皆さまへ
NPO法人遠野山里ネットとして今回の震災への対応を会員一同・スタッフ8名で
精いっぱい頑張りたいと思います。よろしくお願いします。
これから定期的に、困っていること等の情報を発信したいと思っています。
1 遠野の位置は、沿岸部の被災地、釜石、大槌、陸前高田市、大船渡市等へ
山一つ隔てた内陸部で何処へも1時間足らずで移動できるところです。
ルートは確保されました。
2 幸い遠野は人的被害がなく、3日後には電気も回復しています。
遠野の位置的なこともあり後方支援基地として機能しています。
3 これから被災された方々が避難して来られる予定になっています。
◆本日の情報発信
1 ガソリン等油が不足。数日後は動きがとれません。
後方支援や、ボランティアにも支障、2次災害も考えられます。
遠野の町中は、車の通行が減り、自転車が走っています。
2 政府が石油備蓄を放出と言いました。具体的に何日間で現場のスタンドに届くのか
大臣が会見などでお話しいただければ、パニックは収まります。
3 遠野は少子化によりもとより赤ちゃんの粉ミルクの在庫が少ないところへ、
被災された赤ちゃんが来ることで、粉ミルクが大変不足しています。
赤ちゃんはそれしか命をつなぐ方法はありません。早く手を打ってほしいです。
4 被災地はコメが不足しています。国にはコメはあるはずですが、
農水大臣が会見などでコメ支援を言ってほしい。それまで、
地域で頑張ってほしいと言われれば頑張りようがあります。
5 被災地のライフラインが回復するメドが立ちません。
当面、乾電池、ろうそくが必要です。
6 報道の影響力と、あり方につきまして、リポーターが「現地は何が不足していますか」
という質問に現地の人が何も言えなかったり、「今のところ充足しています。」
という報道に疑問があります。被災地はそのところによって事情が違います。
そのことが被災地全体のイメージにつながることが心配です。
7 スーパーには牛乳はありませんが、近くの酪農家は、
毎日絞しぼらざるを得ない牛乳を捨てているという現象が起きています。
集乳車が油がないことで来ないために捨てざるを得ない状況です。
また、情報発信します。
NPO法人 遠野山里暮らしネットワーク 菊池新一 3/15
<追伸メール>
遠野はこれから、沿岸部から避難してくる人たちへの
お世話をしなければなりません。
市内のいくつかの小中学校が避難所となっていますが
おそらくこれから数千人の単位で増えると思われます。
地域の人たちがボランティアで
炊き出しなどを行っておりますが
今のうちは車にガソリンが残っていますが
なくなってくると動きが取れなくなります。
市内のガソリンスタンドは今パニック状態で
ほとんどのスタンドは売り切れ状態です。
食料もスーパーは買いだめの客がいっぱいですが
何よりもガソリンが必要と思います。
このままガソリンがない状態が続きますと
二次災害が起こりえます。
しかるべき方に伝わるといいと思い、メールを再度お上げした次第です。
よろしくお願いします。
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NPO法人 遠野山・里・暮らしネットワーク
東北まちづくり実践塾
塾長 菊池 新一
〒028−0522 岩手県遠野市新穀町1番11号
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