◆フェアトレード商品を暮らしの中に
2010年から自宅の酒屋の一角にフェアトレード商品を販売するお店をはじめました。
フェアトレードは公平な貿易のしくみです。途上国で作られた商品を適正な価格で取引することで、貧しい人たちを支えています。私たちがフェアトレード商品を知り、選ぶことで、彼らは継続的に仕事ができるようになります。
暮らしの中にフェアトレード商品を取り入れてみませんか。
◆きっかけはインド旅行!
店長の高田さんは結婚が決まってから、「今行くしかない!」と一人旅に出掛けました。場所はインド。航空券だけを買って出発しました。現地に到着して、マザーテレサのボランティアに参加しました。一カ月間の旅のほとんどはボランティアに費やし、「死を待つ人の家」と呼ばれる高齢者施設で働きました。毎日、おばあちゃんたちの洗濯や食事、トイレや入浴のお手伝いをしました。「お世話したい、と思って参加したのに、逆に元気をもらい癒してもらった」。異国での寂しさもなくなったそうです。
◆「HOOP(輪)」を開業
インドでの経験は、フェアトレードのしくみを身近に感じさせてくれた。「世界には貧しい人がいることは知っていました。でも実際に見るのとはまた違う。日本で暮らしてきた自分との差を感じて申し訳ない気持ちと、無知だった自分を恥ずかしく思いました」。
帰国後、彼らを少しでも支援したいという思いでお店を開業。店名は「たくさんの人とつながりたい」という思いを込めて「HOOP(輪)」にしました。商品は有機栽培で育てられたオーガニックの紅茶、コーヒー、スパイスなどを中心に取り揃えています。
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ハチミツ、コーヒー、ココア、紅茶
露店が並ぶインドの街の風景
線路を渡るインドの子どもたち
店長の高田さん
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