した。新たに作り始めている加工品のデザインについての相談であるが、店や下平家の歴史をうかがうことができました。先祖は宇出津駅前でお宿をされていたことや宇出津駅のあった場所も下平家が所有していたとのこと。お祖父さんが、新宅として現在地で魚屋を創業され、四代目が戻って来られたところです。現在のご主人は、寒ぶりまつりでも大いにご活躍いただいていますし、商工会が取り組んでいた刺身屋のコンセプトをご理解いただき、店を改装された際に、お食事ができるようにしていただいています。それも、お話をうかがうと、昔もそのような営業をされていたようです。魚屋は魚を売るだけでなく、食べたり飲んだりできる営業形態が多かったのかもしれませんね。いずれにしろ、そのような積極的な活動をされているところには、後継者が登場するものです。そうすると、さらに新たな事業展開も考えられます。珠洲のみなくち農園も同じようなことになっていますね。そのような方々をクローズアップすることで、地域の可能性を伝えていきたいものです。


11月21日(日) 大長谷そばまつり
 朝は新鮮な地元のたまごを使ったたまごかけご飯となめこのみそ汁でした。その後、21世紀の森にブナ林を観に出掛けました。管理棟前に車をおいて、ブナの巨木のある森を目指して、舗装道路を歩いて上がり、すぐにブナ林に到着しました。そこからはブナの落ち葉がいっぱい積もった遊歩道を歩き、1時間以上ブナが続く森を歩きました。紅葉が済み、落葉していますので、見通しがよくなっています。天気が良かったので、青空にブナが映えて、よい雰囲気でした。ブナの森を満喫した後は、大長谷そばまつりの会場である大長谷交流センターに参りました。大勢のお客様で、手打ち蕎麦や熊汁、岩魚の塩焼き、里芋の田楽、焼鳥などが飛ぶように売れていました。そばを打っていたのは集落の若者たちでしたし、子どもたちも手伝っていました。大長谷地区で最も多くの人が集まるイベントのようで、遠来の車もたくさん駐車場にとまっていました。手打ちそばも里芋の田楽も美味しかったです。漬け物やみょうが寿司などを土産に買い求め帰路につきました。心地よい快晴の大長谷でした。


たまごかけご飯ときのこ汁の朝食

最初に出会うブナたち

青空に映えるブナ林

そばまつりのそば

そばを打つ若者たち

会場内の様子

11月20日(土) 大長谷夜なべ談議
 八尾の山奥・大長谷のふるさとセンターで行われた夜なべ談議に参加しました。大長谷に向かう前に、八尾の沢井果樹園を訪ねる。商工会で行った勉強会に参加していただいていました。ちょうどよいタイミングで沢井さんが戻られたところでしたので、りんご園でりんごのお話をうかがいながら、いくつか収穫させていただきました。もうしばらくは、りんご狩り体験も可能なようです。その後、大長谷に向かい、4時半には会場に到着し、一旦大長谷温泉につかりにいきました。本日は温泉もお客様が多いように感じました。明日のそばまつりのために遠来のお客様も来ているようです。夜なべ談議は6時ぐらいからスタートし、延々といろいろな人とお話をさせていただきました。名古屋からの常連さんも含め、最終的には23人の方の参加でした。地元の方を知り、今後の大長谷を語る場として貴重な機会でした。森林や農地の保全を行い、生業となることを生み出していかないといけません。お客様にお越しいただくための情報発信やプログラムづくりを進めたい。


沢井果樹園のりんご

夜なべ談議の様子

夜なべ談議の料理

最近捕獲された熊を使った熊汁

地元の津田さん作成のかんじき

最後のきのこ汁

11月19日(金) 味匠 喜っ川
 村上を発つ前に、鮭の塩引きを作っておられる「味匠 喜っ川」(喜は七を3つで表記)に連れていっていただきました。吉永小百合さんがJR東日本のポスターの撮影をされた古い構えの店の中はきれいでした。奥では鮭の塩引きづくりの作業の最盛期のようで、忙しくお仕事をされていましたが、作業の工程を詳しく説明いただきました。後継者がいる店は活気がちがいます。鮭の塩引きは、風に晒しながら醗酵させることで、イノシン酸などのアミノ酸類が醸成され、美味しくなるとのことです。村上にやってくるのは白鮭で、手取川にやってくる鮭と一緒です。手取川では、いくらは活用されているようでしたが、身の活かし方が進んでいないようにうかがいましたが、塩引きを参考にすべきかもしれませんね。いずれにしろ、手間ひまかけて作られる「鮭の塩引き」は食の文化遺産としての価値が十分にあります。喜っ川さんでは、醗酵に適した4〜7kgの雄鮭(カナイヨ)だけを仕入れて、使われています。見学に値するお店の一つです。村上に行かれたら、是非お立ち寄り下さい。若奥様が書かれたまちづくりの本も2冊売られていました。


鮭の腹をひらく専務の吉川真嗣さん

特製の木樽で塩に漬ける

昨年から吊されている塩引き鮭

古い町家の造り

昔の商家のようなレジ回りの様子

外観

11月18日(木) 村上市へ
 観光の勉強会で講師役をつとめるために、新潟県の村上市に参りました。初めてのことです。夕方からの勉強会ですが、昼前には着き、まずは駅前にある観光案内所でマップをいただき、ポイントを紹介いただく。マーカーで印しをつけていただいた通りに歩いてみました。最初に立ち寄ったのは、山上染物店。古い町家の造りを今に伝えておられ、奥で染色の仕事をされている仕事場でもあります。人柄のよいご主人が丁寧にご説明くださいましたが、染色された商品がないのがもったいない感じでした。次に、城下町情報館にも参りました。2階も見学させていただきましたが、隣りの家とくっついて建っており、屋根は重なっていたり、隣りの敷地にせり出しています。屋根が食い込んでいるようになっています。面白い習慣です。昼は井筒屋でいただきました。芭蕉ゆかりの場所で、お宿もされているようですが、昼は町屋カフェとして営業されています。観光客とおぼしきお客様がお越しでした。ここでは、地元産の野菜や加工品も販売されています。昼食後、寅屋というお菓子屋さんの横から黒塀通りを歩き、三面川に行く。種川という鮭のために設けられた場所では、遡上してきた鮭が泳いでいました。浅瀬になったところを勢いよく行ったり来たりする姿を間近に眺めることができました。すごそばにあるイヨボヤ会館も見学しましたが、地下の長い通路を行くと、種川に通じており、ガラスの壁越しに鮭やいろいろな魚たちが泳ぐ姿を眺めることができます。歩いて駅まで戻りましたが、歩いて楽しむには程よいスケールの街ですね。夜は商工会議所で「観光まちづくり懇談会」でしたが、その前に再度、井筒屋にお邪魔して、にしんそばをご馳走になりました。こちらの店をされている方が、今回の勉強会の事務局をされていました。懇談会では地域内連携について議論をさせていただきました。産業連携をいかに進めていただけるか、それをベースに観光の柱となることをしっかり構築いただきたいものです。


山上染物店

城下町情報館

井筒屋のランチ

黒塀通りにある浄念寺

遡上してきた鮭

懇親会の寿司銭でいただいた寿司

11月17日(水) 古納屋
 昼に駅まで出掛けたので、古納屋で昼食をいただきました。久しぶりです。お腹が空いていたので、「ごはんやぞ」というメニュー名のうどん定食にしました。ふりかけごはんに、サバの煮物やかぼちゃ、漬け物、そして鶏肉入りうどんでした。随分盛り沢山で、さすがに満足しました。QRコードを使ってメールアドレスを送ると、旬な情報やクーポンをもらえたりするようです。メニュー名もユニークですが、新しいことに積極的に取り組むご主人です。金沢駅西口前を左右に走っている道を犀川側に来て、金石街道の大きな信号を越えてしばらくいくと、右手にあるスーパー・マルエーの隣りにあります。


ごはんやぞ

チキンカレーうどん

古納屋の外観

11月16日(火) 木に土に
 昼は野々市町の「木に土に」という店に行きました。「ごはんデらんち」は農家直送の有機白米と有機玄米のMIXと表記されており、ドリンク&デザート付で1,190円ですが、それを抜くと890円とのこと、あえてそのことを説明されたので、そちらをお願いしました。開店2周年ということもあり、お祝いをもってやってくるお客様もいらっしゃいました。小上がりもあり、グループでサロンのようにして使うことも可能で、そのようなお客様が1組。盛りつけがカラフルで楽しい雰囲気なのが人気の秘密かもしれません。野々市駅から100満ボルトの方に歩いてきた道路沿いにあります。「木に土に」というネーミングはオーナーのお名前に桂という字が含まれるため、そこから発想されたようですね。内装にも自然素材を活かした、女性客が多い人気のお店です。


「木に土に」のランチ

11月15日(月) 新聞記事
 先日の朝日新聞の地方欄で取り上げていただき、その記事がネットにもあがっています。それを見た知人からメールをいただいたり、電話を頂戴したりしました。石川県内では発行部数の少ない新聞であっても、ご覧いただいているものですね。電話をくれたのは、昔リクルート時代に一緒に仕事をしていた仲間でした。検索エンジンで調べて、ホームページを探し当て、それでメールを下さったようです。便利な時代です。メールニュースでも紹介いただきましたので、少しは情報として広がったかもしれませんが、記事の内容に反しないように、しっかり仕事をしていきたいものです。


11月14日(日) 松江
 朝は出雲大社に参ってきました。大鳥居をくぐり、参道を下って行き、途中から砂利道になり、松の大木がそびえ立つ中を進むと出雲大社さんに着きます。近くにも大きな駐車場がありますが、やはり、この参道を通らないといけません。雰囲気が違うような気がします。理想は、出雲大社駅から歩くことでしょう。帰りは神迎えの道を歩いて戻るが、歴史を感じる街並です。この風景が持続するためには、もっといろいろなことに取り組む必要があります。古い家を活かした事業展開が可能ですね。大きな旅館もありますが、小規模で美味しい食事が楽しめる質の高いお宿はできませんかね。旅館すたにで朝食をいただいた後は、松江に移動、松江城近くのちろりぢげもんを訪ねる。ちろりはオリジナル商品やアンチーク商品が魅力で、2階の窓際にはセルフでお茶が飲めるコーナーが用意されているので、お堀を行く遊覧船やお城の緑を眺めて過ごすことも可能です。ぢげもんはチャレンジショップということになっており、島根県各地の特産品が集められています。この2軒が並んであるので、訪ねやすいです。昼食をご馳走になった後は、NPO法人まちづくりネットワーク島根が運営している「まちネット市民農園」を見学に行く。放置されていたパイロット農地を開墾して市民に貸し出しています。松江の町を見下ろすことができる高台にあり、気持ちのよいところです。その下には、神魂神社がありましたので、そちらも参拝させていただきました。神々の国としての歴史を実感できる気持ちのよい空間です。最後に案内いただいたのは、茶話処十三夜です。お堀に面していて、窓の外を遊覧船が通ります。そこでぜんざいをいただきました。地元の人に案内いただいたから行ける処が満載で充実していました。人数限定での、こんなガイドツアーもありですね。


ちろり2階からの眺め

ぢげもん

昼にいただいたしじみご飯

市民農園

神魂神社

茶話処十三夜

11月13日(土) 神在月サミット
 出雲市で行われる神在月サミットに参加するために出雲に参りました。神在月に地域づくりについて考える場を神々が集まる出雲で設けようと4年前に始めた事業です。島根にお邪魔するようになった当初から提案していた活動で、有志の人が集まって来られます。昼過ぎには出雲市に着き、会場の旧大社駅に行く。会場設営の後、大社のまち歩くに出発。神門通り商店街で、1年間出雲の駅前商店街に呼んでいただいた時の商工会議所の担当だった松田順さんに出会う。数年前に商工会議所を退職、「出雲の神芝居一座」を設立し、活躍されています。毎週土曜日にはFM出雲で番組を持たれています。古い街並の途中にあった藤間邸では御当主にお話をうかがう。サミットでは最初に尾道の園山春二さんが基調講演をされ、その後、地元の青木敦生さん(神迎の道の会会長)、坂根壮一郎さん(神門通り甦りの会)、成相 脩さん(日本古民家研究会)も加わりディスカッションを行う。コーディネーターは久保里砂子さんでした。交流会を大社駅で行った後、二次会はお宿の旅館すたにでした。


松田順さんにたまたま出会う

古い民家の御当主の話をうかがう

目の見えない人も参加したカリユシバンドの演奏

パネルディスカッション

新人の旭日酒造のお嬢さん

講師の園山氏を囲んで懇談

11月12日(金) 手仕事屋
 遅い昼をいただきに門前の手仕事屋に行く。てんぷらを初めて注文したが、いい状態で揚がっていました。もりそばをいただき、恵介さんと打ち合わせ。情報発信のあり方を議論しましたが、ネットでの発信に取り組むことで、地域を知ることが促進され、お客様とのコミュニケーションの幅が広がればよい。発信することが目的ではなく、お客様との関係構築のツールであるととらえ、その前提として地域に関する情報を継続的に発信し続けることが大事だ。そのためには、自ら現場を体験し、当事者の話を聞くことで、語れることも多くなるのではないか。ホームページであれ、ブログであれ、ツイッターにしても、継続されるためには、日々の新たな出会いや体験、交流が不可欠でしょうね。門前からの帰り道、西慶寺のヤマモミジを見に寄った。紅葉は始まっていましたが、1、2週間後が紅葉のピークになるのではないかと感じました。どなたか、お近くの方がネットで発信していただけると良いのですが。


手仕事屋のてんぷら

もりそば

西慶寺のヤマモミジ

11月11日(木) 曽々木
 能登事務所に泊まっていたので、曽々木経由で珠洲に向かう。曽々木の窓岩は大きな波が押し寄せており、冬景色でした。輪島市ふるさと体験実習館で今後の展開についてお話をうかがう。体験実習館では豆腐作り体験が一番人気ですが、曽々木地区で10年近く続けてこられた海藻まつりを再構築できるようにお手伝いができればと勝手に考えています。民宿や飲食店で海藻料理を一定期間提供できるようになって欲しいですね。宿泊を伴うお客様を増やすことにつながるはずです。昼は珠洲ビーチホテルで「しおサイダー丼」をいただく。特別甘い訳ではなく食べやすかったです。このメニューは今週末まではあるようです。午後は珠洲商工会議所で「珠洲の塩協議会」に出席。


虹がかかった鉢伏山方向

波が押し寄せる窓岩

塩サイダー丼

11月10日(水) 紅寿司
 午前中は、由布市議会の皆さんとおつきあいし、久しぶりに近代文学館と21世紀美術館を見学。近代文学館は展示の絶対量が少なくなり、中谷宇吉郎氏についての展示も無くなり、少し寂しい感じでした。21世紀美術館は相変わらず、多くのお客様で賑わっていました。その後、能登町に向かい、寒ぶりまつりの実行委員会の同席させていただき、夜は商店街の勉強会に参加。久しぶりに主要な商店主の皆さんと議論する。人材は豊富なので、もっといろいろな活動を展開して欲しいものです。夕食は紅寿司でいただきましたが、お任せでいろいろ握っていただき満足しました。


紅寿司でいただいたガンド

バイガイ

スワイガニ

11月9日(火) 太郎
 昼間は、八尾であわら市商工会商業部会の方々の視察研修におつきあいし、八尾の商店街を見て回る。メインは八尾山田商工会の田代さんにご案内いただくが、後ろからついていき、数人の方々にポイントを紹介。28名もいらっしゃると皆さんにお話を伝えるのは難しいということを強く感じた。夜は由布市議会産業建設委員会の視察におつきあいする。主計町の太郎で鍋をいただきながら、お話をさせていただきました。林業の話から福祉、観光のことまで、いろいろなお話が出来て良かったです。太郎の鍋はすべて接待さんが仕切っていただけますが、雇用の場として重要だとの評価をいただきました。さすが視点が違いますね。


最初の一杯

初物の香箱蟹もいただきました

鍋におひつからご飯を入れて

11月8日(月) 季節の移り変り
 一昨日、昨日の気持ちのよい晴れ模様から、今日は一転して曇り空になり、夕方には激しく雨も降り始めました。雷鳴も轟き、冬の到来は近いことを告げているようです。昨日、八尾から見えた立山連峰も真っ白でした。このような季節は、天候の変化が激しいと同時に、生き物たちの変化も激しいです。ころころ変わる空模様ですが、あえて森に出掛けると、生き物たちの生き延びる為の方策を見ることができます。紅葉はなぜ起こるのか、なぜ葉を落とす必要があるのか、落葉樹と常緑樹の違いはどこにあるのか、そのような素朴な疑問を糸口に、森の生態をひもとくことも可能です。興味関心は尽きませんが、魅力的な場であることは確かです。天気が悪くても、森に出掛けたいものですね。


雨の日の森

晴れの日の森

多様な下層植生

11月7日(日) 大長谷でキノコ狩り
 天気予報では曇りの予想でしたが、今日も絶好の日和になりました。そんな中、大長谷21世紀の森でキノコ狩り体験ツアーのサポートです。きつい斜面を登り、森の中でキノコを見つけるという体験でしたが、最後に案内いただいたのは管理を請け負っているNPO法人大長谷村づくり協議会が菌を植えている倒木でした。ナメコが一面に密生していて、それは見事です。参加されたお客様たちにも、大いに喜んでいただけました。個人ではたどり着けそうに無い斜面の途中にありますので、案内人と一緒でないと難しそうな場所です。昼は、広場でいろいろなきのこを活かしたきのこ料理でした。21世紀の森は、ブナやトチ、ミズナラなどの大木がたくさん見られます。散策路も整備されていますので、インタープリテーションをしっかりしながら歩くだけでも十分楽しめそうな森です。今後、新たなプログラム開発を進めたい。イベント以外でも、ふるさとセンター村上光進さんを訪ね、いろいろと山のことを教えていただけそうです。


きれいなブナの紅葉

紅葉し始めたブナの大木を下から望む

山全体が紅葉しています(対岸の山)

クリタケ

ナメコ

キノコ料理

11月6日(土) 紅葉の牛岳でブナ林散策
 絶好の日和で、ブナ林散策には最高の日でした。頂上からの眺めも素晴らしかったです。「とっておきのプチ・エコツアー2010秋」として実施したツアーは、8人のお客様にご参加いただき、半日十分に楽しんでいただきました。ホオバで包んだ弁当を用意いただき、頂上付近で立山連峰を眺めながらいただきました。帰りには、ブナ林で寝転がって休息いただきましたが、気持ちよく寝ていただけたのではないでしょうか。ほとんどのお客様が初めての体験とのことでした。喜んでいただけて何よりでした。いろいろ反省点もありますが、改良を加えながら、楽しめるプログラムづくりを目指していきたいものです。


法面にたくさんみられたヤブコウジ

国土地理院の測量ポイント

紅葉したブナの巨木

ブナ林内を進む

頂上エリアから紅葉した稜線を眺める

寝転がってブナを見上げる

11月5日(金) 八尾めぐり
 13日に予定している八尾のまち歩きの現地踏査のために、案内人をお願いしている北吉の若女将と一緒に、10時半から街を歩く。当初予定の城ケ山は熊出没とのことで断念し、乃木坂を横目に見ながら、山裾をぶらぶらし、諏訪町を歩く。諏訪社や若宮八幡宮を核にしつつ、途中、利一工房をのぞき、ご主人の北山利一さんから、いろいろお話をうかがいました。東新町の一番上から、西新町へ折れて、蔵並み通りを下り、鏡町まで行く。昼食は山元食道で特製カレーをいただく。当日は、北吉さんで昼食の予定です。午後は、桂樹舍まで下り、そこから、山吹橋を見学に。昭和30年に設置された旨の表示がありましたが、貴重な吊り橋です。途中、たくさんの墓が並ぶ横を通るので敬遠される方も多いようですが、釣り橋は面白い空間ですね。橋のたもとには、シロダモの大きな木が、花と実を同時に付けていました。川原に下りていくことも可能ですが、遊ぶ人もいないのか、ミゾソバやセイタカアワダチソウが群生しています。


利一工房で

山元食道

山吹橋

11月4日(木) きのこ食談
 珠洲のまつだ荘できのこ食談がありました。赤石大輔さんをゲストに美味しいきのこ料理ときのこにまつわるお話を楽しませていただきました。5種類以上のきのこをご用意いただいていましたので、それらについての説明をいただき、その後、食事をしながら、参加者からの質問に赤石さんが答えるという形で進行しました。皆さんの最大の関心事は、松茸山の再生でした。かつては、いっぱいとれた記憶がある人はいかにしたら、あのようになるのかを知られたいようでした。松の樹齢が30年〜60年ぐらいまでは松茸がでるようですが、その後は出なくなるとのこと。松の更新が必要ですし、落ち葉をしっかりかくことが重要とのこと。栄養が豊かな土地には松茸が出ないようです。松茸の炭火焼もご用意いただき、贅沢な食談でした。


ご用意いただいたきのこ

松茸の炭火焼き

食事をいただきながらお話を楽しむ

11月3日(水) 紅葉の牛岳
 雨降りの中を紅葉の牛岳に登る。土曜日と同じコースを歩くが、途中で休憩ポイントの整備も行う。愛用の太枝切鋏を持参し、笹などを刈り取り、広場を2つ作る。一つは散居村が望める展望ポイントを杉林の中に設け、もう一つはブナ林の中に寝転がれるスペースを確保する。雨が時々降ってきたり、あられも降りましたが、森の中ではそれほど気にならずカッパも利用しませんでした。牛岳一体の紅葉は盛りで、ブナも色づいてきています。外から眺めると、ブナがある一帯がきれいに紅葉しているのが望めます。ブナ林はどんな季節も落ち着く空間です。何が魅力なのか、極めていきたいものです。


杉林からの眺望

苔の密生地帯

ブナ林を進む

広々としたブナ林

ブナ林内にスペースを確保

頂上付近からの眺め

11月2日(火) 風土金澤
 昨日は、能登からの帰り、雨が激しくてゆっくり帰ってきたら、閉店時間に間に合わなかったので、今日の昼に出掛けました。風土金澤は近江町市場のいちば館地階にあります。エムザとの通路の出入り口です。雨の日は通行客数が多いとの話もありますから、これからが商売には向いているのかもしれない。風土金澤は県内の農家が共同で出店しています。7つの農家の米がメインで、店頭で精米してくれます。米2合を詰めた小袋も面白い試みです。その他にぶどうの木、カワニ、平松牧場なども参加しています。平松さんのソフトクリームもいただけます。カワニさんの焼き芋、ぶどうの木の豆を使ったお菓子、金沢農業の豆腐やみそ、醤油、ウイード能登の漬け物も販売しています。近くにお越しの際はお立ち寄り下さい。


風土金澤(近江町いちば館地階)

11月1日(月) 白鳥
 ビーチホテルからの帰り、飯田の手前の田んぼの中に白鳥が群れています。写真をとろうと、白鳥の里の看板のある駐車場に車を止めたところ、続けて車が入ってきました。一台の女性は、餌をもってこられたとのこと。餌を撒く係は別の方だそうです。地域の人々の名前が看板には書かれていますが、水田の水管理をされている方や、駐車場を提供している方等、いろいろな方が御世話をされて、白鳥が飛来する環境の維持保全がされているのだと感じました。毎年、同じ場所に来て越冬する白鳥たちですが、この地に繰り返し訪れるのは、それなりの魅力があるということでしょうね。白鳥以外の鳥たちについても、同じようなことが言えると思いますので、それらを把握できるとよいですね。


白鳥たち

以前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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