はちぶせやま 





奥能登の屋根・風土の根っこ

能登町の最高地点・鉢伏山(標高543.6メートル)はとなりあう輪島市の高州山(567メートル)と共に山塊となって奥能登の屋根を形成しています。冬には北西の季節風が日本列島ではじめにぶつかるところでもあり、厳しい寒さと雪をもたらします。そのため北の森(落葉広葉樹林)の代表であるブナ林が標高400メートル付近に残されました。本州ではふつう標高1000メートル以上の高所に分布するブナ林がこのような低山に存在するのは珍しいそうです。


ブナ林の保全

鉢伏山のブナ林は能登の山里であった柳田村(2005年に能登町と合併)が伐採の危機から守り保全したことでも有名で、以下の各賞に選出されました。
1983年「21世紀に残したい日本の自然100選」
    (朝日新聞)
1985年「朝日森林文化賞(自然保護部門奨励賞)」
1986年「森林浴の森100選」(林野庁)
1995年「いしかわの森林50選」



能登町(旧柳田村)

この山には外浦(輪島)から内浦(鵜川)へ抜ける古い街道「岳道(だけみち)」が通り、海と山里を結んだ風土の根っこでした。ふもとの旧柳田村には「猿鬼伝説」や素朴な民話、「合鹿椀」に代表される山里の生活文化、ユネスコに登録された「あえのこと」などの伝統行事が今も 受け継がれています。





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