橋本兵衛
Tel. 0768-67-2010


 所在地 ・・・ 石川県鳳珠郡能登町字本木8字20番地
 〒 ・・・ 927-0312

 
FAX ・・・0768-67-2212
 
お話しくださった方 ・・・橋本兵衛さん


本木地区のくすり水伝説


本木の人々が守ってきた祠。

■本木という地区
 「本木」(ほんき)という地区は、どうも話によると8つの班があった。その8つが合併して、本木という村を作った。
 各班でお宮さんを持っていたのも、合併して一つにした。普通のお宮に行くと、光る鏡が一つしかないが、それでここの宮には8つあるのではないかな。
 少ない集落は4、5軒。ここで12軒ほど。4、5軒でお宮を持っていたというのもすごい。祭りのキリコも8本出たことがある。
 「本木」という名前の由来はよく分からない。田圃と山が中心だった。

■武田信玄ゆかりの木戸集落
 武田信玄の末孫やと言われている集落が、「木戸」という集落なんやて。そこには家が4軒あるけれど、全部「武田」や。武士の武に、田圃の田。武田家縁りの家と聞いている。

■釣鐘淵
 その集落から川一本挟んだ山の上に、お寺があった。今でも基礎が残っているみたいやけど。
 そのお寺にあった釣鐘をとって、下の川にほったんやと。ちゅうことで、釣鐘淵という地名が川の中にあった。そういう言い伝えもある。
 そのお寺は燃えてしまった。その釣鐘淵を私が道路改良で掘ったわけや。そこから、「釣鐘は出てこんか」と騒いだけど、全然出てこんだ。そのお寺は今は乙川にある。

■伝説のくすり水
 ちょっと離れたところに池がある。昔の人達は「くすり水」と言っておった。
 私も子どもの時に足に「くさ」ができた。ある時、ばぁちゃんが俺を連れて遊びに行った。俺が3歳か4歳の時分かな。
 「足にくさができているが、何かならんか」と言うたら、「私がお経をえがるから、そこの水を汲んでいって、足を洗ってあげれば、直る」と。それで、直った覚えがある。そこの井戸水が良いのかよく分らんけどね。

くすり水の物語が伝えられる井戸。

■地蔵さんは厳しい
 地蔵さんはものすごく厳しい。魚などは絶対そこで食べたらいかん。
 ある時、魚を担いで売って歩く人が、あがってきた。誰もおらんものだから、あそこで休んで、御飯を食べたら動かれんようになったとも言う。


前のものがたり  お店一覧にもどる  次のものがたり