◆わかめ屋
江戸末期には、わかめを主に扱う商店であったと言われています。地元では最も古くから、最も多く天然わかめを扱ってきました。「珠洲天然わかめ」として人気の高い商品になっています。珠洲の沖あいの岩場に自生するものを3月〜5月にかけて刈り取り、天日で自然乾燥したもので、新わかめが出るのは3月末からです。
◆松茸
農協さんが松茸を扱うようになる前から、扱っています。少なくとも4代前から行っていると言われています。珠洲で松茸を集めて販売しているのは、農協と今井商店だけ。能登でも数えるほどしかいません。ただし、最近では量が少なく、注文をいただいてもなかなか提供できなくなってきました。松茸は味噌漬けが一番美味しい。
◆天然岩のり
天然の岩のりは、富来から珠洲にかけての外浦で採られているものを扱っています。
岩のりの収穫は寒さが厳しい冬場に行うきつい仕事。わずかに集めたものを寒風にさらして仕上げます。最近は四角い形に整えて干したものが多いが、昔ながらの円形のものも扱っています。
◆アゴだし
昔から、能登ではトビウオのことをアゴと呼び、そのまま食べたり、ダシの素材にされてきました。初夏にトビウオが水揚げされるようになった時に、地元のおばあちゃんが炭火で焼いて作られるアゴだしを仕入れています。生産量が限られるので、年末には無くなっていることが多いです。
◆米
この地域では最も古いお米屋であり、店頭にも地元産の代表的なものを並べています。わかめやお米なども市外発送が多い。珠洲ゆかりの人が「送ってください」と注文をいただく場合と、地元の人が遠方に送ることが主です。
◆ギフトショップも兼ねる
全国チェーンのギフト館も行うようになってから、他の特産品も扱うようになりました。ギフト専門館は別に設けたので、商品数は少ないですが、珍しいものを見つけられるかもしれません。
◆新しい店とネットショップ
「角屋今井」のネットショップと珠洲警察署の横にあるギフトショップは娘夫婦に任せています。昔は駅前の角に店があり、そこで角屋と名づけたと言われています。
|
珠洲産のかじめ
|
|
干し椎茸と干しぜんまい |
岩のり
石川県産のコシヒカリ
能登の天然塩
|